泉パークタウンの風景

アメリカンワゴン


アメリカビュウイック社のステーションワゴン『ロードマスター』
が停まっていた。

全長5m全幅2mで5800ccのV8エンジン・・堂々としたものである。
オレの愛車ホンダアコードUSワゴンのモデルにもなったセクシーなヒップライン。
サイドのウッドパネルがアメリカンカントリーの香りをプンプンさせている。

しかしこの車にはボルボやベンツ・BMWなど欧州の高級ワゴンのようなステイタスさはない。
それに車が売られているロケーションもそのような高級外車や国産車のディーラーのようなきれいなところではない。
ロードサイドの中古屋さん、それも金髪の兄ちゃんがやっているような
かなり怪しいアメ車専門のお店だったりする。
メンテナンスもかなり大変そう・・・それにこの車に乗っていても
「(高級な)外車に乗ってる」というより
も「古い外国の車に乗ってる」って見られ別にその人のステイタスが
上がるなどといったことはない。

でも・・でも・・それでもこの車に乗る人間は間違いなくアメリカンテイストに魅せられた愛すべき『モノ好き』だと思う。
見よ!この草むらに停まったおおらかな雄姿・・・決してボルボやレガシー
はたまたベンツでもかなわないさ。
本当にアメリカのカントリーロードが似合いそうだよ。
そしてこの車はその風景がイメージできる人間以外はたぶん買わないと思う。

ただこんなでかい図体なので日本で乗るにはちときつい。
もともと走っている台数が少ないので滅多にないのだが、
狭い道ですれ違うときは『モノ好きさん』に敬意をはらい
オレは必ず道を譲るようにしている。
なぜかいつもその時目が合うと不思議とお互い笑みがこぼれる。


今から8年ほど前のワゴンブームの時はそこそこ見られたのだが
最近は滅多にお目にかからない。
この車はどんなオーナーが乗っているのか知らないが末永く乗っていて
ほしいものだ。
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