Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

・・・泣けないんです・・。心がポカンとしちゃって・・

2018-08-29 22:25:48 | JAZZライブ
2018年8月29日

8/11の大阪吹田Take Fiveでの「あめはれーず」ライブの時の話。
阪井楊子ちゃん達メンバーで岡山のある町の水害被害の支援に行かれたそうで‥

支援作業後にKenKobaもLeo×Leoも演奏させてもらったそうですが、別に演奏させてくださいと言ったわけではない(支援作業のお手伝いにいっただけ)のですが、会話の流れからミュージシャンであることが伝わり、是非演奏してくださいと・・。
でも「メロディも歌詞も、どんな応援歌やどんな励ましになる言葉であっても、あまりにも傷ついた心には、余計に傷つきませんか・・?そんな歌詞を聴くのは辛くないですか?」と聞いたところ、被災地の方の話によると、「今は皆聞きたがっている・・歌いたいし・・泣きたい・・。」

「・・・泣けないんです・・。心がポカンとしちゃって・・。目の前にやることがありすぎて心が無くなってしまっている」「みんなを泣かせてあげてください・・泣けないんです・・ここの人たちは・・」
音楽はそんな意味で大切なんですね。悲しい曲を聞いて泣いて切なくなっても、涙を流してちょっとでも元気になれたらと・・。

「泣く」という現象は人間の不思議な自浄作用。
うれしくて感極まって・・「泣く」
悲しくてたまらずに・・・「泣く」
その両極端な状況を「泣く」ことによって、人間は「フラット」な状況に戻すんですね・・・。

雨上がりは晴れるもの・・・。まさに「あめはれー」ですね。