ときには気乗りしない事もある(あくまで個人的に)

贅沢は言わないつもりだけど・・・
やっぱりオレには気乗りしない求人だった。

今、中高年の求人でも応募できる営業系の仕事に、『健康医療器具』

を実演無料体験会場で実際にお客さんに体験させて販売するという仕事がある。

この機械はちゃんと厚生省から医療器具の認定を受けているので、
もちろんインチキなどではない。

しかしどこか納得いかない・・・気持ちが

機械のカタログを見れば「頭痛」「肩こり」「慢性便秘」「不眠症」
に効き目があり、病院などにも入っているという。
価格は100万円だ。

世の中値段の高いものがあってもいいとオレは思う。
車・洋服...自分が買うかどうかは別にしても存在していいと思う。
でもこの医療器械はどうにも高いと思う。

セールストークも理論的にどうとかより、ひたすら頭痛・
肩こり・慢性便秘・不眠症以外のいろいろな症状にも効能があるという
使用者の体験例を強調するやり方だ。

きっと100万円もする機械の効用が「頭痛」「肩こり」「慢性便秘」「不眠症」
だけではいまひとつ押しが弱いということなのだろう。

参考にしようといつもお世話になってるお医者さんに聞くと
『自然治癒力をアップさせるくらいの効果』ぐらいに
思っていた方がいいということだった。

そこの医療器機メーカーの無料体験所の説明員の話でも
「もし効果に不満があった場合」
①個人の体質の差
②食べ物・就寝時間、住環境、人間関係によるストレス

によって効き目に差がでると説明されるようだ。

この機械でいろいろな症状が改善された人の話も本当なら、
効果がなかったという人の話も本当だと思う。
別にこの機械に限らず、世の中の医療機械や薬なんて、
多くはみなそうだと思う。

だからこそ、
あくまでオレの個人的な価値観だけど
治ればもうけけモノ的な商品にしては高価すぎると思う。

もう商品に疑問をもっちゃうとセールスは無理だな~

この器具の無料体験会場では少しでも身体が楽になればと、お年寄りが
行列を作って会場が開く時間を待っている。
ひどいときは中でその機械の使用順番をめぐって、お客同士が
もめることもあるらしい。

それぐらい病気に効くとなるといろんな温泉いったり、いろいろな
機械を試したりと高齢の方は苦しみから逃れるために必死なのだ。

それに無料体験場で完治すれば機械を買う必要もない。
いくら毎日「顔色よくなってきましたね~」と説明員が声をかけてくれても、
結局治らないからこそ大金を出して買うんだろうと思う。

本当にカタログに書いてあるように、世の中の人たちが健康で
暮らせることを真剣に願う企業なら、ぜひともコストダウンしてもっと多くの
人が購入できる価格になるよう努力する姿勢がほしいなと強く思ってしまう。
(すでに開発されて30年以上たっているし)

ということをいろいろ考えてしまい断念した。


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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
いいこと言う~ (Ma)
2005-10-17 23:10:59
そうですよねっ。自分で誇りを持って営業

できる商品でなくちゃだめですよねっ。

なぜゆえに、老いとか病気とかいった、人の

コンプレックスを利用した商品ってやたら

ぼったくるようなのが多いのですかねえ。

いいものを作っているのなら、ほんと、たくさんの人に喜んでもらえるお値段で売ったらいいのになあって思いまする。
 
 
 
そうなんですよね。 (傷天)
2005-10-18 01:52:05
たしかに材料費だけではなく販売にかかる手間とかも原価として考えていいとは思うし、そういう売り方で価格を維持してブランドの価値を維持することもいいと思うですよ・・・高級品として。

でも医療器具を「高級品」のままにしておくのがいいのかなって素朴な疑問があります。

老人やアトピーとかどこか弱い人につけこむような・・・以下自粛
 
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