フルハイビジョン映像の送受信にはいくつかの方式がありますが、
日本で開発された ISDB-T の特徴の一つはマルチキャリア方式の為
地上波では極め高い確率で発生する「マルチパス」による障害を克服
する仕組みがあります。(下記参照)
https://kotobank.jp/word/ISDB-T%E6%96%B9%E5%BC%8F-1725249
しかし、DVB-S(2)等は、伝送路にマルチパスの無い宇宙からの送信に
使われる方式の為、マルチパス対策は考慮されていないシステムで、
地上通信で使うには問題も多くなり得る訳ですが、諸外国のデジタルATV
はなぜかDVB-S(2)方式を採用しています。
しかし ここは日本! ISDB-T が良いでしょう。
国内での地上波通信ならバラカゴス方式でも全然問題ないと思いますし、
衛星からの映像受信や、海外とのフルハイビジョン映像交信の可能性?
がある場合は、DVB-S2方式も有りとは思います。
またDVB-S2信号受信だけなら、2000円程度のSTB一つで簡単に受信
できるでしょう。
また受信回路は、ISDB-T送信受機を完成する腕があれば、問題なく
作成する事ができますね。