Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

池田篤Quartet ★赤坂B♭No Charge Day ライブ

2011-06-09 19:26:53 | JAZZライブ

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2011年6月9日(木)
■赤坂B♭★池田篤 Special Quartetライブ
■池田篤(as), 熊谷泰昌(p), 島田剛(b), 高橋徹(ds).

■Report
赤坂B♭で月2回ほど開催されるNo Charge Day。とてもお得なライブなのです。
ミュージックチャージ無しで係る費用は飲食代のみ。6月7月はよく知っているミュージシャンが出演。
今宵は池田篤さんのカルテットということで、急遽聴きに行くことに。
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遅めの入店、結構若者がたくさん入っていた。正面の一番前列のかぶりつき席があいていたので席を確保。
ライブが始まる。いやぁぁ池田さんのテクニックは素晴らしい。熱い演奏を堪能させていただいた。
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池田さんの選曲は、私が聴いていないまだ未開のミュージシャンのジャンルの曲を聴かせてくれるので、またまた勉強になります。
休憩んとき周りを見回すと、TRTさんがいらっしゃっていた。
今日は強引にこのライブに来てよかった。正解でした。
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■Set-List
1st-set
1-1.Yes Or No(Wayne Shorter)  
1-2.Singin' (Lee Konitz)  
1-3.※no name (沖縄で作曲した池田篤original)
1-4.Light Blue(Thelonious Monk)
1-5.Played Twice(Thelonious Monk)

2nd-set
2-1.Remember Rockefeller At Attica(Charles Mingus)
2-2.Falls(池田篤Original)
2-3.Lover Man
2-4.Round Trip(Ornette Coleman)
2-5.Minor March(milt jackson)
enc.Body and Soul
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♪Singin' (Lee Konitz)アルバム「Sound of Surprise」に収録

♪Light Blue(Thelonious Monk)
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♪Played Twice(Thelonious Monk)
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♪Remember Rockefeller At Attica
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池田篤Quartet<br />  ★赤坂B♭No Charge Day <br />  ライブ


小池純子with 岡崎好朗★池袋P'sBarDuo ライブ

2011-06-08 20:58:07 | JAZZライブ

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2011年6月8日(水)
■池袋P’sBar★小池純子with岡崎好朗Duoライブ
■小池純子(pf)、岡崎好朗(tp)

■Report
今宵は久しぶりの小池さん、岡崎さんのデュオライブ。岡崎さんの演奏は本当に久しぶりだぁ。
このおふたりのP’sBarでのライブはちょうど程よい聴衆なのでくつろいで聴いていられる。
直前まで寄席にいていて、開演予定時間を若干過ぎて入店。私の前に女の子が一人入店。店に入るとなんとその女の子は小池さんのお弟子さんで名前が私と同じ苗字とのこと。
未だお客さんが少なかったので演奏開始を遅らせていただいたようでした。
この日のお客さんはトランペットをやっている方はいなくて、ピアノをやっている方が二人いましたねぇ。
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さて演奏。この日は半分が知っている曲、残りはまたはじめて聴く新しい曲でまたまた勉強させていただきまっせぇ。
小池さんは、いろいろと事前にあれこれやってみようと考えた選曲のようです。
まったりとしたおふたりの演奏のなかで夜は更けていきました。
ライブ後、恒例となったお店近くの中華料理屋さんで小池さん、ポンポコさん、そして数人のお客さんと一緒に懇親会。今日は平日でライブ終了が前回より遅めだったので、慌しく料理、お酒をいただき、小池さんたちと走って駅へ向かったのでした。

■Set-List
1st-set
1-1. Along Came Betty (Benny Golson)
1-2.The Thing To Do(Mitchell)
1-3.Beautiful Love
1-4.Spring Can Really Hang You Up the Most
1-5.My Little Brown Book(Billy Strayhorn)
1-6.Autumn Leaves

2nd-set
2-1.Where Or When
2-2.I Loves You ,Porgy
2-3.Candy
2-4.I Can't Get Started 邦題:言い出しかねて
2-5.Two Different Worlds (Sid Wayne/ Al Frisch)
2-6.Con Alma(Dizzy Gillespie)
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♪The Thing To Do(Mitchell)
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♪Spring Can Really Hang You Up the Most
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http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=L_O3<wbr></wbr>kivMhoc

ヴァース
どこにもいるような多感な女の子だった頃、
春は恋の季節で、
私も心を燃やしたもの。
でも今年は違う、
春のロマンスなんてありえない。
実らぬ相手と契りを結んだその挙句、
すぐに壊れた恋の破片が心にささり、
春の季節が巡って来たの...

コーラス①
今年の春の気分は、
出走できない競走馬みたい!
私は寝転がり、
ぼうーっと天井を眺めるだけ、
春って最悪な季節!

そよ吹く風は、
新緑や花のつぼみに、
お目覚めのキスを送る。
そんな自然に乾杯!
私は公園を散歩して、
独りぼっちの時間をつぶす。
春が一番辛い人もいるの!

午後はずっと、
小鳥がさえずるラブ・ソング、
この歌は知っている:
「これぞ真実の愛!」と歌っているのよ。
私も聴いたことがある。
だけどこの歌には裏がある!
だから私は春がつくづくいやなのよ!

一月は恋が実ると信じていた。
四月の今、恋はユーレイ同然。
春はちゃんと巡ってきたけれど、
これほど辛い季節もない!

コーラス②

間違いなく春が来た!
至る所でコマドリが愛の巣作り、
私の心も春を謳歌しようと努力する、
歌えば心の傷も悟られまいと。
春は本当に居心地悪い。

学生達は「甘い情熱」にかられ
一心不乱に詩の創作、
それが春というものね。
だけど私は去年のイースター帽と一緒、
埃だらけの放ったらかし。
春っていやな季節なの。

あの時私は恋をした、
「いつまでもこのままで」と願いながら、
あの人と最高の時を過ごした...
もう昔話だけど...

そして春がやってきた。
春な甘い約束の歌で溢れる、
でも私の場合は、
何か違う!

お医者様は元気がつくように、、
「サルファ剤と黒蜜」を処方してくれた。
何の効き目もなかったわ。
きっと慢性的な病気よね。
こんな私にとって
春はほんとにいやな季節!

♪My Little Brown Book(Billy Strayhorn)
 作詞・作曲: ビリー・ストレイホーン Billy Strayhorn (1944)
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http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=fNrV<wbr></wbr>rEXUVS4
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=_J0Z<wbr></wbr>pJMQjDo

私の小さな茶色い本は、
表紙に銀の縁取りがあり、
なんとも思い出を呼び起こし続けることか、
それは私に付きまとう思い出。

静かで誰もいない所で
私は全てのページをめくり
古びることのない話をつぶさに読む、
それは報われることのない愛の話。

このページに記された日付、
あの運命の夜の八時、
私が知ったのは、
私たちはもう愛し合っていないということ。

それ以降は何もなく、
ただ暗黒の封建時代への扉があるだけ
それは空の星を閉じ込める扉。

私の小さな本には、
私が刻みつけたのはあなたが心から誓った言葉、
でも私たちが別れてからの今は
この本と、あの最後の甘い口づけが、
あなたが残してくれた全てのもの。


♪Where Or When
1937(Lorenz Hart / Richard Rodgers)
邦題『何時か何処かで』。1937年ミュージカル『青春一座(Babes In Arms)』の挿入歌。レイ・ヘザートンとミッチ・グリーンによって歌われた。1939年にはジュディ・ガーランド主演で映画化されている。1948年映画『言葉と音楽』でもリナ・ホーンが歌を披露。また1960年にディオン&ベルモントが歌いリバイバルヒットし、オールディーズの名曲とされている。
http://<wbr></wbr>www.lyr<wbr></wbr>icsfrea<wbr></wbr>k.com/f<wbr></wbr>/frank+<wbr></wbr>sinatra<wbr></wbr>/where+<wbr></wbr>or+when<wbr></wbr>_200557<wbr></wbr>11.html
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=FnRS<wbr></wbr>M3dLSTk
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=day8<wbr></wbr>9qtgXGw


前にもこんなふうに僕たち、話をしたよね
前もこんなふうにお互い見つめ合いながら
でも、いつどこだったか思い出せないんだ

君が着ている服はそのときも同じだった筈
今見せた君の微笑みもそのときと同じだよ
でも、いつどこだったか思い出せないんだ

最初のとき起こっていたことと同じことが
なんだか今もまた起こっている感じなんだ

僕たち、前にも出会ったのかも知れないね
笑い合ったり恋に落ちたりしていたのかな
でも、いつどこでだったか誰にも謎なのさ


♪I Loves You ,Porgy
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=o3D8<wbr></wbr>Ri84hmw
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=khSl<wbr></wbr>PsvEE1U

1935年
作詞:DuBose Heyward デュポースヘイワード
作曲:Ira & George Gershwin ジョージガーシュイン

邦題『愛するポーギー』。1935年オペラ『ポーギーとベス』の挿入歌。当時の貧しい黒人社会の様子を描いたドラマ。酒場で開かれた賭事でケンカが起こり人が死に、殺した男は逃走する。取り残された、男の愛人。それがベス。誰も関わりを持とうとしない中で彼女の力になってくれたのは、生まれつきの正義漢ポーギー。ポーギーの優しさと明るさに接するうち、やさぐれていたベスもやがて、忘れていた自分らしさを取り戻していく。そして歌われるのが、イエスに捧げる「ドクター・ジーザス」とこの歌(YouTube)。ポーギーの中に「神様」を見てるんだから、並みの男では勝てません。


ポーギー、あなたを愛しています
だから、あの人に私を渡さないで
あの人は酷い扱いをしてくるから
気が狂ってしまいそうなほどです

もしあなたが許してくださるなら
このままそばに居させてください
あなたとここでいつまでもいたい
それは本当どんなに幸せなことか

いつの日かあの人が帰って来て
また私を押さえつけるでしょう
そうなったら死んでしまいます
心の深い処が死んでしまいます
でも呼ばれたら私は拒めません

もしあなたが守ってくださるなら
このままそばに居させてください
あなたとここでいつまでもいたい
私は愛する人を見つけたのだから


♪Con Alma(Dizzy Gillespie)
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=DggG<wbr></wbr>N8E2vx0
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=2Mxq<wbr></wbr>is9APXU
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=uTvP<wbr></wbr>ux61UJ8

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■池袋 P's Bar
東京都豊島区池袋2-60-6キムスビル池袋B1F
電話03-5391-3365
http://<wbr></wbr>ktmhp.c<wbr></wbr>om/hp/p<wbr></wbr>sbar/to<wbr></wbr>p

★小池純子 ホームページ
http://<wbr></wbr>www2.tb<wbr></wbr>b.t-com<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>juntum/

★岡崎好朗 ホームページ
http://<wbr></wbr>www12.o<wbr></wbr>cn.ne.j<wbr></wbr>p/~yosh<wbr></wbr>iro/

小池純子with<br />  岡崎好朗★池袋P'sBarDuo<br />  ライブ


落語★池袋演芸場6月上席

2011-06-08 16:51:17 | 落語

落語★池袋演芸場6月上席

2011年6月8日(水)
■池袋演芸場六月上席昼の部&夜の部

■Report
今日は1日有給休暇をとり、午前中は歯医者、午後はフリー。
夜は池袋P’sBarへ行くことにしていたので、それまでの間、久しぶりに落語を聴きにと池袋演芸場へ。
ここの寄席は、噺家さんとの距離が近く、マイクなしでとても肉声がとおり、ライブ感が溢れる素晴らしいところですねぇ。また周りをみまわすと結構若い女性が多いですねぇ。
この日の演目は結構初めて聴く話もありとてもためになりました。そして、三遊亭歌武蔵さんはこれまで結構な回数をきいていましたが、この日初めてまともな古典落語を聴くことが出来ました。また昔息子が見ていた「おかあさんといっしょ」にその当時出演していた「古今亭志ん輔」さんの噺も始めて聴くことができました。
素直に腹の底から笑うひとときでした。

■Set-List(演目)
【昼の部】
1-01.落語:前座/三遊亭ありがとう(金明竹)
1-02.落語:三遊亭粋歌
1-03.漫談:結城たかし
1-04.落語:三遊亭若圓歌
1-05.落語:林家種平(ぼやき酒屋)
1-06.奇術:ダーク広和
1-07.落語:三遊亭歌武蔵(手水廻し(ちょうずまわし))
1-08.落語:柳家喜多八(鈴が森)
1-09.落語:大瀬ゆめじ・うたじ
1-10.落語:柳家三三(悋気の独楽(りんきのこま))
1-11.落語:三遊亭多歌介(壷算(つぼざん))
1-12.落語:柳家権太楼(町内の若い衆)
1-13.太神楽:扇家和楽社中
1-14.落語:三遊亭歌之介(龍馬伝)

【夜の部】
1-01.落語:春風亭朝呂久
1-02.落語:柳家小んぶ(肥瓶(こえがめ)・家見舞)
1-03.落語:柳家さん弥(夏どろ(なつどろ))
1-04.俗曲:柳家小菊
1-05.落語:柳家甚語楼(狸賽(たぬさい))
1-06.落語:桃月庵白酒(猫の災難)
1-07.奇術:花島世津子
1-08.落語:古今亭菊之丞(湯屋番)
1-09.落語:柳家喬之助(松竹梅)
1-10.落語:古今亭志ん輔(七段目)

~~ここまで聴いたあと私は退席~~~~~~
1-11.漫談:ロケット団
1-12.落語:柳亭左龍



■あらすじ

【金明竹】
与太郎が、道具屋の伯父の店で店番をしていると、上方言葉の早口でまくし立てる男が現れて「わて、中橋の加賀屋佐吉方から参じました。先度、仲買の弥市が取り次ぎました道具七品のうち、祐乗、光乗、宗乗の三作の三所物・・・・」と道具の取引についての状況の説明をまくし立てる。何がなんだか分からないが、節回しが面白いのでもう一度やってくれと頼み、やはり分からないので奥にいた伯母を呼んで一緒に2度聞いてもらうが、やはり分からない。
じれた上方の使いは起こって帰ってしまう。そこへ店の主人である伯父が帰ってくるが、与太郎はともかくも妻に聞いても分からない。
断片的な記憶の中に「(仲間の)弥市が気が違った」とか「兵庫の坊さんが屏風になった」とか意味の通じない答えしか帰ってこない。
「はっきりしたところは一つくらいないのか」
「思い出しました。古池に飛び込んだのです」
「ええ、あいつには道具七品を預けてあったのだが、買ったのかなあ」
「いいえ買わず(蛙)です」


【鈴が森】
間抜けな泥棒の新人が親方に連れられて鈴が森に潜んで旅人を待つ。
「やいやいここをオイラの縄張りと知って通ったか、命は貰うぜ。知らずに通ったのなら命だけは許してやろう。その替わり、身ぐるみ脱いで置いてゆけ!」と脅し文句で旅人を強請る筈だが、上手く言えずにまごまごしてしまう。旅人は武士で、逆に脅かされてしまう。
「身ぐるみ置いて行きますから、命だけは許してください」


【壷算(つぼざん)】
新居に引っ越した男。水瓶を割ってしまい、新しい水瓶を買いに行くことになるが、女房に言われ、買い物上手の徳さんに一緒に行って貰うことにする。引き受けた徳は「この買い物、おれが万事良いようにしてやるから、一切の口を出すな」と言う。二人は天秤棒をかついで瀬戸物屋へやってくる。ある店で値を訊くと、一荷入りという小さな瓶が三円五十銭、二荷入りという大きな瓶が七円だという。徳は「この店を長屋じゅうで末永く贔屓にするから」などとうまいことを言い、一荷入りの瓶を三円に負けさせ、担いで店を出る。しかし、男が欲しいのは大きい二荷入りの瓶。「徳さん、おれがほしいのは・・・」と言うと徳は「みんなわかってる。任せておけ」と自信タップリ。少しして店に戻り「間違えて小さい瓶を買ったから買い戻して欲しい」と切り出す。店の物はそれが徳の仕掛けたワナとも知らず承知して・・・。


【町内の若い衆】
熊が兄貴分の家を訪ねるとあいにく兄貴分は不在ですが、女房がお茶をいれてくれます。

ちょうど茶室を建て増し中で、熊が「この木口の高えって時に、お宅の大将は働き者ですね」と誉めると女房は「うちの働きじゃないんですよ。町内の若い衆が寄ってたかってこしらえてくれたようなもんですから」と謙遜。
その奥床しさに感心した熊は、気の強い女房にこのことを話し「お前はこんなこと言えやしねえだろ」というと「言えるよ~。だったら建て増ししろ」と反撃され、ぐうの音も出ません。
湯にでかけると、道すがら友だちの辰に会いました。
「家に寄って何でもいいから誉めて“お宅の大将、働きもんですね”と女房に言ってみてくれ。湯銭は払うから」と辰に頼みます。
わけのわからないままに辰は熊の家に出向き、言われたとおりに何か誉めようとするのですが、何もないので適誉めようがなく・・・・。
辛そうにしているのを見てどうしたのかと尋ねると赤ん坊を身ごもったという。
「この景気の悪い時にお宅の大将は大したもんだね」
「いえいえ、町内の若い衆が寄ってたかって作ってくれたのよ」


【夏どろ(なつどろ)】
蚊燻しを焚いたまま寝てしまった男の部屋に泥棒が入り、燃え始めたので危ないから消した。寝ていた男を起こして、俺は泥棒だ金を出せと迫った。しかし、金は無いし、代わりになるような物品もないと開き直り、逆に飯代にも困っているので、米と薪を買うので三十銭貸してくれと頼む。泥棒が断ると、大きい声を出せば長屋の連中が駆けつけて、お前をふん縛ると脅す。仕方なく三十銭を出すと、おかずを買うからもう二十銭、更に、質屋に入れた衣服を引き出すのに三十銭を巻き上げる。
警察に気をつけて帰れと送り出してみると煙草入れを忘れて行った。
「オーイ、ちょっと、泥棒、忘れ物だ」
「金をやったのに泥棒とはなんだ、なに、忘れ物を届けてくれたのか、案外良い奴だな」

「それ程でもねぇ」
「てやんでぇ、やに下がるな」
「届けたのが煙草入れをだ」


【狸賽(たぬさい)】
昼間助けてもらった狸の子が、恩返しをするように親狸に言われたと訪ねて来た。
 どんな恩返しが出来るか相談して、賽に化けてインチキ博打の手助けをすることになった。賽に化けて賽の目の練習をすると二ばかり出る。どうしてかと聞くと、二は目玉で普通に立っている姿勢だから楽だと。一は逆立ちしたおいどの穴だった。
 賭場に行って、今日は金があるから胴を取らせろと言い、狸の賽で勝負が始まった。

「さあさ今度は六だよ、たーちゃん頼むよ」
「今度は三だよ」と次々に勝ち続ける。
 不審に思った連中が、いちいち数を言うのを止めろと迫る。それならと、お目めだよと言って一を指示し、おいどだよと言って六を出し、分かっている数は良かったが、五を要求する段になって、困った。
「天神さんの梅鉢の紋だ、天神さんだよ」
 開けてみると、狸が冠被って勺持って天神さんの格好で立っていた。


【猫の災難】
湯上がりに、一杯飲みたいなと考えていた熊五郎の前を、隣の女将さん、が大きな鯛の骨をを捨てに行くと、熊五郎が、声を掛けた。
その大きな鯛は、猫が病気なので、見舞いにもらったので、頭と骨だけ残ったから、捨てに行くと聞いて、熊五郎が猫にあやかりたいねぇ、その骨を良かったらもらいたいけどと言うと、隣の女将さんがこんなものどうするんだい?、熊五郎はちょっと焼いてお湯を掛けて醤油を入れて飲むとうまいんだと言って、その鯛の骨をもらった。
すり鉢を上からかぶせておくと頭と尾っぽが出て鯛があるように見える。そこへ、友達の八五郎が訪ねてきて一杯やりたいなぁと話し合っていると、すり鉢の鯛を見て、立派な鯛じゃねぇか、それで飲もう、酒は買ってくると言って、八五郎が出て行く。
熊五郎も、今更、これは骨だけとは、言えないでいるうちに、八五郎が酒を買いに言ったので、なにか言い訳をしなきゃと考えて、しかたなく、隣の猫に取られたことにする。
八五郎が、酒を持ってきたら、その話をして、隣には、いつも世話になっているからと、言って、酒だけ飲もうと言い出す。
八五郎は、せっかく鯛で飲もうと思ったから、どうしても鯛を買ってくると出かけた。

熊五郎が、お燗をつけながら、味見をするうちに、八五郎が買ってきた酒を飲んでしまう気が付いた熊五郎は、また言い訳をしなければならないので、隣の猫が徳利を倒したことにして、はちまきを締めて、喧嘩支度で八五郎の帰りを待っていたが、酔っぱらって寝てしまう。
そこへ八五郎が帰ってきて話を聞いて怒り出す。そのうちに熊五郎が、酔っぱらっていることに気が付いて、お前が飲んだなと言うと、熊五郎は、大声で隣の猫が蹴飛ばしたんだ、隣の猫のところへ行ってくれと言い出す。
そこへ、隣の女将さんが顔を出して、うちの猫は寝ているんだよ、さっき熊さんに鯛の骨をあげたのに、何で悪く言われなきゃならないと、怒り出す。
様子がしれた八五郎は、この野郎!お前猫のおあまりをもらったな、この俺に隣の猫のところへ何しに行かせるつもりだったんだと言うと、熊五郎が、だからよく謝っておいてくんねぇ、
※解説
舞台は、熊五郎の長屋のみで登場人物も少なく。なかなか難しい噺で、五代目の古今亭志ん生は、なぜか犬で演じ、、鯛ではなく大きな鶏肉という設定だが、犬に骨の危険な鶏肉は与えないのが常識だが、そこは志ん生師匠の面白さだろう。


【湯屋番】
若旦那は主人がよく知る「奴湯」という湯屋(銭湯)に勤めに行くことになる。はじめは外回りの薪木集めや煙突掃除をあてがわれそうになるが、番台の人手が足りないということになり、若旦那は奉公初日から番台へ。もともと空想癖のある若旦那は、お客に来た近所のお嬢さんと自分がいい仲になることを思い描き、ひとり自分の世界へ入っていく・・・。


【七段目】
芝居気違いの若旦那、孝太郎、使いに出て帰りが遅くなる。 また芝居かと旦那は怒るが、番頭のとりなしで、二階へ。 二階へもただ上りたくない、八百屋お七が櫓の梯子段を登る恰好で、トッチリチントッチリチンと、お尻を振りながら登る。 好きなのは、口上風景だと、成田屋の「睨み」を風邪も引かないのにとカッカッカッとやり、あれなら2万円払う、と。 彦六の声色で口上の口切、何を言っているのかわからない(これが可笑しかった)。
小僧の貞吉が、静かにするようにと、伝えに来るが、芝居の調子。 うまいね、お前、二人でそうっと「七段目」をやろう。 貞吉がお軽、妹の着物に長襦袢を着ろといわれ、ホウズキの化物のようになる。 若旦那は平右衛門、本身の刀を差す。 「お前は兄さん、恥しいわいな」「わりゃ妹お軽じゃないか、われの命はわいがもらった」と、本身を抜いて追いかける。 逃げる貞吉、長襦袢が足にからんで、梯子段からころがり落ちた。 「テッペンから落ちたか」「七段目から」


■池袋演芸場
東京都豊島区西池袋1-23-1
TEL:03-3971-4545
http://<wbr></wbr>www.ike<wbr></wbr>-en.com<wbr></wbr>/


川嶋哲郎Quartet★新宿SOMEDAY ライブ

2011-06-07 20:49:07 | JAZZライブ

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2011年6月7日(火)
■新宿SOMEDAY★川嶋哲郎カルテットライブ
■川嶋哲郎 ts 福田重男 p、桜井郁雄 b、久米雅之 ds

■Report
今宵は久しぶりの新宿SOMEDAY。そして久しぶりの川嶋哲郎Quartetライブ。
店に入るとお客は10人弱。壁側の最前列に陣取る。
1st-setまぁぁなんと懐かしい選曲。私が川嶋さんを追いかけだした頃のSOMEDAYでの演奏曲のオンパレード。いろんなジャズスタンダード曲の中で川嶋さんのライブを通して覚えた曲達…
この前の川嶋さんは疲れているそうだが、逆にMCはハイテンション。
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休憩タイム、福田さん、桜井さん、マスターを中心に放射能被曝論議で盛り上がってますねぇ
2nd後半は最高に熱い演奏で久しぶりに酔わせてあただきました。
ライブ後、桜井さん曰く、放射能にやられてるね。かなりハイテンションだったよ…
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■Set-List
1st-set
1-1.Like Someone In Love
1-2.You Don't Know What Love Is
1-3.Ask Me Now
1-4.Rhythm-A-Ning(Thelonious Monk)

2nd-set
2-1.Stella By Starlight
2-2.All The things You Are
2-3.Body and Soul
2-4.Four(Miles Davis)
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■新宿SOMEDAY
東京都新宿区新宿1-34-8 新宿御苑前ビルB1(やよい軒の地下)
℡ 03-3359-6777
http://<wbr></wbr>someday<wbr></wbr>.net/in<wbr></wbr>dex2.ht<wbr></wbr>ml

★川嶋哲郎
http://<wbr></wbr>tetsuda<wbr></wbr>s.com/

新宿SOMEDAY<br />  ★川嶋哲郎カルテットライブ


THE MOST★御茶ノ水NARU ライブ

2011-06-06 23:35:27 | JAZZライブ

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2011年6月6日(月)
■御茶ノ水NARU★THE MOST ライブ
■as多田誠司 p片倉真由子 b上村信 ds大坂昌彦

■Report
今宵は、Jazz友達が大坂さんのライブに行きたいといっていたので、御茶ノ水NARUでのTHE MOST のライブへ。私自身このユニットのライブは初めてだったので楽しみに。
多田さんのステージは久しぶりで、熱のこもった演奏はさすがですねぇ。友達も感激していました。
友達のめあての大坂さん。そのテクニックは最高なんです。ドラムだけ聴いていても楽しめますねぇ。
このユニットは基本的にオリジナル曲中心ということで、なかなか新鮮です。
アンコールでは、スタンダードで私の好きな「アップ・ジャンプド・スプリング」が入りご機嫌でしたぁ。

■Set-List

多田さんセトリ教えて?
1-1.
1-2.
1-3.True College
1-4.

2nd-set
2-1.Moss Rose
2-2.Rich Valley
2-3.Lady's in the City
2-4.URUME

3rd-set
3-1.Everything
3-2.Re:mark
3-3.Silver Rain
3-4.The Most Dangerous Zone
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■御茶ノ水NARU
東京都千代田区神田駿河台2-1
Tel:03-3291-2321
http://<wbr></wbr>www.jaz<wbr></wbr>z-naru.<wbr></wbr>com/

★多田誠司
http://<wbr></wbr>www.tad<wbr></wbr>asei.co<wbr></wbr>m/
http://<wbr></wbr>blog.li<wbr></wbr>vedoor.<wbr></wbr>jp/tada<wbr></wbr>sei1/

★片倉真由子
http://<wbr></wbr>www.may<wbr></wbr>ukokata<wbr></wbr>kura.co<wbr></wbr>m/
http://<wbr></wbr>ameblo.<wbr></wbr>jp/mayu<wbr></wbr>kokatak<wbr></wbr>ura/

★上村信
http://<wbr></wbr>www.geo<wbr></wbr>cities.<wbr></wbr>jp/nshi<wbr></wbr>ramumik<wbr></wbr>a/

★大坂昌彦
http://<wbr></wbr>www.mas<wbr></wbr>ahiko-o<wbr></wbr>saka.co<wbr></wbr>m/

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