フィリピンの顔

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出来事等を記録します。

銃 その4  完結

2009年07月23日 | 気をつけて!!
銃 その1 から銃シリーズを続編を書き綴って参りました。
えっ? 文章が下手だから長くなるので小出しにしただけ?
なんと?ばれていたんですか? はい、そうです。 どうも。

わたくし事で恐縮ですが、今日、「皆既日食」がありましたね。
ここはフィリピンですが、私も国際放送で見る事が出来ました。

私の一生で2度目の「皆既日食」で、小学生時の46年前に、
日本で観測できた、20世紀最後の「皆既日食」がありました。
1963年7月21日です。その日はなんと、私の誕生日でした。

今年の7月21日は、昨日ですね。
そして、次の日の今日、2度目の「皆既日食」を迎えました。
テレビを見ながら一昨日から、ずっと「銃」を書いていました。


私は、人生最悪の貧困状態の中で、神が描く壮大なドラマの
「皆既日食」に、なんとも言い難いメッセージを読みとりました。

「タンジョウビ、オメデトウ」...違いますよ。茶化さないで下さい。

百年に一度の不況と言われる今の日本では、貧困に喘ぐ人も
多く今日の「日蝕」に何かを感じ取った人は少なくないでしょう。


〇「太陽が月に隠れました。」「あたりか暗くなってきました。」
☆「太陽の周りに無数の星が出てきました。」
Ω「太陽の周りにコロナが見えます。」
◇「綺麗なダイアモンド・リングです。」

思わず私も感嘆しました。

ただ、考えるにこれは、
「太陽が隠れて、暗くなったからこそ見えたもの」なんですよね。

「太陽の周りに無数の星が出てきました。」と誰かが叫びました。
昼間に星を見る様なことは、滅多に有るものでもないでしょうが、
これは、「出た」ではなくて「見えた」で有り、常にそこに「在る」。

そう、明るいときに見えないものが、暗くなって初めて見える。
そして、暗くなっても、また必ず明るくなる。
暗くなっても、永遠に時は流れていて、必ず輝く瞬間が来る。

人それぞれに、いろんなメッセージを感じ取れたことでしょう。

もうひとつ、私が受けた声なき伝言は、「コロナ」のことでした。



鑑みるに、神とはなんぞや?

おかしな話ですが、存在するとは思えるのですが見えません。


46年前の「皆既日食」の時から、疑問に思ってた事が有ります。

最後に、この際です。その事を比較値で簡単にお話しします。


◎地球から太陽までの距離は、地球から月までの400倍。
◎太陽の大きさは、月の大きさの400倍。
◎地球の大きさは、月の大きさの4倍。

そして、月は地球の周りをを回り、地球は太陽の周りを回る。

疑問:この4の倍数は何?
疑問:それがどうして月と太陽の大きさがピッタリ一致するの?
疑問:どこから見るかで違うけど、地球、月、太陽が一直線に
    並ぶなんて、天文学的な年月が掛かるんじゃないの?
疑問:これは、「自然」? 「必然」? 「偶然」?


余談ですが、この際にもうひとつ、小学社会科で地図の疑問。

疑問:どうして日本の地図の形は、世界地図の形と同じなの?
疑問:これは、「自然」? 「必然」? 「偶然」?


どこかに神さんが、隠れてるんじゃないの~!?
こんなの、「銃」で針の穴を撃ち抜くより難しいよ~!?


      そうでした。「銃」を忘れていました。



        *****   銃  *****


「銃」も その4 に来まして、ここらで完結しないと、だらだらと
書いてると、迷っている読者を更に深みに嵌らせてしまいます。

前回の写真では、銃の種類まで尋ねられたり、銃の取得方や
使い方を教えられたり、どんな風にこの「銃」が完結するのか、
楽しみだと励まされたりで、凄い期待を掛けられ困っています。

私は、話をどんでん返しにして面白おかしくする様な頭もない。
だけど4と言う数字は、忌み嫌う「死」や、4を合わせて「幸せ」
4枚の物語だけで「おしまい」に。それ位の洒落はありますね。

下手な細工をせずに、どういう結果にしたいのかを言いますと、

ただ私は、『日本よりフィリピンの方が住み易い理由』、それに
『ここは危険な国じゃないと言ういい訳』を、探してるだけです。

無理難題ですよね... それに無謀... 分かっていますけど...

      ◇   ◇   ◇   ◇

期待をかけずに本題に入ります。

まず、今までのポイントを箇条書きにします。

マサラップ アン バワル (Masarap ang Bawal)
「禁止されている事を、実行する事が面白い。」
お人好しの、楽しい日本人と、

ハナップ ブハイ (Hanap Buhay)
  「生きる為の、道を探す」
貧しい国の、優しいフィリピン人。

※これで「需要」と「供給」が合致します。

※となれば【門番】の【コネ】は、捜し易い。

      ◇   ◇   ◇   ◇

かなり以前の記事で、私は言いました。
かれこれ百年も前のフィリピンは、結構裕福な人々が多かった。
広く国外にまで貧困者を救済しようと言う、ボランティア団体は、
日本人よりフィリピンの方が先。
日本人がフィリピンに出稼ぎに来ていた時代から、フィリピンは
変わって行った。もう一昔前になるが、日本人が伐採した多くの
木が理由で、がけ崩れや山崩れを起こし洪水をも引き起こした。
山下将軍の隠し財宝に駆り出され、口封じで殺された人びとや
戦争時に慰安婦にされた人、置き去りにされた日本人妻子達。

「銃」その1に来られた人のコメントを“その3”でご紹介しました。

普通の日本人の感覚としては「怖いところ」ですね。
長い間外国人に引っ掻き回された歴史がそうさせているのかもしれません。

これは本当にそうだと思います。

ただ、ここで詳細は述べませんが、先人の偉大な日本人の援助
によって、多くのフィリピンの人びとが救われたことも事実です。
だからこそフィリピンは、ひどい遺恨を残さず、お蔭様で私たち
日本人が、ここで悠々として生活していられます。


      ◇   ◇   ◇   ◇


「需要」と「供給」という言い方をしましたが、これは、
「求める人」と、「求めに答える人」の関係で、これは、日本人と、
フィリピン人が逆になっても構いませんが、このバランスが上手く
取れて、しかも良い方向に向かえれば、世界中の人が手を繋ぐ
事が出来るでしょう。

ところが、「求め」が、満たされ過ぎると、人は欲が出て来るもの。
そして「答える人」は、生きる糧を探す人なので「答えた事」への
報酬を「求める」のは当然です。「求めた人」も「答え」なければ
なりません。それを人はだんだん忘れてくるものです。

「求める日本人」に、「報酬を求めるために答えるフィリピン人」。
少しややこしいですが、今度はこのフィリピン人が「求めた」場合
「求められた日本人」は、【報酬】や【コネ】が無く「答え」ないと、
フィリピン人は、生きる糧をなくし、尋常でなくなって来るのです。

この【コネ】は、【手段】といえば、話が早いでしょう。


※ フィリピンで起きる邦人事件の多くは、ここからが重要。

少し急ぎます。
「需要」と「供給」が崩れると、
フィリピン人が日本人に怒った場合、【コネ】を使う。(裁判、他)
日本人がフィリピン人に怒った場合、【コネ】は無くなる。 

フィリピン人が日本人を訴えた場合、【コネ】は、生かせる。
日本人がフィリピン人を訴えた場合、【コネ】は、意味が無い。

日本人が日本人に怒った場合、【コネ】は、【コネ】次第。
日本人が日本人を訴えた場合、【コネ】は、長引く。

日本人同士の喧嘩は、互いの【コネ】により、困難である。
恨みを買うので、仕返しをされない【コネ】を探す。

※ 喧嘩の理由はどうあれ、ようは「欲が満たされない」だけ。

そして、「満たされる為の」最高の【コネ】に、エスカレートする。


          「銃」です。


      ◇   ◇   ◇   ◇


やっと、題名の「銃」までたどり着きました。

しかしこれはまだ、「私の要求」は満たされていません。

私の出したい答えは、、

「フィリピンは日本より良い所。」
「だからフィリピン。」「どうすればフィリピンが良くなる?」
そして「どうすれば日本人が安心して来れるか?」です。


ここで、私も皆さんも勘違いの無い様に前置きしておきます。

それは、普通の人なら、フィリピンは理解できないでしょう。

悪い意味ではありません。
都会で生活する人に、山は良いよと言っても、考えるでしょう?
逆も同じですし、また、家に篭る人に町に出ろ、は言えません。
フィリピンに出張などでやむを得ず来られる人もいますが。


少し違うのは、
日本が好きだという人は、フィリピンが好きではありませんが、
フィリピンが好きだという人は、日本も好きな人が多いのです。

私たちは、日本人です。
「古里は、遠きに在りて思うもの...」。尚更日本が恋しいです。


      ◇   ◇   ◇   ◇

「銃」に戻って、もう一度考えます。「何を?」「日本の悪口を」

フィリピン人は、優しくて、貧困状態でも陽気な人たちばかり。
生きる糧の為に、拾い仕事も探します。
そして日本人を助けてくれます。悪事を引き受ける人も少々。

日本人は、要求が満たされ易く、つい、羽目をはずします。
最悪になれば、「銃」を手段とし、殺すか、殺させます。
しかし、そう言う人は、5%にも満たないでしょう。

フィリピンの問題は、「銃社会」です。

ただ、それでもフィリピンの犯罪率は少ないです。日本より。

「銃」が、犯罪の《助長》と、《抑制》をしているからです。

「銃」は、侍の「刀」と同じ。

もし、日本で「銃」が解禁され、「銃社会」になるとどうでしょう?

フィリピンの様に、「犯罪の多い国」になりますか?

違います。「戦国の世の中」になります。


      ◇   ◇   ◇   ◇

山で起きる事件や事故は、山好きの人が多いでしょう?
海で起きる事件や事故も、海好きな人が多いですね。
フィリピンで起きる事件事故は、危険好きな人ですか?

安心してフィリピンに来て下さい、とは言いませんが、
事件に係わり無く、フィリピンを愛する人のブログも沢山あり、
危険を回避して、楽しく過ごせる様に、お手伝いする人達も
ここには沢山居られます。

      ◇   ◇   ◇   ◇

フィリピンでは、日本人が「銃」を持つことを禁止しています。
まあ、禁止されると持ちたくなる人は少なくないでしょうが...

警察本部に登録されている、日本人の「銃」特別所持許可
は、国際警察官「インターポール」を含めて5人もいません。

「銃」“その3”の写真のように「射撃大会」等には、ぜひ参加
されて、「銃」に慣れることも、大いに結構だと思います。

ただし、「銃」は各射撃場に有る物を借りる様お勧めします。
自分専用が欲しくて購入しても、持ち運び許可を運転手や、
友達や奥さんの名義にすることは、特に注意してください。


      ◇   ◇   ◇   ◇



           あとがき


日本で平穏に暮らされている方には、
          理解しがたいフィリピンですね。

フィリピン大好きの日本人の方達が、
          沢山の情報を発信しています。

フィリピンの女性、観光地、歓楽街、コミュニティ、日記。
         そして、大使館情報や、入管情報。

日系人、新日系人、遺族の会、親睦会、ボランティア。
             情報満載です。

たまには、ブログの上だけでもエンジョイしてみて下さい。


      ◇   ◇   ◇   ◇


            追伸...

       それにしても「皆既日食」、

          感動しました。

          「日と月の神事」

           「日月神事」


      『三千世界、一度に開く梅の花』

 

       「世界が平和でありますように」



            おしまい






ありがとうございました。  にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ

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