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シルバー年齢のサイクリング記録です

4- ニュージランド入国

2006-12-26 10:48:45 | NZ(Kiwi) cycling
 生まれて初めて赤道を越してニュージランドに到着。ほかに到着便がないので空港内は実に静か。特別なことも聞かれず入国審査完了。当面使う現金を換金して外に出るとメイルに書かれていたバーガンジー色、日本流に言えばワインレッドのフォード、ライセンス番号TU7222は直ぐに見つかったというか、出てくるのが遅かったので1台しか車は待っていなかった。
 車内には今夜と最終日にお世話になるアポーティコ・ガーデン・ホームスティの親父さんトレバーさんが、空港ビルからお母さんのアドリーネさんがのしのしと歩いてこられた。普通の挨拶をして車に荷物を積み込み後部座席に乗り込む。この国では後部座席もシートベルト装着の義務があるのでカチッと留める。

 町を観るか、それともまっすぐに家に行くかと尋ねられたので疲れているから家に直行することにし、車はあらかじめ地図で調べてあったイメージの通り走りおよそ10分で到着。閑静な住宅街でけちな2階建てなどはない。隣の家とも十分に間隔があり、道路と宅地の間には領土権を象徴するような塀もない、いつもあこがれる景観だ。本来は1室2人だが、客間が2室あり相棒と2人だけの宿泊なので1室づつあてがわれ早速荷物を解く。

 一息ついて居間でコーヒーを飲みながら話を始めるが、トレバー親父さんの言葉がまるっきり理解できない。アドリーネ母さんが高めの音でニュージランド英語でない英語、つまりBBC英語に近い発音で通訳してくださって了解。なぜだろう、どこの国に行っても年寄りの男性の言葉は分かりにくい。

 彼らには子供が2人いて長男は北島で牧場を営む独身。次男はオーストラリアに住んでいて孫がいる。トレバー親父さんは週に4日12時から夕方までのパートタイマー、アドリーネ母さんは病院でフルタイム。だからホームステイはトレバー親父さんのポケットマネー稼ぎだそうな。

 庭は良く手入れをしてあり石楠花がまだ咲いていた。これは文字通り西洋石楠花である・・・ここはオセアニアではあるが文化は西洋である。庭がとても綺麗なのでだれが手入れをするか聞いてみたら、アドリーネ母さんが注文してトレバー親父さんが手入れをするそう、だからアドリーネ母さんはコマンダーですかとチャチをいれるとトレバー親父さんが兵隊の真似をして直立不動の敬礼をしアイアイサー・・・爆笑。

 普通はホームステイ先では夕食は出ないことになっている。しかし、ここでは予約すれば25ドルで食べさせてくださることが分かっており、初日から食べに行くのも嫌なので、好き嫌いはないが量は少なめで夕食をお願いしてあった。夕食はキッチンの大皿に料理が盛られて各自が自分の皿に欲しいものを取る、ミニバイキング。食べたいものを好きなだけとればよいので嬉しいが、4人用バイキングだから取りすぎると他の人の分がなくなるし、取らないとこれはなぜ取らないかと聞かれるし、ころあいが難しい。歓迎の意味もあってかアドリーネ母さんの手作り巻き寿司があった・・・相棒は1個だけ食べた・・・気持ちが美味しかった。ビールもワインも料理にぴったり、素晴らしいディナーだった。

 初夏といえども夜は結構寒くて居間の暖炉はとても気持ちが良い。明日に備えて9時には就寝、電気毛布は分かるかと聞かれた、日本にだってありますよ~。

 携帯電話のアンテナ・マークが立たない。日本を出るときにドコモ販売店の職員がニュージランドは自動接続できないかもしれないから手動接続するように言われていたので3Gは駄目、GSMを選ぶと接続は成功、しかしネットワークが見つからない。これ以上は打つ手が無いので枕もとに電話を置いて寝ていたら夜中に突然電話の呼び出し音に目が覚める。接続成功・・・voda NZに接続された。そして迷惑メイルが続々と入ってくる。日本のブログ・マネジャーに架電すると、ブログに掲載され家族や友人が私の動静を知ることができるようにしてあるので、夜中に早速生きている旨を報告。

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