“横津岳(1167m)”への紅葉見物...。天気予報を見ると、低気圧と台風の接近でこの先
好天が期待できないと、かってに決め込み今日が最後のチャンスとばかりに久し振りの
“横津岳”登山にと車を走らせる。しかし、山頂は雲に隠れて見えず、山頂に近づくにつれ
て冷たい風に乗って雲は厚くなり、嫌な予感がする。8合目の駐車場に車を置き、「さて、
ノンビリと登ろうかな」と、ゲートを越えると色づいた木々は秋の深まりを教えてくれる...
カエデやナナカマドなどが赤や黄色に色づき見ごろを迎え、一足早い秋の装いを楽しむこと
ができた...。山頂を目指して歩みを進めたが、冷たい風に押し出されるように雲が湧き上
がり、視界も利かなくなるほどで早々に引き上げたが、途中で下を臨むと函館の市街地は雲
の下に光って見える。天気予報は「晴れ」のはずだったが、「晴れ」は函館で“横津岳”ではな
かったようだ。道端に咲いているはずのリンドウも終わって、まもなく“横津岳”にも初冠雪が...
( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)
( 09/26 撮影 )
先月、江差町での「探鳥会」に魅せられ、今回は松前町の“白神岬バンディング探鳥会”に参加
させてもらった...。松前町まで約2時間、朝8時集合とあって日の出前の出発。集合場所の白
神岬展望台広場には約30名ほどが駐車場を埋めている。聞くと、大半が函館からの参加、皆さ
ん早起きをしてきたようだ。注意事項を確認し、途中まで車で移動、その先は悪路とあって啼星
小屋まで坂道を40分ほど徒歩での移動。小屋は標高140mとのことで、久し振りの山登り...
啼星小屋では、鳥類調査研究会の方が調査のため許可を取って捕獲したの幼鳥を袋から取
り出す...。袋から出てきた黒い縁どりのある真っ白い顔のオオコノハズクに、皆さんから「オ
ー!!」と歓声が上がる。研究会の方から目の色や耳の位置、足の裏の形などの説明を受ける。
その後、モズ、メジロ、ヤブサメ、コヨヒキリなど11種類の鳥類を見せてもらう。捕獲した鳥に
は調査用のリング(足輪)を着けるが、軽くて鳥にストレスを与えるようなものでないそうだ...
その後、啼星小屋から少し上がったNHKの中継所に移動...。上空には上昇気流を利用して旋
回するオオタカが数羽見えたようだが、残念ながら素人には探すことが出来ず、振り向いて松前町
の街並みをカメラに捉えてきた。バンディングで見せてもらった鳥たちの写真は残念ながらお見せ
できないが、帰りに松前公園のサクラに止まっていた鳥(名前は判らない)をカメラに収めてきた。い
ろんな鳥を見せてもらい、山登りの苦労が吹っ飛び、今度は白神岬の鳥の渡りも見たくなった...
( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)
( 09/26撮影 )
松前町に向かって走っていると、福島町市街地の手前にある田んぼに刈り取った稲穂が、案山子
のように50本ほど立っている光景に遭遇...。最近の稲刈りは、コンバインを田んぼにいれて
刈り取りと脱穀を一度に行い、その後乾燥機にいれて強制的に乾燥させているが、この農家では
刈り取った稲穂を自然の太陽と風を利用し「天日乾燥(てんぴかんそう)」を行っているらしい...
この乾燥方法は「棒(ぼう)掛け」という、直立した棒に稲穂を外に向けて掛ける...。刈り取っ
た直後の籾は水分が多く、水分の多い籾をそのままにしておくと腐ったり、臭いが付き品質が
落ちるからとのこと。また、稲穂は刈り取られた後も生きており、籾を下にすることによって籾殻
などの養分がゆっくり籾米に浸透するので、農家の方の美味しい米作りの“伝統の技”だとい
う。自然乾燥は、この他に「稲架(はさ)掛け」、「にお積み」、「立て掛け」などがあるそうだ...
( ※ 小さな写真は左クリックで拡大する。)
函館市郊外の高台にある“道南四季の杜公園”...。津軽海峡を見渡せる丘につくられ、総面積
が約65haと五稜郭公園の約2.5倍もある広大な公園。新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊
急事態宣言」で、園内施設の一部閉鎖の影響もあって週末にもかかわらず駐車場はまばら。そ
の駐車場のモミジは色づき始め、ウォーキングから戻った老夫婦から「公園の中も綺麗ですよ」と
教えてくれたが、山あり谷ありのコースには覚悟も必要、「今度にします!」と声だけ掛ける...
お目当ては、秋の訪れを告げるハギの花...。ちょっと見頃は過ぎたようだが、まだまだ園路
沿いの「萩の道」や「萩のトンネル」に植えられているミヤノハギとシラハギが、紫や白色の可憐
な花を咲かせている。ハギの花の下にはヒースガーデンが広がり秋の花が咲き、また、園内に
はススキがちょうど良いあんばいに穂を延ばし、花瓶に活けるにはちょうど良さそう。好天の休
日、郊外にある“道南四季の杜公園”では紅葉が始まり、散策路の草木に秋を見つけてきた...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
今朝の函館の日の出は、午前5時20分...。やっと、早起きにもそれほど辛い時間でもなくな
り、久し振りに“大沼”の日の出見物にと、車を走らせた。日の出を楽しめるポイント月見橋には、
三脚を立てた数人のカメラマンと一緒に待機。日の出の時間から遅れること10分ほどで横津連
峰の山並みから太陽が顔を出し、湖面を赤く染め、湖面から湯煙のような湯気が湧き上がる...
ちょっぴり幻想的な光景に浸ったあと、湖畔を周り秋探しへ...。まだ渡り鳥の季節には早
く、木々の葉は少し色づき始めた感じではあるが紅葉にはまだまだ、“大沼”本格的な秋はこ
れから。そんな中で、エゾリスが身体ほどもある大きな松ボックリを口にくわえて走り回って
いる。冬に備えて食糧をため込んでいるエゾリスは、しっかりと季節を捉えているようだ...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
3連休の中日、友人から「特急ニセコを撮りに行くけど...」とメールをもらい、「よし!!一日“撮
り鉄”だな」と車で後を追う...。大沼公園近くで待ち合わせると「特急ニセコの前に、ジャガ
イモ列車が来るから」と待機、ほどなく通過するジャガイモ列車とは北海道産ジャガイモ(馬鈴
薯)の収穫期に合わせ、帯広から首都圏に向けての馬鈴薯輸送専用列車で、コンテナ車20
両を連ねて走る秋の収穫期限定の列車で“撮り鉄”にとっては見逃せない光景のようだ...
本命の「特急ニセコ」...。幸い好天に恵まれ、駒ヶ岳をバックに走る姿は撮影スポットに
なっているのか、数人の“撮り鉄”が三脚を立てファインダーを覗いている。乗客に手を振
り別れを惜しんでいると、友人から「次は、大野へ走るぞ!!」と檄が飛ぶ。間に合うのかなと
思いつつ車を追うと、余裕で撮影スポットに到着。矢張り数人の“撮り鉄”が待機している...
ここまでと、思いきや「試運転列車が来るから」との声...。「試運転」の表示を付けた振り子
気動車が通過。乗務員の訓練のための走行らしいが、何で時刻表にないものが“撮り鉄”には
判るんだろう。お陰で、何カ所か撮影スポットを教えてもらい「今度は1人でこれるよね」と念を
押された。最近、“撮り鉄”のマナーで問題が多いが、ルールを守って楽しんで欲しいよね...
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新型コロナウイルス禍で疲弊する地域元気づけようと「はこだてHANABI2021」が昨夜
から2日間行われ、函館市内2ヵ所から「花火」が打ち上げられた...。観客が集まっての
感染拡大防止対策としての「蜜」を避けるため、事前広報では「打上場所は函館市内のと
ある数カ所、打上時間は午後7時45分から10分程度、自宅近くで観覧を」とのこと。しかし、
1ヶ所は緑の島だろうと決めつけて、今夜「摩周丸」を見下ろすともえ大橋に登り待機...
矢張りというか、三脚を立てて打上を待つカメラマンや海岸町船溜まりの岸壁には数十台の車
が並び打上げを待っている...。予定通り7時45分、目の前に“大輪の花”が咲く。少し風が
あって寒さを感じるが、澄み渡る函館の秋の夜空に次から次に打ち上がる色鮮やかな花火に
見とれてしまい、シャッターを押すのを忘れそう。15分ほどの短い時間だったが、久し振りの花
火を楽しませてもらった。勿論、函館の明るい未来と一日も早いコロナの収束を願いながら...
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愛車への給油は平均すると月3回程度、今日、ほぼ半月振りにスタンドに向かう...。 行
き付けのスタンドは函館市内でも格安な方と思っているが、店頭価格リッター“150円”の表
示。ここ暫く148円で、他店では“150円”超えの表示も目についていたので覚悟はしていた
が、秋の行楽シーズンなのに「ドライブは控えよ!!」ということなんだろうなと、愚痴もでる...
(会員価格で6円引き、145円で給油) (キャンペーン中で次々と給油に訪れる車)
この値上げ、コロナ禍の中に伴う原油の需要減を見越した協調減産の影響とのことで、スタン
ドの方も「この先も、値下がりは期待できないのでは」と話している...。今年は年明け110
円台、春の120円台からジリジリ値上がりして7月は140円台、そして遂に“150円”を突破。
色々事情はあるのだろうが、せめて「リッター120円」ぐらいだとドライブも楽しいんだけど...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
八戸港と苫小牧港を結ぶ航路をフェリーとして活躍してきた、川崎近海汽船(シルバーフェリ
ー)の“べにりあ”...。新造船の就航に伴い6月6日に引退し、7日函館港に回航され西ふ
頭に係留されていた。“べにりあ”は売却されるようだと聞いていたが、なかなか函館港を離
れようとせず、すっかり函館港に馴染みいなくなったら寂しいだろうなあと気になっていた...
その“べにりあ”が函館港を離れる日が来た...。出港を聞きつけて大勢の市民が見送る中、
午後4時前“べにりあ”は舫いを外し西ふ頭を離れたのだが、どうも様子がおかしい。岸壁から
離れた“べにりあ”は、再び岸壁に近寄ってくる。見送りっていた人たちも「どうしたんだ?」と声
を上げた瞬間、バリッバリ!!と勢いよく岸壁に擦りながら進み、船体に大きな傷を残していく...
何とかすり抜けたが、船尾が岸壁の角にぶつかりそう...。代理店の方も「ヤバイ!!」と声を上げ
ていたが、何とか交わすことが出来た。その後も、“べにりあ”は船首を港口に向けれずウロウ
ロする有様で、冷や冷やものの出港風景に立ち会ってしまった。“べにりあ”は、韓国釜山経由で
売却先のインドに向かうようだが、大丈夫かなあ?、ちょっぴり心配しながらの見送り風景...
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今週に入って空の雲は、秋模様で清々しさを醸しだしてくれる...。北斗市文化センター
「かなで~る」前庭にある10本の“ムクゲ”に花が咲き誇っている。北斗市では、この“ムク
ゲ”を花木として他に咲く花が少ない秋に開花を迎え、市民に親しまれていることから「北斗
市の花」に選定している。確かに白や紫色の美しく可憐に咲く姿につい目を奪われる...
“ムクゲ”(和名=木槿)はアオイ科で8月から9月頃にかけて白、紫、赤などの10cmから
大きいのは20cmほどの大輪の花を咲かせるが、散っては咲き、散っては咲くという生命力
の強さから韓国人の歴史と性格に例えられ、大韓民国の国花になっているとのこと。また、
北斗市では「1年を通じて花が咲いているまち」への願いから、市内各所で見られる春の「さ
くら」、夏の「マリーゴールド」、秋の“ムクゲ”、この3つの花を「市の花」に選定している...
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