最近,エンジニアやビジネス・パースンのスキル・アップ,キャリア・アップについて考えることが多い.
私自身エンジニア出身であるし,エンジニアのスキルやキャリアについては,先輩の事例や自分の体験をふまえて色々考えることができる.
エンジニアの場合,以下のように考えることができると思う.
A) 自分の専門とする工学的領域についての自分の技量や知識
B) 自分の専門の周辺の工学的領域についての自分の技量や知識
C) A, B 以外の工学的領域についての自分の技量や知識
D) ビジネス的な自分の技量や知識
普通の人は,Aで差がつくと考えるかもしれないが,Aで「本物のスペシャリスト」となって,差を付けるのはそう簡単ではない.むしろ,Aだけでなく,B, Cについての能力で差がつく,あるいは,さらにDも加えて差がつくといえる.つまり,広く,深くカバーして,対応できる領域の面積が広い方が差別化につながる.
もちろん,本物のスペシャリストとなるべく日夜研鑽を積むということは大切だ.
各分野の専門的な資格を取る,技術士,PE,CEのようなプロのエンジニアとしての公的資格を取る,あるいは,博士の学位を取得するという方法もある.技術士の資格や学位は看板だけでなく,それを取得するための学習や知的訓練が重要である.
(特に,海外のエンジニアとのやりとりでは,ある程度の経年年数で,技術士あるいは,博士をもっていないようでは,プロとして相手をされない恐れがある.)
いずれにしても,日常毎日こなしているAの領域以外にも,B~Dについて,どれくらいいつも学習しているかが重要だ.
これに対して,ビジネス・パースン(特にエンジニアでないホワイトカラーの人)については,これからは,いままでの方法では,スキルやキャリアを上げることが難しくなっているように思う.米国では,ある程度上昇志向のある優秀な人であれば,大学を出てある程度経験を積んだあとは,ほっといても以下のうちのどれかの道を選ぶ.
a) ビジネス・スクール等の大学院へ進む.
MBAまたは自分の仕事に関連のある社会科学系分野の修士を取る.
b) ロー・スクールへむ.
弁護士資格を取る.
パテント・アターニー(特許弁護士)の資格もとる.
c) 会計学関係の大学院へ進む.
CPA(公認会計士)の資格をとる.
d) 優秀な仲間と独立して,自分たちの会社を作る.
しかし,私のまわりをみると,日本のビジネス・パースンの大半は,日常の目の前の仕事をこなすことに手一杯で,上記のような,自分のための勉強や,資格等について,あまり考えていない人が多い.
日本の社会のトレンドは,米国の10-20年遅れぐらいであることが多いので,そろそろ日本でも,ホワイト・カラーのビジネス・パースンでも,自分を差別化するための勉強や資格といぅったものについて,真剣に検討する必要があると思う.
米国流のMBA一辺倒が良いとは思わないが,現場の仕事の経験による叩き上げ,というだけで,新しいことも勉強せず,何の資格ももたないようでは,これからは生き残っていけないだろう.
私自身エンジニア出身であるし,エンジニアのスキルやキャリアについては,先輩の事例や自分の体験をふまえて色々考えることができる.
エンジニアの場合,以下のように考えることができると思う.
A) 自分の専門とする工学的領域についての自分の技量や知識
B) 自分の専門の周辺の工学的領域についての自分の技量や知識
C) A, B 以外の工学的領域についての自分の技量や知識
D) ビジネス的な自分の技量や知識
普通の人は,Aで差がつくと考えるかもしれないが,Aで「本物のスペシャリスト」となって,差を付けるのはそう簡単ではない.むしろ,Aだけでなく,B, Cについての能力で差がつく,あるいは,さらにDも加えて差がつくといえる.つまり,広く,深くカバーして,対応できる領域の面積が広い方が差別化につながる.
もちろん,本物のスペシャリストとなるべく日夜研鑽を積むということは大切だ.
各分野の専門的な資格を取る,技術士,PE,CEのようなプロのエンジニアとしての公的資格を取る,あるいは,博士の学位を取得するという方法もある.技術士の資格や学位は看板だけでなく,それを取得するための学習や知的訓練が重要である.
(特に,海外のエンジニアとのやりとりでは,ある程度の経年年数で,技術士あるいは,博士をもっていないようでは,プロとして相手をされない恐れがある.)
いずれにしても,日常毎日こなしているAの領域以外にも,B~Dについて,どれくらいいつも学習しているかが重要だ.
これに対して,ビジネス・パースン(特にエンジニアでないホワイトカラーの人)については,これからは,いままでの方法では,スキルやキャリアを上げることが難しくなっているように思う.米国では,ある程度上昇志向のある優秀な人であれば,大学を出てある程度経験を積んだあとは,ほっといても以下のうちのどれかの道を選ぶ.
a) ビジネス・スクール等の大学院へ進む.
MBAまたは自分の仕事に関連のある社会科学系分野の修士を取る.
b) ロー・スクールへむ.
弁護士資格を取る.
パテント・アターニー(特許弁護士)の資格もとる.
c) 会計学関係の大学院へ進む.
CPA(公認会計士)の資格をとる.
d) 優秀な仲間と独立して,自分たちの会社を作る.
しかし,私のまわりをみると,日本のビジネス・パースンの大半は,日常の目の前の仕事をこなすことに手一杯で,上記のような,自分のための勉強や,資格等について,あまり考えていない人が多い.
日本の社会のトレンドは,米国の10-20年遅れぐらいであることが多いので,そろそろ日本でも,ホワイト・カラーのビジネス・パースンでも,自分を差別化するための勉強や資格といぅったものについて,真剣に検討する必要があると思う.
米国流のMBA一辺倒が良いとは思わないが,現場の仕事の経験による叩き上げ,というだけで,新しいことも勉強せず,何の資格ももたないようでは,これからは生き残っていけないだろう.