切ったら泣かすよ

好きになるってムツカシイ

出口のない海

2006年09月18日 | 映画

今日は映画を見に行った
戦争モノは苦手だけど ・・・。
日本は戦争のこと、学校教育でなにも伝えないし、私も詳しく知らない。
なんとなく忌むべきものって感じで、見ないようにしてるきらいがある。
学校教育は終わっちゃったからさておき。
日本人が作る戦争映画くらいは見ておこうかなぁと思った。
映画は好きなジャンルだから、本を読んだりするより苦にならないし

出口のない海は、カミカゼ特攻隊の海軍バージョンだった。
回天という1人乗りの潜水艇に乗って、敵艦に突っ込んでゆく。
平たく言えば、人間魚雷だ。
カミカゼほど知られてないから、そんなに活用されなかったのかもしれない。
操縦方法がややこしいし、なんだか故障が多そうだった。

1人で死ぬなら、海底より空の方がいいなぁ、というのが私の感想だ。

あと、人は海から生まれたのに、
どうして海では生きられない生き物になっちゃったのかなぁって思った。
人の血の中には海が流れているのに、
人は海で生きる術を、遠の昔に失っているのよね。

海に生まれたものには、海が全てで。
そこには入り口も出口もあるはずがないのに。

人は体の中に閉じ込めた海を抱いて、どこまで歩いてゆこうとしてるのかな。