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究極の九九算 (後編)

2010年10月07日 | 言葉
後編で~す。

・去年からどうしても息子に九九を覚えさせたいと思っていました。
フィリピンで生まれてフィリピンで育っても、日本人ですから。
それに、九九の暗記だけが私が息子に自慢出来る事ですから。(汗)

ところが...
「Tow Tow Four, Tow Three Six, Tow Four Eight...」...
これはないでしょう?

暗算ってね、絶対リズムが必要なんですよ。
タンッ!タンッ!タンッ!でも良いし、五,七,五でも良い。
お経でも木魚がリズムを取りますよねぇ。

この際だから、数字だけでも日本語を覚えさせましょう。

という事で、3ヶ月前から、土、日しか会えない息子に、
日本の『九九算』を教える事にしました。


何とか1の位の掛け算から3の位の掛け算までノートに書いてあげて
結構覚えたし、数字カードを早見せしても「じゅうご」「ごじゅうし」
と、即答が出来る様になったので「4からは自分で書いてみなさい。」
と言うと、ちゃんと書いて来た。

8(はち)の読み方は違う言い方を教えました。
息子はアルファベットで「し・はち」「はち・さん」や「はち・はち」
私は、「しわ(しは)」「はっさん」「はっぱ」と書き直しました。
なんせ、リズムが大事だってば。
日本語の九九は、2拍子(マーチ)で出来るでしょ。
『究極の九九算』の所以は(私が騒いでるだけですが...)、
『リズミカルに変化できる日本語』だからです。

我侭で勝手な親父ですけど、息子にこう言ってます。
「九九を完璧に暗記できると、死ぬまで楽しいよ。」って。
私は小学二年生で九九を覚えた時の状況をよく覚えています。
通学路で暗記しながら登下校していたのも、教室で同級生と答え合わせをしていた時の事も。
そして、7を「ひち」で習ったのに、4年生の時に「しち」と読むことを教えられ、5年生で「SITI」を習い、6年生で「SHICHI」と訂正させられました。

普通の小学校ですよ。尋常小学校じゃありません。
この原因は、教育をする先生にあったと思います。

このブログを見られて初めて気が付かれる人もいると思います。

「えっ? 7は、ひちって読んでたの?」 とか、反対に、
「しちじゃないよ。ひちだよ。」なんてね。

当時の先生に言いたい。
「窪山せんせえ、ひちは方言やんかぁ...」

でも、それはそれで良かったと思っています。


私が『ひらがな』を書いたのは4歳か5歳の時でした。
長屋の端で母が小さな貸し本屋をやってて、そこで覚えたのだと思います。
記憶にあるのは、5歳の時に「あなたのおとうさん、しんだ。」だったと思いますが、へたくそな字で小さな紙に書いて近所中に配って回り、おばさん連中がうちに押しかけて来ました。
書いた内容ははっきりしませんが、下手な字だから脅迫状みたいに思われたんでしょうね。
近所からは怒られ、母からは笑われました。
50年以上前の出来事でした。

貸し本屋をやってたと言っても貧乏でしたから、母に手を引かれて遠い町まで本を買いに行き、たまには「質屋」に寄ってたようです。
なにせ親父の給料日には、母が会社に「今月はいくらですか?」と聞いて、お金を払ってましたから...
親父はいつも会社から酒代を前借りしてたので、給料日に母が払うのです。


あら? また脱線?
「質屋」の話でしたっけ?

「質屋」は「七屋」とも書き、当時の看板には「ひちや」でした。
4,5年生になって「しちや」があったことを知りました。

「質屋」が本当で、「七屋」は当て字です。

「七」と言う数字ははラッキーで、「八」は末広がり。
「七(しち)八(や)」に掛けたんですね。

「七」は、質入れが出来る品物の主な種類が貴金属、時計等七つです。

「ひち」は、西日本の方言です。


今、私は「ななつ」って言いましたね? 八を「や」とも...

・日本語は特別な言葉で、『言霊』があるんです。
・そして数字には、『数霊』があり、
・更に、「ななつ」「やっつ」の読み方は特別な力があります。

「ひふみよいつむゆななやここのたりももちよろず」
これは、『一二三四五六七八九十百千卍(萬)』と書きます。
「卍」は「まんじ」。「万」や「萬」。
『八百万の神』「やおよろずのかみ」って言うでしょう?

「十」までは、たまに言葉に出してみると良いでしょう。
『ひと~ふた~みよ~、いつ~む~なな~や~、ここ~の~たり~』

なんか神棚を前にして祝詞を上げる感じですから畏まりますね。
少なくとも、物を数える時には、『いち、にぃ、さん、しぃ』じゃなく、
『ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、とぉ』
とでも数えましょうか? 私も日本人らしく。
でも、これ、本当は日本語じゃないですもんね。

言霊の大事な部分は、この『ひふみ』の後に付く言葉も大事です。
『とつ』『たつ』です。 『つ』と言った方が良いのかな?
『ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。。。』ですね。
『津』とも当てるけど「海」や「浜」や「船着場」じゃありません。
それに、これらはホント日本語じゃありません。

×これ以上書いてると途方も無い内容になり、いつもの様に投稿せず
下書きのままになってしまいますので、この辺でやめておきます。
神ごとはまだ嫌だし、私自身こんがらがっちゃうからね。


ただ、息子にはこの『ひとつ、ふたつ、みっつ…』は覚えて欲しい。
『ひふみ神示』の神ごとは伝えようとは思っていませんけど。

神ごとに興味が無くっても、知らなくっても良いから、
神に愛される子になって欲しい。

その為には、日本語(しつこいけどオリジナル日本語じゃありません)は、
素晴らしいと思います。 言霊がありますから。

・でも日本人は勿体無い。『ひとつ、ふたつ…』をあまり使わないから。
↑このことはまたの機会に...


★ ★ ★ ★ ★



次に、私が息子に暗記するように言った『九九算』を掲載します。

平仮名じゃないから、ノートに書いてやるのも面倒くさかったので、
3の段迄を何とか書いてやり、後は息子が足し算をして書きました。
ちゃんと、「Shi・Ni・ga・Hachi...」と。

・褒めてあげた後で、前述の様に「8(はち)」を上書訂正しました。
・2拍子で覚え易い様に「じゅう」を「じゅ」にしたのもあります。
・「ししち にじゅうし」が言えないので「しひち」に替えました。
・「7がなな」「4がよん」は教えたけど、ここでは使ってません。
・「3×3」は「さざん」にしました。
・「3×6」は「さぶろく」で。

どなたかが、この『九九算』をコピーして使われるようならと思い、
9×9までタイプしてみました。(私自身、面倒だったから。)

★利用価値があれば、修正して、コピーしてお使い下さい。
                       恐縮です。

『ローマ字の九九算』

2×2= 4 ⇒ Ni.Ni.ga. Shi________________(Ninin ga Shi)
2×3= 6 ⇒ Ni.San.ga. Roku___________(Nisan ga Roku)
2×4= 8 ⇒ Ni.Shi.ga. Hachi___________(Nishi ga Hachi)
2×5=10 ⇒ Ni.Go. Ju___________________(Nigo Ju)
2×6=12 ⇒ Ni.Roku. Juu Ni____________(Niroku Juuni)
2×7=14 ⇒ Ni.Shichi. Juu Shi_________(Nishichi Juushi)
2×8=16 ⇒ Ni.Hachi. Juu Roku_______(Nihachi Juuroku)
2×9=18 ⇒ Ni.Ku. Juu Hachi__________(Niku Juuhachi)

3×2= 6 ⇒ San.Ni.ga. Roku_____________(Sanni ga Roku)
3×3= 9 ⇒ Sa.Zan.ga. Ku_______________(Sazan ga Ku)
3×4=12 ⇒ San.Shi. Juu-Ni____________(Sanshi Juuni)
3×5=15 ⇒ San.Go. Juu-Go___________(Sango Juugo)
3×6=18 ⇒ Sabu.Roku. Juu-Hachi____(Saburoku Juuhachi)
3×7=21 ⇒ San.Shichi. Ni-Juu-Ichi____(Sanshichi Nijuuichi)
3×8=24 ⇒ San.Pa. Ni-Juu-Shi_________(Sanpa Nijuushi)
3×9=27 ⇒ San.Ku. Ni-Juu-Shichi_____(Sanku Nijuushichi)

4×2= 8 ⇒ Shi.Ni.ga. Hachi_______________(Shini ga Hachi)
4×3=12 ⇒ Shi.San. Juu-Ni______________(Shisan Juuni)
4×4=16 ⇒ Shi.Shi. Juu-Roku___________(Shishi Juuroku)
4×5=20 ⇒ Shi.Go. Ni-Ju_________________(Shigo Niju)
4×6=24 ⇒ Shi.Roku. Ni-Juu-Shi_______(Shiroku Nijuushi)
4×7=28 ⇒ Shi.Hichi. Ni-Juu-Hachi____(Shihichi Nijuuhachi)
4×8=32 ⇒ Shi.Wa. San-Juu-Ni_________(Shiwa Sanjuuni)
4×9=36 ⇒ Shi.Ku. San-Juu-Roku_____(Shiku Sanjuuroku)

5×2=10 ⇒ Go.Ni. Ju________________________(Goni Ju)
5×3=15 ⇒ Go.San. Juu-Go______________(Gosan Juugo)
5×4=20 ⇒ Go.Shi. Ni-Ju__________________(Goshi Nijuu)
5×5=25 ⇒ Go.Go. Ni-Juu-Go___________(Gogo Nijuugo)
5×6=30 ⇒ Go.Roku. San-Ju____________(Goroku Sanju)
5×7=35 ⇒ Go.Shichi. San-Juu-Go___(Goshichi Sanjuugo)
5×8=40 ⇒ Go.Ha. Shi-Ju________________(Goha Shiju)
5×9=45 ⇒ Gok.Ku. Shi-Juu-go________(Gokku Shijuugo)

6×2=12 ⇒ Roku.Ni. Juu-Ni________________(Rokuni Juuni)
6×3=18 ⇒ Roku.San. Juu-Hachi_________(Rokusan Juuhachi)
6×4=24 ⇒ Roku.Shi. Ni-Juu-Shi_________(Rokushi Nijuushi)
6×5=30 ⇒ Roku.Go. San-Ju______________(Rokugo Sanju)
6×6=36 ⇒ Roku.Roku. San-Juu-Roku__(Rokuroku Sanjuuroku)
6×7=42 ⇒ Roku.Hichi. Shi-Juu-Ni_______(Rokushichi Shijuuni)
6×8=48 ⇒ Roku.Ha. Shi-Juu-Hachi_____(Rokuha Shijuuhachi)
6×9=54 ⇒ Rok.Ku. Go-Juu-Shi__________(Rokku Gojuushi)

7×2=14 ⇒ Shichi.Ni. Juu-Shi_____________(Shichini Juushi)
7×3=21 ⇒ Shichi.San. Ni-Juu-Ichi______(Shichisan Nijuuichi)
7×4=28 ⇒ Shichi.Shi. Ni-Juu-Hachi_____(Shichishi Nijuuhachi)
7×5=35 ⇒ Shichi.Go. San-Juu-Go______(Shichigo Sanjuugo)
7×6=42 ⇒ Shichi.Roku. Shi-Juu-Ni______(Shichiroku Shijuuni)
7×7=49 ⇒ Shichi.Shichi. Shi-Juu-Ku____(Shichishichi Shijuuku)
7×8=56 ⇒ Shichi.Ha. Go-Juu-Roku_____(Shichiha Gojuuroku)
7×9=63 ⇒ Shichi.Ku. Roku-Juu-San____(Shichiku Rokujuusan)

8×2=16 ⇒ Hachi.Ni. Juu-Roku____________(Hachini Juuroku)
8×3=24 ⇒ Has.San. Ni-Juu-Shi__________(Hassan Nijuushi)
8×4=32 ⇒ Has.Shi. San-Juu-Ni__________(Hasshi Sanjuuni)
8×5=40 ⇒ Hachi.Go. Shi-Ju_______________(Hachigo Shiju)
8×6=48 ⇒ Hachi.Roku. Shi-Juu-Hachi__(Hachiroku Shijuuhachi)
8×7=56 ⇒ Hachi.Shichi. Go-Juu-Roku__(Hachishichi Gojuuroku)
8×8=64 ⇒ Hap.Pa. Roku-Juu-Shi________(Happa Rokujuushi)
8×9=72 ⇒ Hak.ku.Shichi-Juu-ni__________(Hakku Shichijuuni)

9×2=18 ⇒ Ku.Ni.Juu-Hachi______________(Kuni Juuhachi)
9×3=27 ⇒ Ku.San.Ni-Juu-Shichi_______(Kusan Nijuushichi)
9×4=36 ⇒ Ku.Shi.San-Juu-Roku_______(Kushi Sanjuuroku)
9×5=45 ⇒ Ku.Go.Shi-Juu-Go___________(Kugo Shijuugo)
9×6=54 ⇒ Ku.Roku.Go-Juu-Shi________(Kuroku Gojuushi)
9×7=63 ⇒ Ku.Hichi.Roku-Juu-San____(Kushichi Rokujuusan)
9×8=72 ⇒ Ku.Ha.Shichi-Juu-Ni________(Kuha Shichijuuni)
9×9=81 ⇒ Ku.Ku.Hachi-Juu-Ichi_______(Kuku Hachijuuichi)

★一気に書き上げると、またまた長くなってしまってすみません。
 あまり校正してると、投稿する勇気がなくなって来そうだから、
 思い切ってここで投稿します。  ... エイッ!


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せめて九九算を覚えてくれたら、
次はゆっくりひらがなを覚えてほしいと思います。


《参考に》
声に出して読みたい九九

《おまけ》


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2 コメント

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Unknown (ワカメパパ)
2010-10-09 08:29:02
日本語で九九はいいですね、
特に日本後は 語呂合わせで 言葉が変わりますから
日本語を知らない人は 「何故?」って思うでしょうね^^;

九九とソロバンは日本人の秘伝だと思います。
どうぞ、息子さんにソロバンも教えてあげてくださいな^^

返信する
ワカメパパさんへ (ワカメパパさんへ)
2010-10-10 00:42:21

まったくその通りだと思います。
語呂合わせが出来るのも日本語の面白いところですよね。

そうそう、そろばんはフィリピンに持って来てました。
でも、1円な~り~から、10円な~り~... までしか教えられません。
残念...

コメント、有難うございました。

         Pinoy

『ワカメと銭婆との喜怒哀楽』
http://blog.goo.ne.jp/zeniibawakame/
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