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福岡市三セク「サン・ピア博多」再生法

2005年09月14日 18時34分30秒 | 福岡県・市
福岡市・博多港の商業施設「ベイサイドプレイス博多ふ頭」を運営する福岡市の第三セクター「サン・ピア博多」の楢橋貞雄社長は13日記者会見し、民事再生法の適用を福岡地裁に申請、受理されたと発表した。負債総額は約39億1000万円。福岡市の三セクの破綻は初めて。

 ベイサイドプレイスは1991年の開業当時、年間来場者数が400万人を超え、市内でも有数の集客施設だった。しかし、近隣に大型商業施設が開業し、近年は来場者が減少。加えて、「博多1番風呂」など核テナントを経営していたベイサイドシティ(福岡市)が6月に自己破産を申請、テナントが休業したことが経営に打撃を与えた。

 サン・ピア博多は1988年の設立以来、2000年3月期まで赤字が継続。設立以降、17年間で最終損益が黒字となったのはわずか4年のみ。売上高はピークの95年3月期で7億円強だったが漸減し、05年3月期は約5億円だった。

 同社は現在、複数のスポンサー(支援企業)候補と交渉中で、ベイサイドプレイスは今後も通常通り営業を続ける。

 楢橋社長は「(近隣の大型施設開業などの)環境の変化が大きな要因と考える。自力で対応できる状況に持っていこうと努力したが、限界になった」と話し、再生に向けて「できるだけ商業施設を活性化してくれるスポンサーを確保したい」と語った。

 サン・ピア博多は1988年設立。資本金4億円。福岡市が5%、市の三セク「博多港開発」が10%を出資している。そのほか、市から約3億4000万円の融資を受けている。

 福岡市の山崎広太郎市長の話 誠に残念に思っている。ベイサイドプレイスは開業以来、市民に親しまれる水辺の観光スポットとして集客・交流に寄与してきた。ターミナル機能を確保しつつ、営業が継続されながら、貴重な親水空間として再生されることを期待する。

日本経済新聞 2005年9月14日

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