最高裁判決。
妻と息子に監督責任はない。
一審は二人に監督責任あり、高裁は妻だけに責任ありの判決。
注目された最高裁は二人とも責任なし。
高齢化社会と言われて久しい。
認知症の家族を持つ家庭も増えてきている。
こういった社会でこういう裁判がこれから増えこそすれ減ることはないと思われる。
今回は鉄道会社が訴訟を起こしたという案件。
しかし、現在係争中の案件では、認知症で運転していて子供をはねて未だに意識不明で治療中という裁判もある。
いくら家族で同居していても四六時中見張っているわけにもいくまい。
まして認知症でなくとも足腰が不自由な家族が同居しているとその世話の大変さは想像に難くない。
犬や猫じゃあるまいし鎖でつないでおくわけにもいかないだろう。
今後、この手の裁判が増える可能性は大だろうし、原告も被告も共に大変な問題を抱えることになる。
社会全体の大きな課題でもあろう。