フィリピンの顔

フィリピンの日常や、旅行記、人、観光地、ビジネス、
出来事等を記録します。

逮捕状の件 その4. 【SEC】と【SSS】

2010年07月10日 | 気をつけて!!

写真は、隠しカメラで撮った証券取引委会【SEC】の企業情報記録室。
【SEC】(Securities & Exchange Commission)証券取引委員会

下の領収書は、保険会社に払った保釈金(Bail)の領収書です。



【SEC】はマニラから車で3,40分くらい北東に行ったところの
マンダルヨン市に在ります。

そこに行った時に写真を撮った記憶があったので探してました。
出てきました、フィリピンの小さな携帯から。

カメラを忘れて行ったので、携帯で撮ってたんですが、流石に、
事務所内の撮影は気がひけるので、こっそり撮ったのですが、
結構良い写真でしょう?

携帯はわけのわからん小さなチップメモリーで、さて、これを
どうやってコンピュータに移そうかと、コンピュータに差してる
USBブロードバンドや他の携帯に写メールで送っても届かず。
メモリーチップのアダプターもなし、携帯の接続キットもなし。

昨夜、日本からの携帯とブルータスで接続して写真を受け取り、
日本の携帯のメモリースティックをコンピュータに接続して成功。

やっとここに掲載できました。結構綺麗に写ってました。
でも、こんな写真は企業秘密ですかね? 掲載禁止かな?

・一度、街中の人物写真を撮り回った後、何日かして私のことを
探されて、ある人を通じて写真を撮った理由を聞かれました。
例の、警察と銃撃戦になって、車内ですでに死んでいる犯人に
マシンガンを撃ち続けて問題になっている警察が、ある所で会合
してる様子を私が撮影したもので、公にすることを禁止されました。

私が撮った写真はピンボケでしたから、
私は相手を知らず、相手は私の顔を知っている。怖いな...
だから私はあまり人物写真を撮らないようにしています。

こんなブログを書いてると、命を縮めますね。


ちょっと、更新が遅くなった理由を書いていたんですが、
本当は、ブロともさんからいろんなメッセージを頂いて、なんか、
皆さんにご心配掛けてる様なので、更新に躊躇してました。

私は日常の良いことも悪いことも、ブログに掲載して楽しんでます。
そりゃあ、た~いへんな時もあるけど、笑って見ていて下さい。

フィリピンの人々の、貧困の苦しみは真剣に見て欲しいのですが、
私事は、パロディ化して書いてるつもりです。フザケテル?

応援して頂けるのは嬉しいのですが、心配されるのは本望でなく、
更新もコメントの返事も躊躇してしまいます。 
私は、説明が下手ですから...  
どうかよろしくお願いします。


・本題に入る前にもう一枚の写真、保険会社の領収書ですが、
この中央に、【Bail Bond】と書いてありました。
保釈保証証書の領収書ですね。 

これって、やっぱり「保釈金」であり、保険会社が保障するもので、
日本の普通の保険にもあるように、掛け捨て保険があると言うことを
知っていて欲しいと思います。

但し、もしあなたに逮捕令状や捜査状などが出てると知っても、
「保釈保証証書」が出来上がり、あなたが署名をするまで、誰かに
間違い無いか確認をとって貰いながら裁判所に行って欲しいです。

弁護士等に頼むと良いでしょう。
「保釈金」を払い込んでしまうまでは逮捕される可能性があるので、
私のようにうろうろ出て回らないように注意して下さい。

もしあなたが当の犯人なら、早く捕まって下さいね。むぷぷ。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★





★では、本題にはいります。

題して、「こんなんでいいんかい」

【SSS】【SEC】じゃ間違え易いので、【SEC】【登記所】とします。


【SSS】から支払うように言われているのは、2009年までの分です。

・ところが、2008年には、私たち役員の権利を譲渡していますので、
 2007年いっぱいの支払いで良い筈です。

・いえいえ、2005年5月に、従業員は全員退職していて
【SSS】には、2005年6月の記録が最後で、それ以降、
・従業員も給料明細は持っていません。

・弁護士が持っていた、2008年の会社登記を【SSS】に渡しました。
【登記所】のその登記には、私と家内の名が外されています。
【SSS】は、「二人は08年度までで良いですね。」と言いました。
・家内の【SSS】費は高かったので助かります。ずいぶん減りました。

・2009年の登記書には、おじさんを含め3名の名が残っています。
・譲渡した相手のアラブ人が、登記からおじさん達を外してない。

・しかし、2008年に私と同時におじさんも従業員も署名しています。
 「役員の権利譲渡」です。【Deed of Assign】(割り当て譲渡証)

これは、【登記所】に必ず記録があるはずです。

それが無ければ、私や家内の名前を外せないはずだから。


よし!! 【SEC】だ!!  証券委員会に行こう!!


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★




【SEC】の地下に入ると、会社の情報を閲覧できる所があります。

身分証明書を提示して、自分が会社の関係者であることを話し、
確かめたい事があると告げると、若い人を呼んで付けてくれました。

アラブ人の新オーナーが登記した表面上のデータはすぐ出ました。

次はその登記書を登記した時点に、提出した必要書類を捜しました。

つまり、役員を入れ替える事を証明する、「割り当て譲渡証」です。

記録にありません。 スキャンし忘れでは無く、「無し」となってます。

それでは代わりの「解雇証明」を探しました。
【Board Solution】(ボード・ソリューション)ですが、ありません...

写真のように他の若者にも手伝って貰って探しましたけど、やはり、

ありません。

こんな事ってあるのでしょうか?

【Deed of Assign】も【Board Solution】も無いなんて...

「自分で辞めた事」も「会社が辞めさせた事」の書類も無いなんて。

こんな事が有り得るとしたら、

1.アラブ人が【SEC】に袖の下の大金を払って登記した。
2.【SEC】がよく調べずに登記した。

こんな事をしようけん、いいんかい? な。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★




自宅に戻ると、【BIR】(税務署)から電話があった。

今ひとつの問題、【BIR】にも、私達が2007年で会社を締めた事を
証明する、この登記書が必要です。

私は、【BIR】の人に話しました。
この「辞表届け」も「解雇状」無かったことを。

【BIR】の人は、『それは【SEC】がおかしい。』
『訴えたらどうか?』 って。

【BIR】の人からアドバイスを受けて、私は強気になりました。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★




さて、「岡っ引き」を私に向かわせた「お代官様」【SSS】にも、
申し開きをしました。

【SSS】は、『せめて従業員全員の「辞表届け」を持って来るように』
と言ってくれました。

これがまた厄介です。

殆んどの書類が水害で滅茶苦茶です。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★




「去る者は、日々に疎し。」(さるものはひびにうとし)

従業員の「辞表」を揃えるのは一番大変です。

2005年から、従業員はばらばらになりました。

社長役はアメリカへ、ある従業員はアフリカへ、またある者はダバオ
ある者はセブ、2人は私の所から書類を持ち出し税務署へ。
ある者は、病気、また、音信普通の者も。

殆んどの者が職を失くし、大変だからと3年ほど一緒に暮らしていて、
土、日曜日に実家に帰る前にお小遣いを渡していました。

2008年から電気も止められる事が多い中、10人位残ってました。

しかし、家族のように暮らしていた者も、離れると次第に絆も薄れ、
心も貧しくなり、食事が質素になると栄養失調になり、身体も壊し、
普通の精神状態でなくなります。

これは、従業員だけじゃなく、私も随分パニックになりました。マエカラダ。

周りの関連会社は、不況に気づくと、先に従業員の首を切りました。

私は日本人。落ちるとこまで一緒に落ちようと、先に私物を手放した。

それが大きな間違いでした。

まだ力の有るうちに、従業員を他の職に付かせるべきでした。
影から応援できるうちに...

この何年間かで、いろんなことを学びました。

「貧すれば鈍する。」 罪なことをしました。
「災いは、忘れた頃にやってくる。」ほんとだね。



私はおじさんに念を押しました。
「私が従業員一人一人に順を追って辞表を書いてもらうから、あなたは、
直接従業員に連絡しないで下さい。」と。

案の定、おじさんは、ボス格の従業員から先に連絡をしてしまった。

返ってきた返事は、
「お金をくれたら退職届を書いてやる。」です。

そりゃあそうでしょう。
私に逮捕状が出てるとなると、嬉しいでしょう。
説明の仕様がないけど、心理状態は解ります。

どんな問題も、私は強気で乗り切って来たから。
どん底に落ちて、ギブアップするのを見てみたいでしょう。
私が這いつくばって、のた打ち回ってるのを見れば、泣くくせに。

可哀相に、みんな瀕死の状態です。
どんなに困っている時でも、Pinoy兄ちゃんは援けてくれませんから。
Pinoy兄ちゃんが手も足も出ない状態を、みんな知らないから...
いつも笑ってる、Pinoy兄ちゃんに腹が立つでしょう。 あはは。

やはり、こんなことを女性従業員が言ってると耳にしました。

「自分(Pinoy)たちだけ保釈金を払って、私のは放ってる。」
「自分の名前は2008年前までで、私の名前はまだ消えてない。」

そう思うのは当然でしょう。
本人が、会社の書類を税務署に届けたんだから。
私が仕返しをしてると思い込みますよね。
彼女は酷い病気を患ってて、病院代も無いんだから。
きっとお金が要っただけでしょう。

悪いのは、私の方です。


30年も前にある人に教わりました。
「右腕を作るな。足元をすくわれると、何も出来なくなる。」
解っていたのに、みんなを右腕にしてふんぞり返ってた...
気が付けば、人の相談を受けながら、自分は赤子同然になってた。



・友達と一緒に居る時に、その従業員が友達に電話をしてきました。

話をしている最中に、友達が携帯電話を私の耳に近づけました。

声が聞こえました。 「クウヤ(兄ちゃん)に恥ずかしい。」と。

私が声を出して彼女の名前を呼ぶと、彼女は電話を切りました。

あとで友達にテキスト・メールで、

「自分のやったことが恥ずかしい。」と。


・先月末、彼女たちからおじさん宛に「退職届」が送られて来ました。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★




およそ、半数の従業員からの「退職届」が揃い、
【SSS】に持って行きました。

【SSS】の姉ちゃんは、「ああ、これで徴収金が半分くらいになるね。」

私は、
「新規に会社が出来ると、セミナー(説明会)を催して下さい。」
とお願いしました。

【SSS】は、「ちゃんと説明書がありますよ。」と言う。

私は、「日本人が経営してる会社も沢山あるでしょう? 
その説明書を従業員に渡しても、日本人には届かないよ。
その挙句に、『御用だ。』は無いでしょう?」

【SSS】は、「新規の会社に、経営者から従業員まで全員に
パンフレットを送る様にします。」と言ってくれました。


・先月末の裁判で、裁判官が、「早く終わらせなさい。」と怒りました。

ポールおじさんは、「早く納めよう。」と、私を急かします。

【SSS】に相談すると、初めに20%を払い、
あとは4年間の分割払いが出来ると言う。


ま、良いか。。。

支払い金額も半分くらいになったようだし。。。

そろそろ、年貢の納め時か。。。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★



もう一度裁判があります。

そして、第一回目の年貢の納め時が来て、おじさんが手形を持って、

【SSS】に行きました。

驚いた。

支払い金額が、減るどころか増えている。

おじさんを含め、3人の名前が残ってる以上、

2010年、今年の5月分まで払えと。

理不尽な!!


おじさんは、アラブ人の所へ、自分たちの名前を外すようにと
交渉に行きました。

そして、断られて帰ってきたそうです。

私に2枚の手形を不渡りして、そのまま会社を乗っ取っているくせに。

理不尽な!!

神妙に、お縄を頂戴しろ!!


まあ、この裁判を終わらせるまで大人しくしていよう。

その後に、

Pinoyの反撃だ。 

首を洗って待ってなさい♪


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★



私もいつまでもどん底に居ないで
早く立ち直って、また従業員と一緒に仕事がしたい。
立ち上がれない者たちが哀れです。
「希望」が持てない人たちは...


「災い転じて福となる。」

それが私です。

ご心配、有り難うございました。


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