今年最強といわれた台風19号。
いわゆる雨台風であった。
「小諸なる 古城のほとり
雲白く 遊子(ゆうし)悲しむ」
島崎藤村が叙情たっぷりに詠った千曲川。
一旦、牙をむくと大きな災害をもたらす大河と変貌する。
自然をあるがままに見、詠うためにも災害に強い国づくりが必要だ。
毎日、水面を眺めながら散策する川縁も一夜明ければ泥まみれと化す。
国の安全を守るといって莫大な金をつぎ込んで戦闘機やミサイルを買いこむ。
美しい自然とそれを守るためにこそ金は使われるべき。
地球温暖化によりこれまでと比べ物にならない台風・豪雨が日本を襲う。
「これまで経験したことのない」という言葉が頻繁に出てくる。
少子高齢化のなか災害地のボランティアも減少するだろう。
憲法改正などとタワゴトを言っている時ではない。