Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

植松孝夫 with 永武幹子 Duoライブ★中野SweetRain

2018-08-10 21:56:30 | JAZZライブ


2018年8月10日(金)
■中野Sweet Rain
■植松孝夫 with 永武幹子 Duoライブ
植松孝夫(ts)、永武幹子(pf)




この日の深夜に高速バスで大阪に向かう前に、どこかライブにといくつかあたりをつけていましたが、永武さんのスケジュールにテナーの植松さんとのデュオライブがあることに気づき「これ行かなきゃ・・」と事前にお店に予約。
これに決めた理由に、以前私のFacebookに突然「植松孝夫さん」という方から友達申請・・・。私は基本会ったことが無い方の承認は避けていて、テナーマンなのでそのうちに・・・と保留していたのです。永武さんのライブ案内にこの名前を見て、「あっ」と気づき「行かなきゃ・・」となったのです。植松さんについては全く知らなかったのですが、事前にネットで調べるとなんだかすごい方らしい・・・。
そして今回のお店中野Sweet Rain は初めて。最近知った若手のミュージシャンがよくこの店で演っていて名前は知ってましたが。
結構私が好きな中野の街のごちゃごちゃした飲食街をちょっと抜けたビルの B1階、店に入るとコンパクトなスペースにこぎれいないい感じのお店ですねー気に入りました。
カウンターに今日のお二人が座っていて会話。植松さんは結構いいお歳でおじいちゃんと孫って感じ。
1stセット、スタンダード中心の演奏でしたが、幹子ちゃんのあの素晴らしいアバンギルド的な演奏にいぶし銀の植松さんの渋くカッコいい年輪を感じさせるテナーの響きが超心地よい‼️
休憩時間に植松さんにはじめましてのご挨拶し、植松さんからの友達リクエストの話をしたら本人は覚えがない様子でした。まあこれで本人とお話しできたのでその場で友達承認。
植松さんの昔話によると、若い頃バンドの先輩に連れられてモンクのライブを聴いたそうな‼️演奏中にモンクが立ち上がってフラフラ歩き回っていた(有名なアレ)のを見て不思議に思っていたそうです。
2ndセットが始まり、最初の曲‥何の曲かじっと耳を澄まして聴き入ってると‥‥こ コレは‥即興 だなっ‥ジャズの真骨頂 フリーインプロビゼーション‼️ ふたりの迫真極まりないその演奏に鳥肌が‥‼️
植松さん曰く
「今まで何も今日から決めないで上手くいったこてはあまりないが、上手くいったてきはいつも永武さんとやるとき」
「特にピアノとのデュオはあまりやったことがなく永武さんと一緒に演るようになって初めてデュオの楽しさを知った」
「彼女と演るといつも何か新鮮なものが湧き出てきてよしやろうという気にさせてくれる。素晴らしい」
「これは私がキャリア長くいろんな人とやっているから言えることで、彼女はまだまだ若くこれからなのにこれだけ素晴らしく弾ける方はなかなかいない・・・」
と永武さんを絶賛されてましたねー。
この日のおふたりの演奏スタイルは、曲は決めてなくその場で‥しかも譜面無しの私の好きなスタイル。
いやぁぁぁ~こんな素晴らしいライブはめったに聴けない、貴重なひとときでしたぁ。






■Set List
1-1. Lament / JJ Johnson
1-2. Four
1-3. Softly As In A Morning Sunrise
1-4. Speak Low
1-5. Black Orpheus
1-6. All Blues

2-1. Free improvisation①
2-2. Free improvisation②
2-3. Dindi
2-4. Once I Loved
2-5. Now's The Time
2-6. In A Sentimental Mood