みちのくダービーだから味わえる楽しさ(第47節山形戦)

ベガルタ仙台0-0モンテディオ山形

試合内容に関することは別館に書いたのでこちらでは違う視点で。

昨日は、今年最後のみちのくダービーだった。

トップチームの試合の前にU-13(13歳以下の小学生世代)の
仙台と山形の両クラブジュニアチームによる『もう一つのみちのくダービー』が
前回の山形開催のダービー3戦目に引き続き今回も行なわれた。
結果は4-0でベガルタの勝利。

勝ち負けは別としてこの年代のダービーをトップチームの試合の前座に組み込んだことはとてもいいことだと思う。
隣り同士の県の隣り同士の市でもある仙台と山形。
この両市にJリーグのクラブがあるってことは本当によかったなーとダービーの度に思う。

オレが転勤で山形にいた頃はベガルタの前身である「東北電力サッカークラブ」が
モンテディオの前身「NEC山形」に負けてばかりで肩身が狭かったものだ。

やはりいいライバルがいて初めてダービーも盛り上がる。
山形のサポーターもここ数年大挙して仙台にくるようになり、
毎回敵側サポの席を満員で埋めてくれる。
その応援も彼らの本拠地天童市のべスパで見る以上に迫力がある。

今年は前々節で今年のJ1昇格の可能性が消えた山形だけど、
サポーターのチームを応援する姿勢にブレはなかった。
なんとユアスタに初めて山形のビッグフラッグが上がった。
迎える仙台側も新旧のビッグフラッグを上げて応戦。
さらに山形側はわずかに残るJ1昇格に望みをつなぐベガルタサポに向けて
『ヤツラの息の根を止めてヤレ!』
の挑発弾幕。

いい雰囲気だな~。
やはりこういう楽しみ方を知っている両チームのサポに敬意を表したい。
結果はスコアーレスドロー。
両チーム今年なかなかここまで改善できなかった部分がでた試合だったと思う。
内容がどうとかいう人もいるけど結果は正直
オレとしては、プレーの質についての言いたい事はあるけど
両チームの選手からはそれぞれの意地を感じることはできた試合だった。

どちらかが上に行き、片方がいつまでも下の方が優越感には浸れるけど
オレはそんな優越感より上でお互いがぶつかり合える
J1でのみちのくダービーの楽しみの方を経験したい。


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