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アジア協会アジア友の会の地域グループ *****JAFS松原ぞうすい(雑炊・贈水)の会*****

JAFS「松原ぞうすいの会」は、地域で活動するNGOグループです。アジアの村に衛生的な水(井戸)を贈る活動をしています。

お互いの顔が見える身近な国際協力  スリランカ支援は友情から

2009年09月27日 | ぞうすいの会・ゲスト

管理人が昨日は仕事で参加できなかったので、今回はみかちゃんがレポートしてくれました。

第49回 JAFS松原ぞうすいの会
      お互いの顔が見える身近な国際協力
      ゲスト  坂田繁数・和子夫妻 (荷車の会)   
      9月26日(土) 松原総合福祉会館   

今回のゲストは松原市在住で、スリランカNGO荷車の会の代表者
坂田繁数さんと奥様の和子さんにお越しいただきました。
「荷車の会」とは、スリランカの子ども達(孤児院、学校、幼稚園)を支援している団体で、2003年に日本語を教えるためにルナ大学に到着されてからの6年間に、さまざまな活動をしています。

活動の一部をご紹介します。
幼稚園へ遊具を贈る。
小学校へ水道を引く。
スマトラ沖地震の被災地への募金や被災小学校への靴、カバン、文房具を贈る。
ゲリラ支配地域の被災地へ給水タンクを送る。
小学校に図書館を建設。
女子孤児院を増築。
小、中学校にコンピュータを贈る。

坂田さんが、スライドを見ながら、体験者としての言葉で、淡々と話される説明に対し、和子さんが補足を加えたり、スライドの地図をペンで示して下さったりして、共に同じ道を歩む同志の結束力の一端を垣間見させて頂きました。

以下は私の心にずしりときた坂田さんの言葉です。
孤児院の院長: 「寄付をして下さるのなら、孤児全員の靴と靴下を現物支給でください。」
坂田さん:「それなら、靴と靴下代金を現金で寄付しましょう。」
院長:「現金で頂くと、彼らの食事になってしまう。」
現地代表者:「支援をして下さるなら、ただ、日本で古着などを集めてスリランカでそれを配るのではなく、日本で集めた募金で現地の衣服を買うなどして、経済が回るような支援をして下さい。」

和子さんが持参して下さいました、干し大根の漬物と、スリランカのココナッツミルクぞうすいキリバッツと、舌が痺れる恐怖のトウガラシ(ハバネロ)入りの野菜炒めの相性がピッタリで、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。 JAFS松原も荷車の会と同様、地道で息の長ーい活動をこれからも目指したいです。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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スリランカ支援 (ベティより)
2009-09-29 20:20:50
「現金よりも現物支給が良い。しかも、現地で衣服等を買うなどして、経済が回るような支援をして欲しい」なるほど、そう言われれば納得します。世界では私の知らないことが、山ほどあるんだと、へんな感心をしています。
ほとんど協力も出来ず、人ごとの様で申し訳ありませんが、仰る様に地道で息のなが~い活動を期待しています。
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「自立支援」の視点 (管理人)
2009-10-03 08:31:15
ベティさん、ありがとう!
災害のときの緊急支援では、まず衣類の現物は日本の古着も役に立つでしょう。しかし、長期的な視点の支援では、現地の産業を育て、仕事を作ることが第一です。「自立支援」の視点です。「お金やモノ」よりも、「仕事」がほしい、自分たちには働く意志も能力もあり、タダで与えられなくても生きてゆきたいし、生きていけるというのが本当の願いだと思います。それは、自立へのプライドで、人間の尊厳にかかわることです。また、現地の人々の潜在能力への信頼です。日本の古着をくれるより、それを日本で売ったお金で、現地で現地産の衣類を買って欲しいというのが現地の人の希望だと、私も以前アジア協会のスタッフから聞きました。
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