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あれこれ備忘録

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大手5社も激変の「水産業界」

2005年07月21日 12時07分34秒 | 漁業[Other News]
 BSEに鳥インフルエンザ…。気になる肉より魚だ、という人も多いだろう。その水産物の供給を担ってきた水産業界は、自ら船舶を所有し、捕鯨やトロール漁業などを手がけた業者を中心に形成されてきた。
 ただし、マルハ、日本水産、ニチロ、極洋とともに「大手5社」と呼ばれた宝幸水産(現宝幸)は日本ハムに買収され、マルハも事業会社として持ち株会社マルハグループ本社の傘下に収まるなど様変わり。(2005.07.13紙面掲載)

 各社とも養殖から買い付け、保存、加工分野などにも手を広げているほか、冷凍食品のニチレイのように、それぞれの得意分野で台頭してきている企業も多いというのが現状だ。
 業界トップのマルハグループ本社。精製糖事業から撤退したほか、ゴルフ事業もミサワリゾートグループに譲渡。「世界の魚屋」をキャッチフレーズにするだけに、コア事業に経営資源を集中する姿勢を鮮明にする。また、築地市場を拠点とする大都魚類などの卸事業子会社を擁するほか、卸最大手の大阪魚市場と業務提携。加工を手がける林兼産業とも資本提携している。
 水産各社の海外展開といえば、国内向けに水産物を調達するのが主流だったが、今後は海外での販売も強化するようだ。先ごろ、米国で水産冷凍食品事業を営むキングアンドプリンスを約161億円で買収したと発表したのが日本水産。同社はスペインでも合弁会社をすでに立ち上げている。なお、同社の子会社である日本クッカリーは、弁当やおにぎりなどの製造を手がけ、今年1月にコンビニのローソン向けに静岡県に工場を建設した。医薬品会社も子会社に抱える。
 雪印乳業傘下だったアクリフーズを子会社化するなどしてきたニチロ。同社は、中国産ほうれん草の輸入やバイオ事業も展開している。
 海外からの買い付けなど商事部門の売上高割合が高く商社化しているものの、水産物の漁獲を意味する「漁撈事業」を、決算書に唯一掲げているのが捕鯨でスタートした極洋だ。

夕刊フジBLOG 2005年7月20日

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県信漁連:県内2漁協の組合長ら、計960万着服 いずれも刑事告訴せず /新潟

2005年07月21日 10時27分38秒 | 漁業[Bad News]
 県信用漁業協同組合連合会(遠藤正会長)は19日、昨年7月と先月、県内の2漁協で組合長と職員による預かり金などの着服が発覚し、被害額が合わせて960万円に上ることを明らかにした。
 同連合会によると、不祥事があったのは山古志錦鯉養殖漁協(長岡市)と筒石漁協(糸魚川市)。
 山古志錦鯉養殖漁協では、50代の組合長自らが03年9月~昨年7月、コイ養殖の諸費用約350万円を着服したことが、昨年7月の県の検査で明らかになった。組合長は「生活費にあてた」と話している。この日の発表で同連合会はいったん「50代の管理職」と発表したが、夜になって「組合長だった」と訂正した。
 一方、筒石漁協では昨年3月から先月にかけて、信用事業を担当していた30代の男性係長が、関係団体の口座や組合員の個人口座から、四十数回に分けて約610万円を着服していた。先月、組合員から保険料の納付事務について照会があり、内部調査の結果、着服が明らかになった。本人も認めており、「飲食代や旅行費用にあてた」と話しているという。
 いずれも本人や家族から全額が返済されたことを理由に、刑事告訴はしていない。処分については、調査終了後に決めたいとしている。同連合会は農林水産省などに不祥事を報告し、組合員にも説明したという。
 このほか、昨年8月には水津漁協(佐渡市)で約140万円の現金が盗まれていたことも明らかにされた。
 新潟市内で開いた会見で佐藤正同連合会副会長は「二度と不祥事を起こさないよう努めたい」と謝罪した。

毎日新聞 2005年7月20日

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公営集合住宅など柱に整備 玄界島、市の一括購入で

2005年07月21日 10時15分13秒 | 福岡西方沖地震
 福岡県西方沖地震で最も深刻な被害を受けた玄界島(福岡市西区)で17日、全島集会が開かれ、福岡市と島民代表からなる復興対策検討委員会が、一戸建ての住宅用地や公営の集合住宅整備などを柱とした復興のイメージ図を島民に初めて提示した。
 島民は、福岡市が被害地域の土地、建物を一括購入して再整備を進める「小規模住宅地区改良事業」を進めることに同意。島は3月20日の地震発生から約4カ月で、具体的な町づくりへと踏み出すことになった。

共同通信 2005年7月17日

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玄界島 風力発電 復興シンボルに 全戸賄う800キロワット級

2005年07月21日 10時14分27秒 | 福岡西方沖地震
 福岡市は十六日、福岡沖地震で被災した玄界島(西区)の復興策として検討していた風力発電導入の具体案を明らかにした。

 島の山頂部にプロペラ式の施設を建設し、島の全住宅の電気を賄える六百―八百キロワット時を出力。周辺は公園として整備し、観光振興にも役立てて震災復興のシンボルにする考えだ。

 計画案によると、発電施設は高さ七十―八十メートルで、プロペラ(ブレード)部は直径約四十五メートル。福岡市環境局の試算では、平均風速が毎秒六メートル以上あれば、出力八百キロワット時の施設で年間約百二十五万キロワット(推定)を発電でき、約三百五十世帯分を賄えるという。玄界島は二百十七世帯のため、同局は出力六百―八百キロワット時の施設が最適と判断した。

 玄界島は冬に北風が強く吹き、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)が行ったシミュレーションでも風力発電施設は「建設可能」との結果を得ている。ただ、立地場所によって風力に差がでることから、建設地点の確定に向けて来年四月にも、島内三カ所程度で一年間の調査に着手する方針。

 総事業費は約二億―五億円を想定しており、福岡市はNEDOに対し、事業費の半額補助を働きかけることを検討している。

 同市は今後、公園や取り付け道路などについても、島の復興計画にどう組み込んでいくかを具体化するため、島民代表でつくる玄界島復興対策検討委員会と協議を重ねていくとしている。

西日本新聞 2005年7月16日

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