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ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「たかが世界の終わり」

2025年05月13日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2017年公開の映画の紹介です

監督・脚本・編集は、出演していないグザヴィエ・ドラン。
カナダ・フランスのドラマ映画です。
主演・出演は、ギャスパー・ウリエル、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、
ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ。


(あらすじ)
『12年の空白を経て、再びあの人たちに会おうと決めた。
・・僕の死を告げる為に・・』
飛行機からタクシーに乗り換え、街並みを眺めながら劇作家として活躍中のルイは故郷へ帰ります。
妹のシュザンヌ、母のマルティーヌ、兄・アントワーヌとその妻カトリーヌは、
タクシーを降りて家へ入るルイを喜んで迎えます。
その後カトリーヌが子供たちの事をいつまでもルイに話す事にいらついたアントワーヌは文句を言い、
家族との言い合いが絶えなくなるのです。
話を切り出せないルイは昼食の後気分がすぐれず、
物置小屋でぼんやりしているとカトリーヌがやってきます。
「あと、どのくらい?」
カトリーヌの問いに、ルイは驚いて聞き返します。
するとカトリーヌはアントワーヌの場所を告げ、話をするよう言うのでした。
その後ルイは助手席に乗りアントワーヌと車で出かけますが、
アントワーヌはやはり暴言しか吐かないのでした・・

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戯曲『まさに世界の終り』が原作のようです。

この映画は、カンヌ国際映画祭・コンペティション部門で「グランプリ」と「エキュメニカル審査員賞」を受賞、
セザール賞では「監督賞」「主演男優賞/ギャスパー・ウリエル」「編集賞」を受賞しています。

家族の喧騒が多い中、表情のアップが目立つシーンが続きます。
名演技が続き、惹きこまれていきます。

ルイ役はギャスパー・ウリエル。
「ロング・エンゲージメント」(2005)では、セザール賞・有望若手男優賞を受賞しています。
「ハンニバル・ライジング」(2007) では若きハンニバル・レクターを演じてました。
マーティン・スコセッシが監督したシャネルの香水「BLEU DE CHANEL」のイメージモデルだったようです。

自分を馬鹿扱いするアントワーヌとバトルする妹・シュザンヌ役はレア・セドゥ。
喜怒哀楽をすべて出したような役どころでした。
アントワーヌ役のヴァンサン・カッセルとは、フランス版「美女と野獣」(2014)で美女と野獣のペアだったんですよ。




俳優でもある監督は、向かって左から3番目

皆さま、おたちよりありがとうございます
ギャスパー・ウリエルは数年前に事故で他界しています
お気に入りの俳優さんの一人で、殆どの映画を観ています
もう観れないのが、とてつもなく悲しいです (╥_╥)
コメント
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「地獄の黙示録」

2025年05月12日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1980年公開の映画の紹介です

監督は、フランシス・フォード・コッポラ。
実に生々しい戦争映画です。
主演・出演は、マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、
デニス・ホッパー、ハリソン・フォード。


(あらすじ)
ベトナム戦争の頃の末期。
ウィラード大尉はサイゴンのホテルで出頭命令を待っていました。
ウィラードは待つうちに酒びたりで鏡を砕き、軍から迎えが来た時は血まみれのひどい状態でした。
出向いたウィラードが受けた使命は、カーツ大佐の暗殺指令です。
カーツ大佐は元グリーンベレーの隊長でしたが、ベトナムで正気を失い、独立王国を作っているというのです。
間もなくウィラードは海軍の河川艇に乗り込み、カーツ大佐の経歴を確認します。
途中、危険区域通過の護衛を依頼する為、ウィラードは空軍のキルゴア中佐を訪ねます。
側で爆撃が落ちても平気で歩き回るキルゴア中佐を見て、
ウィラードは戦争でおかしくなるのは皆同じではと思います。
やがてカーツ大佐がカンボジアにいると言う情報が入り、ウィラード達は向かいます。
近づくにつれ、戦争の痕跡は壮絶なものとなっていきます。
いつしかウィラードは、カーツ大佐との対決を楽しみにするようになるのです・・

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劇場版は上映時間153分、2001年の特別完全版はなんと202分!!

この映画はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しています。
アカデミー賞では「撮影賞」「音響賞」を受賞、
ノミネートに「作品賞」「監督賞」「助演男優賞/ロバート・デュヴァル」があります。

映画の原案は、ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』

ウィラード大尉には、ハーヴェイ・カイテル、ハリソン・フォードの名前が挙がっていたんですね。
実際に演じたのはマーティン・シーン。
撮影中心臓発作を起こして、5週間後にやっと現場に復帰したとか。

劇中でもイカレた役のデニスホッパーは、
撮影中ずっとマリファナ漬けで台詞が覚えられずにコッポラと何度もけんかしたんだとか!!!




お立ち寄りありがとうございます
理解しづらいシーンが、多々あった気がします
コメント
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「ゆれる人魚」

2025年05月12日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2018年公開の映画の紹介です

監督は、アグニェシュカ・スモチンスカ。
ポーランド製作の、ファンタジーエロティックホラーラブロマンス
グロテスクミュージカル映画です。


(あらすじ)
ポーランド、ワルシャワ。
ある夜海辺でギター片手に3人の若者が歌っている姿を、
海の中から人魚の姉妹が見ていて口ずさみます。
人気のあるストリップクラブでは、支配人が匂いが気になって店内を見周ります。
すると歌手の女性が姉妹の少女を紹介し、
なんとコップの水をかけると2人は人魚になったのです。
姉のシルバーと妹のゴールデンはステージに立つことになります。
女性歌手が歌う後ろで、水槽の中で人魚の姿の姉妹に、会場は拍手喝さいでした。
間もなくシルバーは、若いベース担当の青年と恋に落ちます。
ゴールデンは孤独を感じ、外に出ると車の中で男性を襲って食べてしまうのでした。
ある時、自分も人間ではないと言う男性からゴールデンは忠告を受けます。
「シルバーから目を話すな。
恋をした男性が他の女性と結婚すると、夜明けに泡になってしまうから」

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シルバー役はマルタ・マズレク。
ゴールデン役はミハリーナ・オルシャンスカ。

この映画はサンダンス映画祭/ワールドシネマコンペティション・ドラマ部門審査員特別賞を受賞しています。




お立ち寄りありがとうございます
ちょっと・・かなり不思議系の映画で、印象が強い映画でした
2人の人魚たちはとても可愛かったです
コメント (4)
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「ドクター・スリープ」

2025年05月11日 | ユアン・マクレガー
2019年1公開の映画の紹介です

監督は、マイク・フラナガン。
「シャイニング」(1980)の40年後、スティーヴン・キング原作のホラー映画です。
主演・出演は、ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン、
クリフ・カーティス、ジェイコブ・トレンブレイ。


(あらすじ)
1980年。フロリダ。
オーバールックホテルで大変な目に会ったダニーは、フロリダで母と暮らすも女性の亡霊に悩まされます。
ある日ダニーの目の前に、同じ“シャイニング”を持つディックが現れ助言をするのです。
2011年。ニューハンプシャー。
ダン(ダニー)は“シャイニング”を抑える為、酒におぼれ自暴自棄になっていました。
ある日人の良いビリーと出会ったダンは、住む場所やケアグループを紹介されます。
ホスピスで働くうち、ダンは“シャイニング”の使用法を見つけたのです。
2019年。ニューハンプシャー。
少女・アブラは強い“シャイニング”を持ち、
ある集団の残虐行為を知り、ダンにメッセージを送ります。
ダンは壁一面の黒板が割れる音で目を覚まします。
鏡越しに「REDRUM」と読むメッセージ、
黒板には「MURDER」(殺人)と書かれていました・・・

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あらすじでは“ある集団”が省略されていますが、
映画は、ダンとアブラと“ある集団”が同時進行します。

シャイニングのダニー役、ダニー・ロイドがカメオ出演していて、
野球場の観客の中にいたようです。

前作「シャイニング」のスタンリー・キューブリック作品について批判的だったスティーヴン・キング。
今回の監督マイク・フラナガンについては、
「おおらかな心を通して研究してくれて、いろいろな点に“温かさ”が加わっている」
「人とは違う“特別な力=シャイニング”を持つダニーを通して、
誰にも通じる普遍的な“勇気”というテーマを伝えたかった」

ダニー(ダン)役は、ホラーは珍しいユアン・マクレガー。
キングも太鼓判を押す演技。
あまりにも有名なジャック・ニコルソンの、あのシーンについて、
「(演技は)あくまで普通にやろうとした」
とか。




↓ 公式ホームページのトップです

皆さま、おたちよりありがとうございます
カテゴリ整理のための再アップですが、実は再見もしました
やっぱりスティーブン・キングは素晴らしい
映像の面白さも格別です
コメント
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「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」

2025年05月10日 | 実話をもとにした映画
今年1月公開の映画の紹介です

監督は、アリ・アッバシ。
今や毎日ニュースで目にする日が続く方の、伝記映画です。
主演・出演は、セバスチャン・スタン、ジェレミー・ストロング、マリア・バカローヴァ。


(あらすじ)
1970年〜1980年代。ニューヨーク。
父親の不動産業を手伝っているドナルドは、あるバーで弁護士ロイ・コーンから声をかけられます。
後日改めてロイに会いに行ったドナルドは、不動産業が政府から圧力をかけられていることを相談します。
相手にしなかったロイですが、ドナルドの野望に興味を持ち手伝うことにします。

ルール1:攻撃・攻撃・攻撃
ルール2:非を絶対に認めるな
ルール3:劣勢でも勝利を主張し続けろ

更に自分に100%従うようロイは伝え、示談に持ち込むことに成功したのです。
その後ドナルドは、一等地に高級ホテルを建てたりビジネスを拡大していき、
ロイは口をはさむことも出来なくなるのです・・・

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まぁ、特に興味もありませんし観ないつもりだったんですけどね、
演じたセバスチャン・スタンのファンなんですよ。
もう、ホントに、トランプになり切ってました。

原題に表記される『The Apprentice』は、
「見習い」という意味のようです。
※ トランプ自身が出演していたリアリティ番組と同じタイトルとか。

トランプ演じたセバスチャン・スタン曰く、
「トランプを批判する映画でも、礼賛する映画でもありません。
トランプの役に関しては、それとは別の特別な難しさもありました。
彼があまりにも有名だから。
(観客には)トランプの先入観を捨てて、変化していくストーリーに同行してもらいたかった。」
※ ゴールデングローブ賞ではこの映画の主演はノミネートのみ、
もう一作品の「顔を捨てた男(原題:A Different Man)(コメディー/ミュージカル部門)で主演男優賞を受賞しています。

ロイ・コーン役は、ジェレミー・ストロング。
「ハプニング」(2008)がデビュー作品だったんですね。
他、「リンカーン」(2012)、「ジャッジ 裁かれる判事」(2014)、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(2015)、
「セレニティー:平穏の海」(2019)、「ジェントルメン」(2020)、「シカゴ7裁判」(2020)、
など、私が観る系の出演が多いようでして全部観ています。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
時々ニュースに上がるトランプについて、
なるほどなぁと思う事しかりの創られ方でした
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