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あれこれ備忘録

色々と関心のある記事をメモ。
元記事がすぐに削除されるケースも多いですからね。

琵琶湖にピラニア、初捕獲 水産試験場が発表 放流か

2005年09月14日 02時52分20秒 | 漁業[Other News]
 滋賀県水産試験場(彦根市)は12日、アマゾン川などに住む肉食性の魚ピラニアが、琵琶湖で初めて捕獲されたと発表した。

 捕獲されたのは、南米大陸原産のピラニア・ナッテリィ1匹で、体長15・7センチ、95・6グラム。成魚かどうか、雄雌も不明という。同日朝、高島市新旭町饗庭沖約1キロで漁業者が外来魚駆除用に仕掛けた刺し網にかかっているのを見つけ、同試験場が回収した。

 同試験場によると、琵琶湖を含め県内でのピラニアの捕獲は、集計を始めた1994年以来初めて。国内では観賞用として流通しており、ペットとして飼っていたものが放たれたらしい。

 同試験場は「越冬は難しいが、生存中は在来種が食べられてしまう可能性がある。人に危害を加える恐れのある魚を琵琶湖に放流するなんて、とんでもないこと」と話している。

京都新聞 2005年9月12日

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華やかな“ブランド競争”は銀座だけの話ではなかった!?

2005年09月07日 11時19分12秒 | 漁業[Other News]
 ひさしぶりに、ここ一番の勝負バッグ(なんの勝負だ?)を買おうとデパートに行ったら、浦島太郎の私がいた。
 エルメス、グッチは知っている。プラダにシャネルも。もっとも、そうしたラインは手の届かぬ存在であるからして、ブランド抜きで、なにか、と探してみるが、知らぬブランド名が、そこには溢れていた。
 ファッション雑誌のエディター(編集者とはいわぬのが通例)と呼ばれた時代、ブランドの傾向と対策は私の血であり、肉であった。たいていのことは把握していた。なのに……。
 オーイ、亀よ、助けてくれい。
 龍宮城、もとへッ! 河岸へ戻れば、そこもまたここ数年は、なにやらブランド攻勢がチラホラの世界。
 ブランドに、なにゆえこだわるのかって。しかたないじゃない。ブランド命と教えられた過去は、そう簡単にはぬぐい去れないの。
 お魚界のブランドといえば、関あじ、関さば。釣りという漁法にこだわり、きめ細やかな出荷方法で、大衆魚からみごと高級ブランドとなった佐賀関漁協出荷の魚たちだ。
 続けとばかり、昨今、ブランド名を記した魚たちが登場しているのだ。
 アジでいえば、五島列島から対馬海域で巻き網で揚がる“旬(とき)あじ”。五島列島の瀬付きアジ“ごんあじ”。島根県浜田漁港からやってくる“どんちっち”なんて、かわいいなぁ。浜田では、お神楽のお囃子を「どんちっち」と呼ぶそうで、そこから付いた名だ。こうしたアジたちは、網でとる親しみやすいお値段だが、高級釣りアジとして、その名を欲しいままにしているものといえば、ズバリ産地名を記した“淡路”に“出水(いずみ)”というとこか。
 サンマも、負けてない。すでに夏休み前には初サンマが北海道から河岸へとジェットで到着。北海道は、全国の水揚げ量の4割を占める地だが、ブランド合戦賑やかだ。
 サンマは、今や塩焼きよりも刺し身が人気。そこらから、鮮度を強調したネーミングが目につくのも特徴。根室管内・歯舞(はぼまい)漁協は、舞い上がる鮮度のよさをうたって「舞さんま」。釧路漁協は「青刀(せいとう)」と、青光りする抜き身の刃をイメージ。なんか、すごそう。
 こうして印象的なネーミングで差別化をはかるわけだが、魚の場合、そのブランドたるゆえんは、品質管理やトレーサビリティ(生産履歴)が大きく関係している。
 サンマでみると、紫外線殺菌した浄化海水を凍らせた微粒氷を使っての流通で、より高度な鮮度保持を開発した漁協。漁獲海域や生産者、水揚げ日時などをインターネットで開示するのは常識で、携帯電話の画面にそうした情報を示すシステムまで取り込んだ漁協もある。ほのぼのサンマの影には、なみなみならぬ人知、英知が駆使されているのだ。
 ところでお魚界にブランドという風が吹き始めると、ニセモノが登場するのも世の常、ひとの常。先日は、ニセ関あじのことがテレビで放映されていた。
 ツラツラ眺めながら、ふっと頭に浮かんだのは、ファッションの女王、シャネルの言葉。
「真似されるのは、品質が優れている証拠」
 ニセモノは、ホンモノを決して凌駕できない、という自信をあらわすエピソードである。この言葉は、またブランド信仰へのアンチテーゼとも受け止められまいか。名前によりすがる愚かさを皮肉っているというか。
 要はホンモノを見極める目。
 その意味で、仲卸は目利きの集団。プライドもあってか、店頭では、ことさらブランド名を強調する売り方は、あまりしていない。
 でも、店頭にブランド魚が並べば、お客さまとそれについて盛り上がるのも確か。私なぞ、産地から送られてきたブランドストーリー(チラシ)など、せっせと読み、セールストークに使わせていただいているのだが。
 ま、河岸へやってきてまでも、ブランドと聞けば、ほっておくことができない私の性分、なぜか哀しい。

dancyu 2005年10月号

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6漁協が合併仮契約書に調印 来年1月「舞鶴市漁協」設立へ

2005年09月02日 19時07分42秒 | 漁業[Other News]
 来年1月1日付で合併を予定している京都府舞鶴市内の6漁協が30日、同市北吸の市政記念館で合併仮契約書調印式を行った。6漁協は舞鶴、田井、成生、野原、小橋、三浜の各漁協で、合併して「舞鶴市漁協」を設立する。

 府内のその他の漁協は、すでに市町(京丹後市は旧町)単位の合併を終えており、合併後は宮津市や伊根町、網野町などの5漁協とともに「府内1漁協」を目指す。

 式には各漁協の組合長や府、市関係者ら約30人が出席。合併推進協議会会長の西川順之輔・舞鶴漁協組合長が「漁業を取り巻く環境は厳しいが、豊かで活力ある漁村・漁業を目指すため、合併実現に協力をお願いしたい」とあいさつ。6漁協の組合長と立会人の江守光起市長が仮契約書に調印した。

 6漁協は経営基盤の強化などを目的に、2001年4月に合併検討委員会を設け、協議を進めてきた。今後は、各漁協が9月9日に開く臨時総会で組合員に説明。新たに設立委員会を立ち上げ、来年1月1日の新組合発足を目指す。

 新しく出来る舞鶴市漁協は組合員約600人で、昨年の漁獲高合計は約13億円で府内最大となる。現在の舞鶴漁協を本所とし、他の5漁協に4支所(小橋と三浜は統合)を置く予定。

京都新聞 2005年8月30日

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魚消費の低下に危機感 沼津でタウンミーティング

2005年09月02日 18時50分31秒 | 漁業[Other News]
 「県政さわやかタウンミーティング」が29日、沼津市の内浦漁業協同組合で開かれ、県の水産関係の職員と、東部地区の漁協、水産関係者が水産物の販売戦略などをテーマに意見交換した。
 竹内純一県水産総室長が県の水産施策について、(1)消費者の求める水産物の生産、供給(2)海の恵みの持続的な利用(3)魅力ある漁村づくりを目指した豊かで活力ある「浜」づくり―の3本柱で展開していることなどを説明。具体的な事業として11月8日に東京で「水産王国しずおかシーフードフェア」を開催することなどを紹介した。
 意見交換では、燃油価格の高騰で漁業が圧迫されている現状や、魚の消費の低下などで危機感をあらわにする地元の漁業関係者が行政に対し、対応を求める意見が相次いだ。一方で行政側も、「市場がサバイバルの時代になっている。行政からのお金で何とかなった時代ではない。魅力のある市場になるよう、お互いに工夫していかなくては」と呼び掛けた。

静岡新聞 2005年8月30日

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南西石油、また油漏れ 海上に800メートルの帯

2005年09月02日 18時48分43秒 | 漁業[Other News]
 石油精製業の南西石油(西原町小那覇、大内健伍社長)で29日午前11時ごろ、海上に延びる送油管から軽油が漏れ、約800メートルにわたって海上に流出する事故があった。同社は中城海上保安署と連携しオイルフェンスを設けるなど対応。海水をかき混ぜ浄化させる航走拡散処理を行い、午後1時半ごろまでに流出した油を処理した。
 同社によると流出量は約4・05リットルで「漏れは少なく、環境に影響はないと考えている」と説明。今後、送油管の点検回数や方法などを強化する考え。同社では7月にも西原製油所内で油漏れが発生しており、西原町の新垣正祐町長は同日、会社を訪れ事故に抗議、再発防止を求めた。
 油が漏れたのは陸上と船の接岸部分をつなぐ約1000メートルの海上桟橋の、陸上から約450メートル地点。送油管は直径20・32センチの鋼管で、常時軽油で満たされている。流出は下部が腐食したためとみられる。
 同日午前11時ごろ、同社の海上設備補修などを行う業者が漏れを確認。付近を約200メートルのオイルフェンスで囲んだほか、桟橋から南西約1キロの海上に約400メートルのオイルフェンスを設けるなどの措置を取った。
 同社は送油管を約2年に1回点検しており、前回点検時(2003年11月)には異常は確認されなかったという。
 現場を確認した新垣町長は大内社長に「前回からまだ1カ月余り。事故が多すぎる。『施設の老朽化』では済まされない。老朽化に対応する危機管理が不足している」と強く抗議。「今後、事故の有無にかかわらず同社との定期的な会議の場を設け、安全対策強化を働き掛けたい」と話した。
 与那原・西原町漁業協同組合は「影響は南西石油からの報告を受けてからでないと分からないが、天然のヒジキに影響が出る可能性がある」と懸念、来月の理事会で議題にしたいとしている。

琉球新報 2005年8月30日

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イカナゴの生態紹介 水産技術センター

2005年08月26日 19時27分24秒 | 漁業[Other News]
 県立水産技術センター(明石市二見町南二見)の職員が研究内容を披露する「県立水産技術センター研究発表会」が二十三日、同センター漁業研修館であり、同センター資源部の中村行延主任研究員が「イカナゴは来年も豊漁か?」と題して話題提供した。

 市民や漁業者に同センターの日ごろの研究内容を知ってもらうため、十七年前から開いている。

 発表会では、同センターの職員七人と財団法人「ひょうご豊かな海づくり協会」の技師が壇上へ。百二十人の入場者を前に、「兵庫の天然アユ研究の現在と未来」「ガザミ(ワタリガニ)の稚ガニができるまで」などのテーマで講演した。

 今年、播磨灘で豊漁だったイカナゴについて発表した中村主任研究員は「イカナゴには三月下旬から十月まで、砂の中で休む夏眠(かみん)と呼ばれる時期がある」などと、生態や分布などについて説明。「一九六〇―二〇〇四年の間、その漁獲量は兵庫県と北海道で一、二位を争っている」と述べた。

 来年のイカナゴの漁獲量については「季節風や水温など環境要因に左右される」と解説し、「現時点では予測することは不可能だが、来年二月上旬には予報が出せる」と話した。

神戸新聞 2005年8月24日

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松阪 アマモ 海岸に群生

2005年08月26日 19時22分49秒 | 漁業[Other News]
干潟造成予定地 県、保護へ計画変更も

 松阪市三雲町の五主海岸で、海草・アマモの大規模な群落が見つかった。今年度から干潟を造成するため、県が調査に入って分かった。伊勢湾内は埋め立てや汚染でアマモが減っており、広範囲に繁殖しているのはわずか。県は専門家に検討してもらい、保存が必要との結論が出たら、造成計画を変更して保存する構えだ。

 県津農水商工部水産室によると、アマモ場は雲出川と三渡川の間の陸地から100メートルほど離れた浅場で見つかった。密度は異なるが、500メートル四方に生え、造成予定だった干潟の場所とかなり重複していた。

 このため、県は三重大や国立環境研究所、関係市町や漁業協同組合などの12人からなる干潟検討委員会に検討を依頼。県の担当者は「アマモが繁殖していたのは海の環境を考えると結構なこと」といい、さらに詳しく調査し、結果を踏まえて委員に検討してもらい、必要なら造成干潟の場所も変更するという。

 この海域は以前、県内屈指のアサリ漁場だった。しかし、複数の河川が流れ込み、潮が引いても干出しなくなってヘドロもたまるなどしている。このため、河口部で陸地化した場所や船の通る水路を掘削して出た砂13万6千立方メートルを使い、干潟を造成する計画だ。

 現場付近では冬場、ノリが養殖されている。以前はアサリの宝庫で、二十数年前は年に約320トン取れ、県内の2割以上を占めたほどだったが、02年は215トンだった。県は造成干潟がアサリの再生産に役立つことを期待している。

 三重大生物資源学部の前川行幸教授(藻類学)は「アマモは、ここ(五主海岸)に以前からあったが、点在していた。急に増えたりするので理由ははっきりしないが、せっかく生えたのだから手を付けない方がいい」と話す。
 伊勢湾内で三重県側の沿岸に分布するアマモ場は、今では松阪市内の松名瀬海岸、二見町の池の浦海岸など、わずかという。

朝日新聞 2005年8月25日

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日本水産、中国でウナギ養殖拡大

2005年08月18日 19時52分55秒 | 漁業[Other News]
 日本水産は中国でウナギの養殖事業を拡大する。年間3000トンを出荷している現在の体制を2006年に4000トンに強化、さらに09年をメドに6000トンまで増やす。同社が養殖するウナギの約6割が日本向けだが、欧米での引き合いが増えているほか、中国国内でも高級魚として需要が拡大しているのに対応する。

 日水は厦門日水龍鵬養殖(福建省アモイ市)で事業を展開。現在養殖池2カ所を持つが、06年に1億―2億円を投じて新たな池を整備して養殖量を増やす。ウナギの炭火焼きや袋詰め、スライスなどの加工を手掛ける厦門龍鵬食品(同)の製造ラインも増強し、加工した状態で国内外に出荷する。

日本経済新聞 2005年8月14日

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地上の“海”でトラフグ育成 栗原に大規模養殖施設

2005年08月18日 19時47分16秒 | 漁業[Other News]
 宮城県栗原市築館の丘陵地に、陸上では国内最大のトラフグ養殖施設が完成した。農業生産法人「高森ファーム」=大場一豊社長(55)=が、同社の敷地内に大型の水槽を設けた2棟を建設し、養殖を始めた。来年夏には約4万匹を出荷する。大場社長は「栗原をトラフグの一大生産地にし、フグの食文化も根付かせたい」と意気込んでいる。

 トラフグの養殖は、沿岸部で行う海面養殖が一般的だが、最近は「内陸養殖」の技術開発が進んだ。大場社長が導入したのは、場所を選ばない「閉鎖循環式陸上養殖システム」。

 養殖施設はそれぞれ約1000平方メートル。各棟に170トンの水槽二つが設けられ、一つの水槽で約1万1000匹のトラフグが養殖できる。
 稚魚2万2000匹は既に長崎県から購入し、8月下旬にさらに2万2000匹を仕入れる。約9センチの稚魚は一年で30センチ、1キロほどに成長し、出荷が可能になるという。

 ろ過した海水の温度を一定に保ち、スクリューによる流水でトラフグを運動させて身を引き締める。閉鎖した環境のため病原菌混入の心配がなく、薬品も不要。大場社長は「安全で安心。海面養殖特有の日焼けなどがなく、身がきれい」と説明する。

 技術を開発したメーカーによると、陸上養殖の利点は(1)冬場の海水温に影響されず、成長が早い(2)肉質が良い(3)管理しやすい(4)出荷できる割合が90%と海面養殖より高い―などだという。
 使用電気量を通常の4分の1にするなど低コストを実現させ、採算が取れるめどがついた。メーカー側は「陸上養殖はブランド品として売り出せる。設備的には国内で最大規模だ」と話す。

 大場社長は「将来は養殖規模を20万匹ほどの施設にし、年中出荷できるようにしたい」と夢を膨らませている。

河北新報 2005年8月13日

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自己資本比率8%台目指す 宮城県信漁連、増資を計画

2005年08月14日 09時05分14秒 | 漁業[Other News]
 宮城県の漁協が2007年度内の設立を目指す一県一漁協体制に関連し、宮城県信用漁業協同組合連合会(高橋栄治会長)が自己資本比率8%を達成するため、約21億円の増資を計画していることが12日、分かった。このうち約5億円は宮城県に出資を仰ぎたい考えで、詰めの調整を急いでいる。計画通りにいけば04年度末に7.54%だった自己資本比率は8%台後半まで回復する見込みだ。

 農林中央金庫(農林中金)が出資する全国組織・JFマリンバンクが定める破たん未然防止の自主ルール「8%」を早期にクリアし、県信漁連を受け皿に、県内漁協の信用事業一本化を図る「統合信漁連」設立の環境を整えたい考えだ。

 関係者によると、約21億円の増資の内訳は、JFマリンバンクに約10億円、宮城県に約5億円、残りは県内の漁協などに協力を要請する方針。増資額は20億円を下回るとの見方もあったが、経営基盤を強化するため、貸倒引当金などをより厳しく見積もったという。

 来年1月から信用事業を行う一漁協の最低資本金が1億円に引き上げられることなどを受け、全国的に信用事業統合の動きが加速。宮城県では、信用事業を行っている14の漁協が一部または全部の信用事業を県信漁連に移譲し、年内に「統合信漁連」づくりを目指している。

 宮城県漁連(木村稔会長)と沿岸部にある県内35の漁協が合併し、07年度中に「JFみやぎ」(仮称)を設立する方向で協議が進められており、統合信漁連は漁協大合併の大前提として位置付けられている。

河北新報 2005年8月12日

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