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必死剣鳥刺し

2010年07月20日 | 映画

暑くてなんにもする気にならなかった3連休最終日
「必死剣鳥刺し」観に行ってました


          
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【鳥刺し】
 それは、必死必勝の剣。その秘剣が抜かれる時、遣い手は、半ば死んでいるとされる。

そんな説明書きがついてた「必死剣鳥刺し」。
久しぶりに観た時代劇です

江戸時代の東北、海坂藩。
藩主は政治と金に口出しする側室の言いなりになっていた。
その進言に人命までも奪われる、重苦しい城下で、
ひとりの男が側室を切り捨てた。
男の名は兼見三左エ門(豊川悦司)。
最愛の妻を亡くし、己の死に場所を求めての所業だった。
しかし、兼見の罪は1年の閉門。
それが終わると元の藩主の元で近習頭取を仰せつかる。
側室の死後も変わらぬ領民の困窮。
自分の行為に意味はあったのか?自問自答する兼見。
そしてなぜ、自分は生かされているのか?
2つ目の疑問には答えが用意されていた。
中老の津田民部は、兼見が必殺剣の遣い手であることを知り
藩主を暗殺しようとしている帯屋への盾に使おうとしていた。
やがてくる帯屋との対決。
だがその結末は、兼見にとって非情なものとなる・・・。

お話は、そんな感じです

誰も見たことのない必殺の鳥刺し
最後の最後に出てくるんですが・・・

そりゃ、誰も見たことないだろー

思わず突っ込みを入れたくなりましたが、剣はとてもカッコよかったです
とっても意外でしたが

この映画、トヨエツが見たくて行ったんですよ
恋愛がらみが多い現代モノじゃなくて、クールなんが見たくて
トヨエツ、大きいですね~
帯屋(吉川晃司)との立合いでも全く引けをとらない。
着物着るから、シャツ&スーツのTVコマーシャルよりは
ずっと細身になるけどね
や、この立合いと最後の鳥刺し、カッコよかったです

ただね

「本当の映画を観たい大人たちへ」って謳い文句があったんだけど・・・

観客の大半はご老人で
大人っちゃー大人ですけれどもさ

入れ歯が落ち着かないのかくちゃくちゃさせてたり
足元が落ち着かないのか靴でゴンゴン床けってたり
思いもよらない音をずーーーーーっとさせてんですよ
しかも、お茶の間感覚で、大声で「あれ、まぁ、この人!」とか喋り合ってるし

老い先短いご老人だから、そっとしといたけどさ・・・
私よりずっと長生きしそうな、ストレスレスな傍若無人さだったさ

次から時代劇はご老人の少ない21時過ぎから観に行こうと心に決めました