Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

新宿 末廣亭 九月中席 夜の部

2018-09-20 22:26:27 | 落語
2018年9月20日(木)【PART②】
■新宿 末廣亭 九月中席 夜の部

新宿PIT INNでの中山拓海4ライブ終了後、帰宅しようと新宿三丁目駅に向かって歩いていて、ふと駅入り口の手前で・・・あぁ新宿末廣亭・・今日は誰が出演しているのかな~?・・とちょっと末廣亭に寄ってみるとぉ・・本日の主任「柳家喬太郎」!!  うぉぉぉと思いそのまま木戸銭3000円を払って末廣亭に飛び込みましたぁぁ。
前の方の席は結構埋まっていましたが、まだ空き席が結構あったので後方で通路側が空いているいる席に陣取る。噺家が次々変わっていく毎にお客様が入ってきて、中入り後には満席で二階席も解放したみたい・・・やはり喬太郎師匠の人気は凄い!!

この日は初めて聴く演題が多く、必死にそれぞれの話のモチーフをメモメモして、それをネットで検索(例えば・・「落語 女郎通い 熊さん」で検索すると「磯のあわび」という古典落語の演題がヒットする)して、・・・なるほどそんな古典落語の演目があるのかぁ・・とわかり勉強になるのである。いろいろなその演目に関するオマケの情報も入手出来てまたまた楽しい。
ジャズライブでも同じようなことをやっているが、本当に落語もジャズも似ているんだよね。
「古典落語の演目」「ジャズスタンダード曲」それぞれを噺家、ジャズミュージシャンがそれぞれの解釈でアドリブを織り込んで話す・演奏する。しかも代替その時間は10~15分。

お仲入り後からの噺家の皆さんの話が面白かったですねぇ。
漫談の林家ペーさん。この日9/20が亡き初代林家三平師匠の命日ということで、初代三平師匠の写真をプリントしたピンクのTシャツのいでたちで、マシンガンのようにまくしたてた漫談を展開し会場は爆笑の連発。
特に文蔵師匠は面倒くさそうに早く終わらせようといきなり枕なしで話し出しましたが、その軽快な話っぷりにもかかわらず、アドリブが凄い、本当にポピュラーな「時そば」を単調にはなすとよく知っている話なので全くつまらないのですが、メチャクチャ面白く会場は爆笑の嵐でしたぁ。(時そばでこんなに笑ったのは初めてかも)

そしてトリを務める喬太郎師匠登場。いつもながらテンポよく枕から何やら動物園の話に入る(この段階で喬太郎ファンは演目が新作落語の「任侠流山動物園」であることがピンとくる)が、冒頭自虐的に「中席千秋楽に古典落語を話さないのはいかがな・・・柳家さん喬に弟子が・・・」といつもの定番お爆笑をさらっていましたねぇ。
この新作落語「任侠流山動物園」、三遊亭白鳥師匠の作だが、何だか喬太郎師匠のために作られたかのようなハマり具合なのです。とにかく、“変幻自在なキャラクター造形”という喬太郎師匠の必殺技(のひとつ)が次から次へと繰り出される。
そもそもが豚、牛、チャボ、虎、パンダといった動物が主役なんである。キャラのデフォルメは過剰なくらいがちょうど良い。喬太郎師匠の表現力と高座でのテンションがキモ。逆に、テンションを抑えた部分がまた良い感じで、虎が歩く仕草(『動物園』で“ネコ科の動物の歩き方”が指南されるシーンから持ってきたものだろう)が黙々と繰り返されるだけで笑っちゃう。

とにかく、この日は久しぶりに頭の中を空にして、こころから爆笑してリフレッシュした夜になりました。

■Set List
01.(前座)・・すでに終わっていたorz
02.落語:柳家小んぶ/新聞記事
03.漫謡:東京ガールズ
04.落語:柳家小傳次/平林
05.落語:古今亭菊寿/初天神
06.漫才:ホームラン
07.落語:夢月亭清麿/某私鉄駅長会議
08.落語:入船亭扇辰/権兵衛狸
09.奇術:伊藤夢葉
10.落語:林家錦平/寝床
11.落語:柳家小里ん/磯のあわび
~お仲入り~
12.落語:川柳つくし/女子会こわい
13.漫談:林家ペー
14.落語:橘家文蔵/時そば
15.落語:柳家小ゑん/(不明)
16.太神楽:翁家社中
17.落語(主任):柳家喬太郎/任侠流山動物園

中山拓海Quartet★新宿PIT INN

2018-09-20 17:00:10 | JAZZライブ
2018年9月20日(木)【PART①】
■新宿PIT INN
■中山拓海Quartet
中山拓海(as)、高橋佑成(pf)、澁谷盛良(b)、山田 玲(dr)

中山さんのいくつかあるユニットの中で最近復活したというこのカテット。この日のピットインでの昼ライブに照準を合わせ、今期残りの有給休暇0.5日を使って聴きに・・。
ピットインの昼の部、久しぶりに来たが、周りのお客さんは永年の務めを定年で終えたおじさんや、主婦のおばさん、若い女性と夜のお客とは違った雰囲気でなんとなくおとなしい感じ。
昼ピのライブはチャージが安くてたすかりますねぇ(1400円で1drink付)。昔は朝ピってのもあったようだ・・。
さてライブ。中山さんのMCでこの日は50年~50年代の曲を中心にオリジナルを織り交ぜたセットでの演奏。
オーネット・コールマンの曲をちょくちょく演ってるが、なかなか私には難しい感じ・・。
中山さんのオリジナルでは2-5. 組曲Sweet Part4が良かったなぁ。
あと以前聴いた1-4. Lost In The Starsは美しい曲で好きですねェ。
そしてこの日の私のお気に入りは2-2. Only Trust Your Heart 以前どこかで誰かの演奏を聴いたことがあるメロディ・・・自分でも吹いてみたいなぁと思った曲でした。
メンバーでは以前gate oneでのデュオで聴いた高橋さんの演奏が秀逸。ベースの渋谷さんはベテランの味を出し、ドラマーの山田さんは初めて聴いたが若さ炸裂の元気のいいドラミングでしたね。

■Set List
1-1. Yes or No / Wayne Shorter
1-2. Turnaround / Ornette Coleman
1-3. Look For Jupiter / Takumi Nakayama
1-4. Lost In The Stars
1-5. Moment's Notice / John Coltrane

2-1. Four In One / Thelonious Monk
2-2. Only Trust Your Heart / Benny Carter 2-3. The Sphinx / Ornette Coleman 2-4. Peace / Horace Silver 2-5. 組曲Sweet Part4 / Takumi Nakayama enc. In a Sentimental Mood