Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

筆者の横顔

2015-06-30 | Profile
この blog の筆者は、こんな人です。
一年位前、六義園にて。
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Jason's Profile なりたかった職業と実際の仕事

2005-08-08 | Profile
 最近は,子供に「将来何になりたいか?」「どんな職業につきたいか?」を聞いても,はっきりと,自分の夢を語れない子が多いらしい.

 私は,子供のころから,比較的はっきりとした「職業に対するイメージ」があった.父親は日本料理の調理師であり,叔父が大学教授(法学)をしていたので,「プロ」とか「専門家」とか呼ばれる職業を目指していた.


 1) 幼年期から小学校低学年: 医師とくに脳神経外科
 第一の理由は,交通事故で頸椎損傷の重症を負った伯母がみじかにいたこと.次に幼年期に米国のTVドラマ:ベン・ケーシーをよく見ていたこと.

 2) 小学校高学年:  造船技師
 医師になるには,小学校時代からとても沢山勉強して準備する必要があることがわかり,あっさりと当初の希望は断念した.
 乗り物の中でなぜか船が好きで,船を設計する人になろうと考えていた.
 のちに,流体力学を専攻することになるのは,このころの志向が関係しているかもしれない.

 3) 中学校から高校: 自動車設計者
 いつのまにか,すこしづつ興味の対象が船から自動車に変わっていた.よりみじかな機械としての自動車に強い興味があった.
 高校時代,数学の成績は悪かった.大学は機械工学専攻を目指すと決めていた.
 (社会科学的な勉強にも興味があった.文系はある程度の年齢になってからでも勉強できるはずだが,それに対して,理工系の勉強は若いうちに習得する必要があると考えていた.)
 高校のころから,専門雑誌などの購読量が増加する.

 4) 大学から大学院: 機械工学からコンピュータシミュレーションへ     
 ゼミは内燃機関の研究室,卒論は機械工作の研究室で超音速流体関係だった.
 4年生のとき,自分のパソコン(8bit: FM-7)を購入しコンピュータシミュレーションから,コンピュータやソフトウェアそのものに興味を持つようになった.
 機械だけでなく,建築や電気科の講義も受講した.
 修士論文は,パソコン(FM-7/OS-9/Basic09)上での流体の数値シミュレーションについてまとめた.
 就職は,数値解析やソフトウェア開発などをしている,小さなソフトウェアハウス兼シンクタンクのような会社だった.

 5) シミュレーション,CAD/CAE,UNIX/RISC,開発技術リーダ
 最初の会社では,数値解析の仕事はほとんどさせてもらえず,主にCAD/CAEなどのエンジニアリング系のソフトウェア開発をミニコンやUNIX上で行った.UNIXそのものとソフトウェア開発における工学的アプローチに興味を持つようになった.
 年収の10%以上を本の購入に当てるようになる.(このあと5-6年ほどはこれがつづく)
 学術的には,大学の研究生として温泉のシミュレーションの研究に参加した.
 シリコンバレーのベンチャー企業にヘッド・ハントされ,その日本法人でUNIXとRISCアーキテクチャそのものを扱うシステム・エンジニアとなった.
 UNIXの最新技術,RISCアーキテクチャ,テクニカル・マーケティング,ライセンス・ビジネス,シリコンバレー・スタイルのビジネスについて実践的に学んだ.基本ソフトウェアの国際的標準化活動にも参加した.また,コンピュータ関係の技術雑誌への寄稿をおこなうようになった.
 日米合弁のソフトウェア会社にうつり,システム・コンサルタントとなった. 
 UNIX上での金融アプリケーションの技術リーダーを務めた.ある程度規模の大きいシステムの設計や,プロジェクト・マネジメント等について経験した.
 
 6) コンサルタント,経営者,研究者
 1992年,現在の勤務先の創業に参加.ソフトウェア設計/開発,情報システムの構築,プロジェクト管理,コンサルテーションなどを行う.1999年から技術部門の取締役となる.知人と,日米にサイドビジネスの会社を設立し取締役を務める.
 ソフトウェア工学への興味が強まり,ソフトウェア設計開発支援システムの開発プロジェクトを発案し,基本設計などを行う.また,それに関連する単行本の執筆,監修なども行う.
 仕事の傍ら,2001年より博士課程で研究をはじめ,2005年に機械,自動車交通,エネルギーの学際的研究で博士号を取得する.(結局,中学/高校時代に一番興味があった,自動車に関連する分野で,博士号をとったことになる.)

 7) 知識経営,技術経営,心理学,認知科学...
 ビジネス的には,知識経営,技術経営や,心理学,認知科学の応用に興味がある.
 また,世の中には複数の博士号をもつ人がけっこういるので,情報系のテーマで2つ目の博士号を狙っている.
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Jason's Profile 影響を受けた人々 (1)

2005-08-08 | Profile
 伝記,作品,著作その他から,様々な影響を受けた人々.
 
 *仕事上で直接接点があった人.
 @面識がある人.



科学者,哲学者,芸術家
 レオナルド・ダ・ビンチ (Leonardo da Vinci)
 ガリレオ・ガリレイ (Galileo Galilei)
 ルネ・デカルト (Rene Descartes)
 フランシス・ベーコン (Francis Bacon)


技術,自動車
 フェルディナンド・ポルシェ (Ferdinand Porsche)
   設計技師,機械技術者,ポルシェ創業者
 ボール・フレール (Paul Frere)
   自動車評論家,ジャーナリスト,レーサー
 トーマス・エジソン (Thomas Alva Edison)
   電気技術者,発明家,起業家,GE創業者


コンピューター,ソフトウェア
 スキップ・ストリッター (Edward Skip Stritter) *
   コンピュータ・アーキテクト,MC68000とMIPSのアーキテクト,MIPS創業
 スティーブ・ワラック (Steve Wallach) @
   コンピュータ・アーキテクト,DG MV4800の主任アーキテクト,Convex創業者
 シーモア・クレイ (Seymour Cray)    
   コンピュータ・アーキテクト,Cray Reaserch創業者
 ジョン・ヘネシー (John Hennessy) @
   計算機科学者,コンピュータ・アーキテクト,MIPS創業者
 ジョン・マーシー (John Mashey) *
   ソフトウェア・アーキテクト,MIPSアーキテクチャに関与,コンサルタント
 ブライアン・カーニハン (Brian W. Kernighan)
   計算機科学者,「プログラミング言語C」の共著者,「プログラム書法」の共著者,AWKのK
 ビル・ジョイ (William N. Joy) @
   計算機科学者,BSD系OS開発者,Sun Microsystemsの創業者
 カーク・マクージック (Marshall Kirk McKusick) @
   計算機科学者,BSD系OS開発者,コンサルタント
 デニス・リッチー (Dennis MacAlistair Ritchie) @
   計算機科学者,UNIXの開発者,C言語の開発者
 ケン・トンプソン (Kenneth Thompson)
   計算機科学者,UNIXの開発者
 ピーター・ワインバーガー (Peter J. Weinberger) @
   計算機科学者,AWKのW
 J.P プラウガー (P.J. Plauger)
   計算機科学者,コンサルタント,「プログラム書法」の共著者
 B.J コックス (Brad J. Cox)
   計算機科学者,Objective-Cの開発者
 バートランド・メイヤー (Bertrand Meyer)
   計算機科学者,Eiffelの開発者
 ニクラス・ビルト (Niklaus Wirth)
   計算機科学者,Pascal,Modula,Modula-2の開発者

   
 
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発想,構成,執筆,プレゼンテーションのための「頭の整体」

2005-07-23 | Profile
 子供のころから,空想にふけることは得意な方だ.人間は,想像できることは,それを目標として実現できる可能性があるが,空想や想像することさえできないことは,決して実現できるようにはならないと思う.

 何らかの「発想」を,人に伝えようとしたとき,それが,ビジネスの領域でも,学術的な研究でも,ただ,"生"のアイデアの形のままではうまくない.発想の内容や構造を検討,整理して,何らかの問題提起や提案の形を「構成」し,"ストーリをつくる"ことが,必要である.そして,その構成にもとづいて,提案書なり論文なりの「執筆」あるいは「プレゼンテーション」というプロセスをふむことになる.

 それぞれの段階で,どうも考えがすっきりまとまらないときには,違うことをして,気分転換という手もある.しかし,私は,頭の中のある種の緊張やネタは保ったまま,別の角度から「頭の整体」をするつもりで,発想,構成,執筆,プレゼンテーション等の定番の本を読む(殆どの場合は数ページを拾い読みする)ことがある.
 そうすることによって,忘れていた様々な「作法」が頭の中によみがえってきたり,第三者的に草案を「見つめなおす視点」をえられたりして,頭の中や書き出す文章等をすっきりさせることができる.

 
 以下は,そのような場面で,私が繰り返し読み直す定番であり,どれもオススメである.



発想法―創造性開発のために

中央公論社

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創造的論文の書き方

有斐閣

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考える技術・書く技術

講談社

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考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

ダイヤモンド社

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理科系の作文技術

中央公論新社

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どう書くか―理科系のための論文作法

共立出版

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常識力で書く小論文

PHP研究所

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プレゼンテーションの極意

ソフトバンクパブリッシング

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ビジネス系の雑誌とWebによる海外情報

2005-07-20 | Profile
 私は,技術系の人間だが,この2-3年は,以下のようなビジネス系雑誌に目を通している.技術系だからこそ,ビジネス系の情報はコンスタントに仕入れる必要があると考えている.

 今週は,すでに東洋経済と,日経ビジネスを買った.日経ビジネス 2005.7.18 号は,1300号記念特大号だが,非常に勉強になる記事が多い.オススメである.

 *以下パーセンテージは,購入の頻度である.

    週刊:
       東洋経済 ほぼ100%
       ダイヤモンド,日経ビジネス 約80%ぐらい
       エコノミスト 25% 月に1回程度

    隔週:
       日経アソシエ 100%
       プレジデント 50%
       サピオ    50%
       DAME 90% たまに買い忘れる

    月間:
       日経トレンディ 90% たまに買い忘れる
       フォーブス (日本語) 75%
       THINK 75%ぐらい
       WEDGE 50%ぐらい (2回に一回)
       ハーバードビジネスレビュー(日本語) 50%ぐらい

    季刊:
       一橋ビジネスレビュー 75%

    
    ビジネス系以外の週刊誌等では
       週刊アスキー 100%
       ニューズウィーク日本語版 75%
       AERA 25%
       週刊Yomiuri 10% たまに購入


 週刊誌は,少なくても東洋経済ともう1冊,多いとエコノミストも含めて4冊となる.1冊だけだとどうしても情報が偏るが,国内誌だけでも2-4冊みれば,ある程度はバランスがとれるだろう.


 以前は,海外の情報を確保するために BusinessWeek,InfoWorld(アメリカのIT業界のタブロイド版専門新聞.週刊)を 何年間も購読していた.当時,日本人のソフトウェア技術者で,外資系でない会社に勤務していて,この両方を自費で購読していた者はそう多くなかったと思う.
 しかし,経費が高いこと,一週間で読み終わらないこと,インターネットで同等の情報が入手できるようになったこと,などからこれらの購読はやめてしまった.
 いまは,どちらも,主な記事は,以下の Webサイトで読むことができる.
  http://www.businessweek.com/
  http://www.infoworld.com/

 昔,まだ,外資系の会社に勤務していたころ,シリコンバレーの情報をコンスタントに入手するために航空便での日本での購読を真剣に考えた,現地新聞 San Jose Mercury News もその記事の粗筋は,必要があれば,Webサイトで読むことができる.
  http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/

 記事は読めるが,日曜版についてくる膨大な量の広告-シリコンバレーの表情を表しているといえる-は,さすがにWeb化されていない.

 日本時間3:30 AM 現在の,Mercury News のトップ記事は,「Hewlett-Packard 14500名人員削減」のニュースである.CEO Mark Hurd のひどい表情が記事のニュアンスをよく伝えていると思う


 かの B.G 氏は,Economist だけは購読しているといわれるが,それもWebで読むことができる.
 http://www.economist.com/
 
コメント (4)
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Jason's Profile 所属学界,団体等

2005-06-27 | Profile

 * コンピュータ、ソフトウェア、情報システム関連
  o Association for Computing Machinery (ACM)
  o IEEE: Computer Society (IEEE/CS)
  o 情報処理学会 (IPSJ)
  o ソフトウェア技術者協会 (SEA)
  o 日本社会情報学会 (JSIS)
  o 情報システム学会 (ISSJ)

 * 機械工学、エネルギー学、環境学関連
  o 日本機械学会 (JSME)
  o 日本流体力学会 (JSFM)
  o 日本ガスタービン学会 (GTSJ)
  o 自動車技術会 (JSEA)
  o 日本エネルギー学会 (JIE)
  o エネルギー・資源学会 (JSER)
  o 環境社会学会 (JSES)

 * その他の団体     
  o オープンソースソフトウェア協会 (OSSAJ)
  o フリーソフトウェアイニシアティブ (FSIJ)
  o 情報通信政策フォーラム (ICPF)
  o IIOSS Project
  o OpenMDA Project
  o UMEZAWA DB Project
  o SWIMY Project
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Jason's Profile 専門分野,興味のある分野等

2005-06-27 | Profile
 大学,大学院での専攻分野:機械工学
 大学,大学院でのこれまでの主な研究テーマ:
  超音速流体素子
  粘性流体の数値解析
  湧泉の数値解析
  自動車交通システムの省エネルギーと環境負荷

 業務上での主な技術分野:
  CAE,UNIX,Internet/Intranet,マルチメディア,RISC,オープンソース,オブジェクト指向,UML,MDA
 業務上でのこれまでの主な実績:
  半導体および機械のCAD/CAEシステムの研究開発
  UNIX系OSの日本語化/国際化
  RISCアーキテクチャに関するコンサルテーション/テクニカルマーケティング
  UNIX系組み込みシステムの設計/開発/監理
  言語処理系システム(C,C++,Java)の開発の監理
  Internet/Intranet系システム,マルチメディア・システムの設計/開発/監理
  マルチメディア情報館システムに関するコンサルテーション,基本設計
  オープンソース方式のオブジェクト指向設計/開発ツールの企画/設計/監理
  オープン・ソース・ソフトウェアに関する調査,コンサルテーション
  海外ソフトウェアの製品の調査,発掘,製品企画,マーケティング
  社内システム/ネットワークの管理,調達

 興味のある分野:
 機械,エネルギー,環境系
  次世代交通システム
  クリーンエネルギーシステム
  環境学,特に,化学物質汚染
  交通システムのシミュレーション 
  熱流体システムのシミュレーション
  環境システムのシミュレーション
 情報系
  情報システム,ソフトウェアの設計学
  知識システム
  分散システム,並列システム,自律システム
  情報学,特に,社会情報学
 その他
  認知科学,心理学,言語学
  医学,特に,脳科学,免疫学,再生医療,アンチエイジング
  医療情報システム,医療支援システム
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