メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

「棺姫のチャイカ2」感想

2014年12月23日 20時29分02秒 | アニメ
終わり方は、まあ、あんなものだろうな。
やはりスケール感というか、ダイナミックさというかが足りなかった。
最終話近くはいいところまで盛り上がってきていたのは確かなのだが
いかんせん。
敵が自ら墓穴を掘る行動に出た(サバターをわざわざ要塞に招き入れる)のがきっかけで
手に入れた魔法武器に裏切られてアッサリ消し飛ぶ…という。

少々気になったのが、
魔法武器のエネルギーとして使用者の“記憶で代替する”といった設定だ。
これってサンライズの「革命機ヴァルヴレイヴ」のロボットのエネルギー切れの時と設定が同じだよな?
“よくある設定”なのかしらん?
自分では「ヴァルヴレイヴ」で感心したクチなので
「チャイカ」でこの設定が出て来た時には“あらら”と思ったものだ。
で、都合のいいところでこの設定が活きるのね。
明らかに魔法武器(ガンドという長距離砲?)の無駄撃ちをして魔法弾を枯渇させ、
最後には自分の“ここまで辿り着く過程で知ってしまった忘れてしまいたい事実”を燃料に
ガズ皇帝を撃ち抜き、リセットされたアタマ(しゃべり方まで変わっていた)で
最後はサバターと穏やかに暮らす。
めでたしめでたし。

そりゃあ“本人が計算した行動ではない”とヒトは言うだろう。
事実、その通りだとは思うが
“どこぞの都合のいいイカシた設定を引っ張り出して当てはめた筋立て”という
感想を抱いてしまったのだから仕方がない。
あまりに綺麗に決まったものだから、予定調和過ぎてポカーンな感じだったぞ。
そういった意味では「良い最終回」のクチに入るのかもしれないが。

そうそう、ジレット隊の女の子(ジレットに惚れてるヤツ)がチャイカっぽくなっちゃったが
アレってなんでなの?説明ってされてたっけか?全く覚えがない。
彼女もガズの作った術式?
まあ、なんだかんだ言ってもBDに残すので、見返す時に確認するか。
やれやれ。

このアニメ、嫌いじゃなかったんだよなあ。
「キャプテン・アース」と一緒に応援していたのに。
そうか、自分はBONESのファンなのかもしれないな。
どちらも“みんなが幸せになるなら、それでいいや!”という
非常にストレートな感想で締めくくりたい。

もちろん面白かったに違いないぞ。
が、強くはオススメはできない。
BONESファン向け?