成り上がり

連日のようにライブドア関連のニュースがブラウン管や新聞の紙面をにぎわしている。

ホリエモン・・・つい半年前までは総理大臣と並んで写真を撮るぐらいの立志伝の人物。
IT業界の偉大なカリスマともてはやされた彼。
いまや見る影もない。

矢沢のエーちゃんの著書に『成り上がり』という本があるのだが
その中で成り上がりの原動力は『ハングリー精神』だと書いてある。

その成り上がりで一番オレが連想するのは
ジェームスディーンの遺作になった『ジャイアンツ』という映画である。


大牧場で下っ端の使用人として働くジェット(ディーン)。
ある日その牧場の跡取り息子のビッグ(ロックハドソン)に東部の娘
レズリー(エリザベステイラー)が嫁いでくる。
ジェットはそのビッグの姉ラズの愛人(遊び相手)でもあった。
彼女の庇護のもとでなんとかこの牧場内に居場所を確保していたジェット。

でもジェットはビッグに嫁いできたレズリーをひそかに愛してしまう。


やがて彼の愛人だったラズが亡くなり恩情で僅かな土地をもらう。
その小さな土地から石油を掘り当てジェットは、主人のベネディクト家を
もしのぐ石油成金になる。

いくらお金が手に入っても自分が大きくなればなるほど、
ビッグとレズリーの夫婦愛が強くなることにジェットの心はすさむ。

夜ごとレズリーへの絶ちがたい想いの前に酔いつぶれる。

金と名誉を手に入れながらも愛に飢える男ジェット。
成り上がりでもどこか憎めないし共感を覚えるのはジミーディーンだから?


『成り上がり』と『成金』は違うというのがオレの考えだから
オレはホリエモンには特には興味はない。

オレのもう一つのブログ『中高年転職始末記』


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