猫(CAT)はジャズが好き/ 絵文:前田マリ

数年前にJazz関係の本を日比谷図書館で借り漁っていた頃に見つけて借りて読んだ本です。どうしても自分の手元においておきたかったのですがなかなか本屋さんにおいてなくてさがしていました。最終的にはアマゾンで買うかと思っていたのですが、先週の土曜日にたまたま神保町に行く機会があり古本屋を散策しているついでに、三省堂書店に入りJazzコーナーを見ていたら・・・・おぉぉありました！即効で購入！

表紙裏の解説から～
「CAT（猫）は、ジャズミュージシャン、そしてジャズ狂を意味するアメリカのスラングだ」（本書より）
「ジャズを楽しむのに薀蓄はいらない。広くて深い世界だからこそ、自分の気持ちにぴったりの曲が必ずある」
猫の絵でおなじみの人気イラストレーターが、「ジャズってなんだか敷居が高い、」「もっと気軽に聴けたら」という人のために描いたジャズの愉しみ方。
大好きなミュージシャンについて。ジャズメン、美人シンガーに学ぶファッション。レコードジャケットをインテリアにする工夫。旅先で出会ったジャズ・シーン・・・。ジャズを楽しむためのアイデア、データを満載。
たくさんのCATのイラストとともにつづる、ジャズへの手引き。

前田マリさんは、実は私と同郷の石川県金沢市出身のようで、TBSテレビ「はなまるマーケット」にレギュラー出演していたこともある著名なイラストレーターで、猫の絵を得意とされているそうです。
また、レコードのコレクションが1000枚を越える大のジャズ・ファンだそうです。
本書は、「ジャズを楽しむのにうん蓄はいらない」と、猫やジャズの素敵なイラストをふんだんに使って、さりげなくジャズの魅力を伝えたとてもお洒落な本です。
私も知らない、金沢香林坊のジャズ喫茶「ヨーク」などのことが書かれています。
　この本にはこうしたちょっとしたいい話と光るセンスが満載なのです。それにたくさんのCDを紹介しています。



目次

まえがきにかえて
TAKE 1 ジャズの楽しみ新発見
　"ニューヨークの秋"を聴きくらべてみよう
　レコードジャケットをインテリアに
　おしゃれは女性シンガーのファッションから
　モンクの帽子
　トロンボーンが好き
　メガネのジャズマンたち
　ジャズでボサノバを
TAKE 2 旅先で感じるジャズ
　レコードジャケット写真のニューヨークを訪ねて
　ニューヨークを歩けばジャズにぶつかる
　ワシントンDCでの最高の夜
　パリのジャズシーン
　ファドの街リスボンで聴いたジャズ
　バーでうなった「サウス・パシフィック」
TAKE 3 愛しのジャズメン
　モリス・ナントン
　ジョニー・ホッジス
　クリス・コナー
　ソニーロリンズ
　チャーリー・ラウズ
TAKE 4 毎日のなかのジャズ
　競演ソルト・ピーナツ
　Mの想い出
　桜色のラジオ
　猫とジャズ
　ジャズ喫茶へ行こう
　風呂で聴いたジャズ
　ジャズでシャムパン
この一曲が聴きたい
　トリオ編
　カルテット編
　クインテット編
　ボーカル編
あとがき