３日、記者会見した石原元東京都知事。
間違えていた箇所があるので訂正文書を配布。
市場長に委任していたので自分で印鑑は押していないと。
愚かなことを。
どの組織でも大きくなればすべて一人の責任者が目を通すことなどできない。
それゆえ金額・規模などを定めて委任する。
委任を受けた者が都知事の印を押して決済をする。
もちろん何か問題が起これば決裁した者の範囲で処理する。
その件では市場長の上司に報告し場合によっては都知事に報告が上がる。
そのことをもって自分に責任なしとするのは違うだろう。
何か、証人として招致された時の布石か？
それと小池知事に対して法的手続きを取るとも。
何をもって訴訟に持ち込もうとしているのか。
これも百条委員会に対する布石か？
肝心の質問にはボケた振りをして、持論だけはかつてのような調子でまくし立てる。
百条委員会での質疑が見ものだ。
医師が付き添うというから都合が悪くなったら、即、ドクターストップか？
昨年の安倍・プーチン会談後潮が引くように「北方領土返還」の言葉が地元から聞こえてこなくなった。
聞こえてくるのは「北方四島」でロシアと如何に経済活動をするか、である。
農業・医療、そして漁業まで、である。
高額の入漁料を払って行われてきたサケ・マス漁業。
突然、一方的にロシア排他的水域での全面的禁漁を通告された。
かつてのサケ・マス漁において漁獲量を超過したと言っては船もろとも没収され
領海に入ったと言っては船もろとも船長も長期にわたって拘留された。
高額な賠償金を払わされて釈放。
これが、かつての日ソ漁業の実体である。
安倍首相が北方で経済活動を共にしようと言い、まるで領土返還がなるかのように言った。
だが、ロシアが自領の姿勢を崩さない限り「返還」などあり得ない。
プーチンもそのように言及している。
そういう中でいくら共同と言っても、うまい汁をロシアに呑まれるのが関の山。
どこまで人がいいのか。
元島民二世であっても経済的に厳しい道東の地では先行き不透明。
わらにもすがりたい気持ちは分かるが、自民党政権が続く限りありえない話。
北方四島における経済共同もよく見ておかなくては・・・。
