フィリピンの顔

フィリピンの日常や、旅行記、人、観光地、ビジネス、
出来事等を記録します。

逮捕状の件の続きです。2

2010年07月04日 | 気をつけて!!



写真は、フィリピンの裁判所内です。
分厚い資料は、拘留されてる
たった一人の日本人の資料です。

私はこんな分厚い資料を見ると少し安心します。
ああ、放置されてるだけじゃないんだな。
ちゃんと誰かが何らかの形で携わっているんだな。と。

しかし、よく内容を見ると、まともな事は書いていません。

まともな警察がいるのか?
まともな弁護士がいるのか?
まともな裁判官がいるのか?

そんな気がします。

無実の罪で拘留されてる日本人が沢山います。

モンテンルパの刑務所や、ビクタンの入管の拘置所、
シティ・ジェイル、地方の警察署内にも鉄格子があります。

普通は、日本人が逮捕されると日本大使館に通知されますが、
容疑、嫌疑で拘留できるのは72時間だけですが、
告訴した者(Complainant)と組んで日本人を捕まえる警察に
逮捕されると堪ったもんじゃない、無法がまかり通っています。

無理な逮捕礼状で拘置されてる人たちとは、日本人が多く、
無理な逮捕をさせる側に、日本人が多いのも困り者です。

厄介なのは、
逮捕礼状も無く告訴側が「この人が犯人だ!」と指摘するだけで、
連行されてしまう事が多い。 それも日本人が。

しかも、一人や二人の警察官じゃない。
時には10人以上でそれをやってのける。

そして、不思議に思うのは、
少し大きい警察署内に、いくつかの拘留所があり、
人目につかない鉄格子に閉じ込められる事。

トイレは、見張り番が他の者(同じ警察)にも会わせないように
連れ出すか垂れ流し...
シャワーも出来ない...

取調べは、罪状の事では無く、示談金の話...

何故、他の警察が気づかない?

そんな無実で捕まった人が裁判を受けるケース(事)もある。

そこで裁判官が、「あなたは、原告にうん百万円を払いなさい。」

えぇ~っ!? 訴えも嘘っぱち、逮捕も不法なのにぃ?


・もっと不思議なお話をしましょう。

私は、警察署に拘留されてる人を何人か尋ねたことがあります。

中には、気違いじみた事を言う日本人がいます。

「鉄格子の中で殺されます。」と私に訴えます。

夜な夜な、見張りが交代で脅して寝せてくれないとか、
拳銃を突きつけられてるとか、同じ檻に喧嘩相手のグループを
何人か一緒に入れられてる。等々...

私は市の刑務所に、悪い監視役を監視してもらう様に
人を送り込んだ事もあります。


・余談ですが、
日本人の中にも無茶な人がいて、
「どうして捕まったんですか?」と聞くと、

「家内が俺の友人と浮気してたから、ウィスキーのボトルで
ドタマをかち割ってやりました。」

「そりゃぁ、あんたが悪い。」

その人、刑務所に面会に来た奥さんから相当殴られたようです。
バッグで、何度も何度も。

そういう場合、警察はあまり止めません。
面白がって見てるだけです。

・私自身を守るために、お話をしますが、

逮捕される日本人の調書を見ると、
大抵が訴えた相手も日本人です。

しかも、組織と思えるように同じ日本人名がある。
捕まえる警察側も同じ名前がよく出る。

捕まった日本人は、逆に訴える道を知らない。
法律も解らない。

事件で大金を得た警察グループは、
揃って一ヶ月ほど、バケーション。
ある者は病気。 ある者は地方に移動。
ある者は退職。

ほとぼりが冷めるまで。。。


私は、それらの調書の中にある人物名を、
決して口外しません。 

人に、身を守る方法は教えても、
誰に気をつけろとは言いません。

私自身が危険になるから。

■ ■ ■ ■ ■ ■



★本題に入ります。


私もかれこれ15年になりますが、
ダバオで逮捕されたことがあります。

生きた心地がしませんでした。

警察から山に連れて行かれたときには、
殺されるものだと思いました。

他にも沢山の日本人が拘置された例がありますが、
折を見てお話します。

先月、大統領恩赦を受けて、鈴木英司さん(54)が
モンテンルパ刑務所から出所しました。
元死刑囚で、途中から終身刑になった、無実を訴え
16年2ヶ月の獄中生活で2千万円を費やしたと言う。

何故無罪じゃなく恩赦なのかと疑問が残りますが、
日本の家族の協力が無ければ、お金でV.I.P.の
生活が出来るという刑務所も、地獄になってた事だと
思います。

・色々長いお話をしましたが、前置きのようで本題です。

フィリピンで、一番大事な事は、

「絶対に捕まるな。」 です。


■ ■ ■ ■ ■ ■



《先日の続きです》

2月に、2年ぶりに日本へ帰った私は、
母の見舞いとネット(ネカフェ)通いをしてました。
(2月3月のブログに掲載してます。)

私は、フィリピンに戻る2日前と戻る直前に、マニラ空港の
入国管理局に電話をして、私が「ブラック・リスト」に登録を
されていないか、入国拒否になっていないかどうか、また
「逮捕状」が回されていないかどうかを調べてもらいました。

逮捕状に日本人の名前があれば、入国管理局に通報する
のが当然でしょうが、まだ私は Pinoy のままでした。


私のフィリピン初心者の頃のモットーは、
「隠れろ。逃げろ。」でした。

10数年前に逮捕されてから後、今までは、
「隠れても、逃げない。」です。エヘン!

あはは。まだ卑怯ですね。

だからフィリピンで這い蹲っても頑張っています。

その内堂々と、
「隠れない。逃げない。」と言えるように。


さて、ポールおじさんから見せてもらった逮捕礼状の複写は、
確かに【Warrant of Arrest】と書いてありました。
「御用だ!! 神妙にしろ!!」ですね。

「へっ、てやんでい! 易々お縄に掛かるわけにはいかねんだよ!!」

何故か【Warrant of Arrest】の下に【Received】って書かれています?

【Received】(容認、受理)って、何を受け取ったのでしょう?

逮捕礼状には、5人の名前が書いてありますけど、
おじさんだけ「保釈金」【Bail】を払ったんですね。

肝心な、誰が告訴(Complain)したかと言うと、
【SSS】(エス・エス・エス)からです。

【Social Security System】(ソーシャル・セキュリティ・システム)の略で、
「社会保障制度」から告訴されています。
「社会保険事務所」みたいなものですね。

告訴されてる金額は、100万円を超えてます。

裁判所に保釈金を払って、裁判が終わるまで審理、聴聞を繰り返し、
出頭することで告訴側と争うことも和解することも出来ます。

ただ、保釈金を払って逮捕を免れるのは、ポーロおじさんだけです。

保釈金は、内容等によって異なるけど、6万円位払ってるようです。

そんな大金、ありませんよ。
日本から戻って来たばかりでも、2年ぶりに帰ったくらいで、
飛行機代も日本の友達が仕事代としてくれただけで、余分なお金は、
あ・り・ま・せ・ん... 自慢じゃないけど...

ポールおじさんは言いました。

『自分が【SSS】と話し合いをするから、君たちは保釈金を払うな。』
『そんなお金があったら、うちの従業員に小遣いをやってくれ。』 と。

家内が言いました。
『それじゃあ私たちはどうしたらいいの?』

『家から出ないで隠れてろ。』と、おじさん。

『約束してくれ。絶対に保釈金は払わないと。』と、念を押す。

「解りました。 それに家内と2人分も払えるお金が無いから...」


な~~!!?? 捕まってしまうじゃ~ん!!??


※※※※※※※※※※※※※※※※




私は何とか考えました。

おじさんは今、国の仕事をしているので犯罪人になるのは困るから、
何とか自分で解決させようと思ってるようですが、出来るわけがない。

良い人だけに、絶対に【SSS】に負けてしまうよ。 きっと。
お金持ちだから、すぐ払って片付けるんでしょう?  きっと。

そして、そのお金は「立て替え」になり、「私の借金」になる。きっと。
で、私にお金の都合が付いて保釈金を払うと怒るだろうな? きっと。


理不尽な【〇〇〇】から、逃げてたまるか。

たとえ隠れてても...


《続きます》


すみません、
家内の姪っ子の洗礼式に、バレンズエラまで行って来ます。

時間が足らず、戻って来てからまたUPします。

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