雨模様が続いており、梅雨も終盤だろうと思うので、レインスキャッターを期待
して、長野市固定から10.24GHz帯で F2Aビーコンを出す事を思い付きました。
設備を整え tmc-ml に送信情報を流した後、20:30~21:00 21:30~22時 の間に
パラボラアンテナを適度な方向に向け送信した所、 1 エリアの5局に受信レポートを
頂き、その後 FM で 3局(上尾市・戸田市・深谷市)と交信頂きました。
受信だけの局は、埼玉県本庄市1局・神奈川県 藤沢市1局です。
藤沢局は呼んで頂いた様ですが、すみません 聞こえませんでした!
突然の公報でしたが、久々に10.2GHz帯のレインスキャッターによる広範囲な伝搬交信
を味わう事ができ、対応して頂きました各局には御礼申し上げます。
ビーム方向は殆ど同じ方向での交信で、パラボラアンテナの方向調整は(仰角含め)
ローテータ―に少し触っただけで消えてしまう感じです。
今回の仰角は、この程度まで上げました 👆
交信時の方向と仰角から浅間山より少し西寄り上空 の雨雲に反射していた感じです。
藤沢市に聞こえたのは たぶんビーコン発射時で、この時当方は菅平系の山方向に
向けており、そうで無いと藤沢市から北方面は関東平野西部の山々に掛かってしま
うでしょうから、3局の交信時とは別経路だったのだろうと想像します。
また通常 1 エリアとの交信方向はこんな方向(125度)で聞こえる事は無く、概ね
110度方向で交信しています。
レインスキャッターは、FMでは「バサッバサッ・・・」と言う雑音の早いQSBを
伴い聞こえるので、まるで SHFモービル局相手に交信している様 にも感じます。
そしてSSBの場合は、非常に濁った様な音に聞こえます。
そして、雨雲散乱反射交信は実に気まぐれです!!