クレディアは、同社の顧客情報1万3000件について漏洩の可能性があると発表した。
同社によれば、1996年から1998年までの間に千葉支店において契約に至らなかった顧客の個人情報が漏洩している可能性があるという。本来破棄されているべき情報だったが、同社の元へFAXにより写し2件が送付されたことを受け、調査を行ったところ、破棄の状況が不明であると判明した。
漏洩のおそれがある顧客情報は1万3000件程度。一部報道によれば、氏名や住所、勤務先をはじめ、融資に関する情報も記録されていたという。同社では、社内ルールの徹底と情報管理体制の強化に取り組みたいとしている。
同社では、6月26日に取締役会において新株発行や自己株式の売り出しを発表していたが、今回の漏洩を受けて幹事会社と協議した上で中止とした。それを受け、需給悪化を懸念していた市場は今回の公募中止を好感、前日比+130で7日の取引を終えている。
IT保険ドットコム 2005年7月7日
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※この件に関する説明が以下のように掲載。
各位
平成17年7月6日
このたび弊社のお客様情報の一部が社外に流出している懸念が生じました。
お客様ならびに関係各位の皆様には、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後の再発防止に万全を期して参ります。
経緯
弊社千葉支店の、既に廃棄されていたと判断されていた平成8年当時の不成立顧客情報(「契約に至らなかったお客様」の「申込み受付用紙」)2枚の写しがファックス送信され、調査いたしましたところ、平成8年4月より平成10年12月までの33ヶ月間における推定13,000件程度の前述の申込み受付用紙について、その廃棄状況が不明で流出の可能性があることが本日判明いたしました。
現時点におきましては、お客様からの被害に関するお申し出については頂戴しておりませんが、 お客様の重要な情報をお預りする金融機関といたしまして、二度とこのようなことが起らぬよう、社内ルールの徹底と情報管理体制のより一層の強化・充実に全社をあげて取組んで参ります。
今後、新たな事実が判明した場合には、速やかにご報告させていただきます。
以 上
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重要なお知らせ
平成17年7月7日
株式会社 クレディア
代表取締役 石尾 頼央
この度、一部新聞等で報道されております弊社千葉支店において判明しました顧客情報流出につきまして、弊社とお取り引き頂いておりますお客様には多大なるご心配をお掛けしました事を、深くお詫び申し上げます。
今回、流出・紛失した可能性が有ると思われる顧客情報は、新聞報道の通り7年~9年前に弊社千葉支店にお申し込み頂きましたが、ご融資にお応えできなかったお客様の個人情報に限定されたものであり、現在弊社とお取り引き頂いておりますお客様の個人情報につきましては、万全の管理体制で個人情報保護に努めておりますので、流出の可能性はございません。
今後、このような事態を招く事がないよう、社内ルールの徹底と更なる個人情報管理の強化を図り、全社を挙げて個人情報の保護に万全の体制で臨んで参ります。
(本件に関するご注意事項)
本件、個人情報の流出範囲や時期を調査しておりますが、現段階において判明している事実として、7年~9年程前のものであり、これまで本件について、お客様からお問い合わせや苦情等がないことから、被害が及ぶ可能性は極めて低いと考えております。しかし、近時は違法請求詐欺や違法業者による勧誘等が横行している為、十分にご注意して頂きます様、お願い申し上げます。
又、本件についてのご不明な点や確認したい内容については、下記サービスセンター迄お問い合わせ下さい。
【サービスセンター連絡先】
フリーダイヤル:00120-001020
以上
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