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愛大将棋部雑記

日々の日記。いわゆる雑記。当番の人は書くよーに。書かないと・・・・(¬ω¬)ニヤリ

まきばおーの卒業記念自分語り(隙を与えたお前らが悪い)

2022-03-26 00:42:18 | 雑記

こんにちは、まきばおーです。

時が経つのは早いもので、まきばおーももう卒業してしまうようです。留年してないよ。

最後だし自分語り老害雑記書くか〜と思いキーボードを叩いています。4年間の振り返りでもしてみようかな。
そういえば最初に雑記を書いたのはいつだったかなと思い見返してみたところ、2018年(1年生時)の6月に自己紹介雑記を書いたのが最初だったようです。

https://blog.goo.ne.jp/j_chess_ehime_univ/e/1c50bdb7134db01b2999a3b434645b8e

この時期僕はほぼ毎日のように部室に通い、ほぼ毎日のように先輩方に「将棋指しましょ〜!」と声をかけ、ほぼ毎日のように全敗で帰っていました。特に、Sにゃん先輩とNお先輩の少なくとも片方は大体部室にいてくれてて、毎日のように両先輩にフルボッコにされてました。ウケる。
当時部室内でのTier1は将棋ではなくシャドバでしたが、Tier2の将棋にも付き合ってくれる先輩方は本当に心が広いなぁと思っていました。

 

 

もしも今部室が使えていたら、僕は毎日プロセカをしていたことでしょう。

 

その年の11月に愛大は秋中四で優勝!僕はA級メンバーに入っていませんでしたが、学生王座戦には同行し、メンバーに入れてもらえることに。
ちなみにその時の秋中四の戦績は団体C級で負け越し・個人戦予選2連敗で予選落ちと、これでもかというくらいボロボロです。
学生王座戦では「捨て駒 兼 疲労時の穴埋め」としてオーダーに組み込まれました。

これが本当に大きな刺激で、後にも先にも僕の将棋に対する熱をこれ以上に引き出させてくれる出来事はありません。断言できます。

今は時期的に難しいですが、学生王座戦を見たことのない学生将棋関係者は絶tっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったいに見た方が良いです。
いろいろな方から共感していただいているので間違いないと思いますが、あれは本当に価値観が変わります。言葉にできないあの熱気がすごい。

3局出て全局フルボッコでただただ粘って無理やり勝負形を作るものの完敗し、感想戦で「なるほど〜〜〜〜。さては君、将棋上手い人か?????」と首がもげるほど頷いたあの光景が今でも思い出されます。
全国の強豪と盤を挟んで40-60の持ち時間でお互いに頭をフル回転どころかオーバークロック並みに回してるあの瞬間、めっちゃ楽しかった。
僕はこの学生王座戦以来、絶対にまた全国大会に出てこの空気を味わうんだと心に決めました。

当時ウォーズ初段。理想と現実の乖離具合で風邪をひきそうです。

 

ということで1年生時の最大の出来事は「学生王座戦に行った」です。

 

次に2年生。

学生王座戦が終わってからずーーーーーーーーーっと将棋を指し続け、その勢いのまま副部長になりました。
というより僕以外の同期はほとんど部室から姿を消していたので、選択肢が僕しかなかったんだと思います。何故だ・・・。

これまでは部室に先輩しかおらず大体僕より強かったので教わってばかりでしたが、後輩には当然級位者や初心者がいます。
「他人に将棋を教える」ということがほぼ初めての体験で苦労した記憶がありますが、1年生の5月から塾講師のアルバイトをしていた経験が生きたのか、割と普通に教えられてたと思います。知らんけど。

春中四の個人戦では予選は危なげなく突破しましたが、トナメで運悪く強豪のいるブロックを引いてしまったのもあったりして振るわなかったです。棋力不足も勿論ある。

団体では個人戦績で勝ち越し、チームも3位に入り今は亡き西日本大会に出場(今年は生き返らせる方針らしい)。
そこそこ勝てて嬉しかった記憶があります。

 

春はそこまで印象に残っていませんでしたが、来たる2019秋中四、会場は愛媛大学。運営に手間取ったものの、まきばおーはその有能っぷりで運営に貢献。
移動・外泊等の疲労もないので良いコンディションで大会に臨めました。
先述した通り「絶対に優勝して学生王座戦に出る!!!!!!!」という強い意志を持っていました。気合だけはトップクラス。

 

しかし現実はそう甘くはなく、優勝は広島大学。圧倒的な強さで中四を制圧しました。

優勝レースに残れるかどうかが決まる広島大学戦ではまだまだ難解な局面で自玉の3手詰めを見逃す頓死をしてしまったのが記憶に新しいです。

対局相手のU村くんの「え?!?!3手詰めだよそれ?!?!?!良いの?!?!?!?!これ団体戦だけど?!?!?!?!優勝争いだけど?!?!?!?!?!」みたいな驚いた顔がいまだに忘れられません。多分あの時のU村くんの目は現代のプリクラよりも大きく見開いてた。
3手詰めの1手目を指されるまで頓死に全く気付いておらず、正直自分でも何が起きたのかよくわかっていません。

 

ということで愛媛大学は優勝できず、学生王座戦の中四国代表は広島大学になりました。

個人戦は春中四と同じ人に予選第1局でボコボコにされるも、その後2連勝でなんとか予選通過。
本戦では当時の僕が人生で1番将棋を教わってたNお先輩と激突。
良い勝負でしたが一歩及ばず、結局春と同じ成績で敗退してしまいました。

個人戦はともかく、団体戦にあれだけ気合を入れて対局に臨んだりオーダーを考えたりしたのに、結果として現れなかったのは非常に悔しかったです。


本当に悔しかったです。悔しすぎたのか学生王座戦当日早朝、僕は何故か四日市駅で王座戦出場予定のU村くんを待っていました。

「学生王座戦でれないけど・・・・・・去年のあの空気が麻薬すぎて・・・・・・来ちゃった⭐️」

観戦めっちゃ楽しくて草でした。広大部員とも仲良くなれたような。
これがあってか、当時大学院生だったH山先輩に「まきばおーは観る将六段」と認定を受けました。よくわかんないけど多分アマトップクラスです。

 

ということで2年生時の最大の出来事は「3手詰め頓死をして悔しすぎたあまり、観る将六段になった」です。

 

そして3年生、ついにまきばおーが部長となり愛大を引っ張っていくというところ・・・・・・・某Cにより将棋大会が潰れまくり、2020年3月以降は部室が物置としてしか使えなくなりました。

3年生以降は部室で1局も将棋を指せていないので、部室での通算勝率は恐らく2割にも満たないと思います。
1年生時の負けが多すぎる。

恐らく2020年は多くの大学将棋部が活動停止を余儀なくされたと思います。
おかげで将棋倶楽部24のアクティブが常時多くて非常に助かりました()。

3年生最初の大会は9月に開催された中四内の交流戦。
強豪があまり参加していないというのもあって、個人戦では奇跡的に4位に滑り込みました。初めてそれなり以上の結果が出てとても大きな自信になりました。

そして来たる秋。対面での開催でしたが、途中のアクシデントで大会は中断。
非常に高度な(?)論争がありつつも、結果を見ると優勝はやっぱり広島大学でした。強い。
しかし某Cの影響で学生王座戦の出場権は回りに回って、最終的には岡山大学へと渡ることに。

個人戦ではベスト16→8で他大同期の強豪と激突。お互いよくわかんない将棋をよくわかんないなりに頑張った結果、指運が来てくれたのか大金星。
ベスト8→4では同大学の後輩と。自分の方が得意と思っていた序中盤で相手に圧倒され非常に苦しみましたが、中終盤でなんとか先輩の意地を見せて勝利。

準決勝・3位決定戦では共に強豪相手に完敗で最終結果は4位!上位に十傑戦出場を辞退せざるを得ない方がいて、中四国の第3代表として十傑戦に出場する権利をギリギリ獲得しました。

棋力不相応なことは自覚しておりましたが、あの四日市の空気を、次はまた選手として感じられることが非常に嬉しかったです。

十傑戦当日、緊張のあまりお腹が痛かったですが、全国の強豪と盤を挟んでいる間はめちゃくちゃ幸せでした。
結果は全敗でしたが「また四日市に来れた」というのがとても嬉しく、敗退後に会場の空きスペースでオンライン講義を受けるのも全く苦ではありませんでした。その講義落としたら4年生に上がれていなかった可能性が大きいので本当によかった。

 

ということで3年生時の最大の出来事は「十傑戦に出られた」です。

 

最後4年生。
僕は何を血迷ったのか、最終学年のこのタイミングで中四国学生将棋連盟の理事長になりました。

というのも「僕以外に適任者(というかできそうな人)がいないな〜」が本音です。
実際僕以外に立候補はいなかったし、僕がやれば全部丸く収まると思っていましたし、中四国全体を見て消去法的に僕が最有力選択肢として残っちゃうから、どうせなら!と立候補しました。

残りの三役には普段からTwitterで絡みのある2人が立候補してくれたおかげで、何か三役で話し合うたびに「言いたいことオブラートに包んだ結果、誤解されても困るよな」と思いながら激しいレスバトルを繰り広げていました。

激しいレスバトルの結果、春中四は中止。
オンラインで交流戦をやる流れになりましたがここで僕の有能っぷりが発揮されます。

昨年の交流戦や各種ネット大会を見ながら考えていた問題点を可能な限り改善した大会運営を披露しました。運営めちゃ楽しかった()。
この経験は後に生きるのですが、かなり上手くやったと自分でも思っています。周りからの評価も上々でした。

そして秋中四、待ちに待った対面での開催です。
団体戦の個人戦績は4勝2敗。チームは3勝3敗で勝ち点差で5位。
気合を入れて臨んだ個人戦はベスト16まで進んだものの、一歩及ばずでした。

 

正直、3年生時点でこれでもかというくらい結果を出したつもりでいるので満足でしたが、やっぱり悔しかったようです。
クリスマスの四日市に団体メンバーでも個人代表でも無いまきばおーの姿があるではありませんか()。
髪の色が白くてそれをTwitterで宣伝してたおかげか、沢山の人が声をかけてくれました。ウレシイネ。

特に京大将棋部Twitterの中の人には「めっちゃかっこいい!」って目の前で褒めてもらいました。京大は頭が良いだけでなく人を褒めることに関しても優秀なのか・・・。
男ウケは非常に良い髪色だと思ってましたが、女子ウケはあまり良くないだろうなと思っていました。実際どうだったのかは不明。

基本的に観戦禁止の大会でしたが、地区理事は観戦しに来ても良いということでしたので「せっかく理事やってるんだし、権利は行使し得では?!?!」と思い学生王座戦では徳島大学の応援を、十傑戦では中四勢の応援と、女流の棋譜取りをお願いされたのでそれをウッキウキでやってました。棋譜取りバカ楽しい。

クリスマスの夜は「ぽしゃけ飲みて〜〜」と思いながら1人で四日市の繁華街をふらついてました。
髪色でキャッチのお兄さんに同族と思われたのか、めっちゃ声かけられました。

 

そんなこんなで年が明け、キリンもないしこれでもう卒業か〜と思っていた頃、Twitter上にあるツイートが流れます。

 

そして始まりました「全国地区対抗大学ネット将棋団体戦2022」!!!!!
大会準備等も含めて主催・運営・選手を務めました。偉い、偉すぎる、もうどっかからお金とか勲章とか貰っても良いと思う。
無理ならTwitterフォローしてくれ。

運営についての細かい話は省きますが、日程がバカみたいにバカでした。

3/16 実家から松山に帰宅
3/17 大会開始
((3/18 大会期間に誕生日を迎える))
3/23 大会終了
3/24 引越し

つまり、大会運営をしながら引越しの準備をすることが確定している状況でした。

別に大会運営はあんまし疲れないしそこまで支障無いでしょと思ったのが甘かったです。

確かに運営そのものはあまり疲れないのですが、他人の対局を観戦してると無意識のうちに頭の中で盤面を読もうとしているのか、何も考える気が無いのに盤面を画面に表示しているだけで大量に体力リソースを使うことに気づきました。

また、自分の対局がある日は勿論引っ越しどころの騒ぎじゃありません。
この大会では2局指したのですが、どうしてか2局とも全対局の中で1番遅延していました。みんなどうやってそんなに早く終わらせてるの・・・?

この原因は恐らく僕の将棋の指し方にあります。
僕は他人と比べてあんまり手を広く読んでおらず、少ない手を深く読もうとするタイプなので、思いも寄らない手が飛んできたときに思考がフリーズすることが頻発します。
特に手の広い序中盤でそういうことが起こりやすく、そのせいで序中盤のよくわからないタイミングで長考に入りがちです。
そうなると終盤の入り口では勿論秒読み。形勢が酷いわけでもないのに秒読みでノータイム指しをする神経を理解できない類の人種なので、ほぼ毎回60秒フルに使った上で指します。

となるとそりゃ時間もかかるよねといった感じです。
持ち時間をちゃんと使い切るのは自分の良い所だと思っていますが、上手く使えているわけではないというのがネックですね。

 

となんやかんやで疲れることに気づいた僕は、ある日から自分の対局の日以外は盤面を見ずに運営することを心に決めました。

最終日の23日(引っ越し前日)にはもうこれ引っ越し準備終わらんと思っていましたが、隣の大学の後輩Uくんがわざわざ遠いところから応援に来て手伝ってくれました。

 

ということでダラダラ書きましたが4年生時の最大の出来事は「中四理事長になって色々やった」です。

 

大会も無事終了し、引っ越しもなんとかなり、いよいよ今日から4年間住んでた愛媛も地元の広島も離れて新社会人への一歩を踏み出します。

 

 

最後に4年間の総括をして締めようかな。

まず、大学将棋で僕の人生は大きく変わりました。
ずーーーーーーーーっと将棋に誘ってくるめんどくさい後輩の相手をしてくれた多くの先輩方にとても感謝しています。
いつの間にやら中四の大学将棋界隈ではそこそこの有名人になってしまいました。他の大学の方が気さくに絡んでくれてたおかげで理事長の仕事をやり遂げられたと感じています。
僕は非常に高い熱量で大学将棋に取り組んでいたようですが、それを後輩に強要していたのかなというのが反省点です。それに気づいた時からは緩めていたつもりではあります。
全国大会、特に十傑戦に出られたのは本当に僥倖でした。とても楽しかったです。

色々書きましたが、やっぱり僕の大学将棋の中での1番のターニングポイントは1年生時の学生王座戦です。
あれが無いと今頃僕は将棋を続けていたのかどうかすら危ういです。

いつかまた、あの大量の観戦者と選手たちによって作られる空気感を味わえる日が戻ってくることを祈っています。

 

 

 

以上、まきばおーでした。この4年間、大学将棋に携われて本当に幸せでした。

またどこかで会いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S. 毎年クリスマスに1人で四日市に行っていたせいか、恋人との仲が1年以上続いたことがありません。助けてください。


第104回中四国学生将棋大会 マキバオー振り返り

2021-11-26 01:31:46 | 雑記

こんにちは、まきばおーです。
巷では志摩って呼ばれたりバオーって呼ばれたり理事長って呼ばれたりしてます。もうなんでもいいです。

今回は2021年11月20,21,23日で開催された第104回中四国学生将棋大会(2021秋中四)について振り返っていきます。色々取り上げたい棋譜はあるのですが、準備がめんどくさいのでここでは細かく取り上げないことにします。
また運営関連についてもここではあんまり話さないので悪しからず。僕個人の将棋について雑に書いていきます。

 

20日 

団体戦A級第1局 対岡山大学 Yさん

Yさんは岡山大学の主戦力。
戦型は角換わり相右玉。初っ端から戦型がキモ・・・不毛すぎる。
ちゃんと相右玉の研究もしていたのですが、途中の手順を選び間違えたのと何か勘違いをしたっぽくて劣勢に。
しかし悪いなりに頑張って食いついてゴリゴリ攻めてたら途中で形勢が逆転。最後はちゃんと詰まして勝利となりました。
感想戦では「マキバオーさん右玉するって知ってたから~」と言われて初めてここで他人に棋譜を見られていることを実感。Twitter等ではあんまり戦型を言わないようにしてたので正直バレてるとは思いませんでした。
しかし勝ちは勝ち。チームも4-3勝ちなので危うく戦犯を踏むところでした。価値ある勝ち、なんちゃって。

 

団体戦A級第2局 対徳島大学 Kさん

徳大とは全体的に仲が良いので誰と当たるのかワクワクしてましたが、これまで対局したことのないKさんとの対局に。初手合いということもあり、Kさんも自分との対局を楽しみにされていたようです。これって・・・以心伝心・・・ッテコト?!
戦型はKさんの先手中飛車に対して角道不突き左美濃超速。銀冠にまで発展して持久戦調に。
途中の仕掛けとその前後はまずまず自信を持っていたのですが、終盤の入り口で失速。それを許してくれるわけもなく、その後は突き放されて負け。
チームも1-6で完敗。負けたけど戦犯ではないのでヨシとしましょう。悔しかったですが団体戦はスタミナ勝負なとこもあるので一喜一憂してる暇はありません。この負けで調子を崩さなかったのは敗戦を引きずりがちな僕にしては成長した所な気がします、知らんけど。

 

団体戦A級第3局 抜け番

ここでひと休み。大会前日まで運営準備をしていた僕は「つ゛か゛れ゛た゛~゛」と伸びをしてました。
正直抜け番中何をしていたか覚えてません。

 

団体戦A級第4局 対岡山理科大学 Kさん

岡理のKさんとは名前が同じなので一方的に親近感を持っていました。あんまし話したことないけど。
戦型は向かい飛車に対して左美濃。途中作戦負け気味かな?と思っていましたが、中盤の指しまわしで圧倒(した気になってる)。
最後は鋭そうな寄せで勝利となりました。
チームは6-1で完勝。うちの部長だけが負けてたので「なにしてんの~w」といじってました。

 

団体戦A級第5局 対島根大学 Tさん

戦型は陽動四間飛車?から右玉に組まれるやつ。こちらは雁木で対抗。
半分力戦系で手詰まり・千日手模様でしたが、後手番のこちらが端から無理やり打開。それが功を奏して端を突破して局面優勢に。
最後は2~3手スキで完勝。チームも5-2で快勝。

1日目はチームは3勝1敗。個人としても3勝1敗で上出来でした。

 

 

21日

団体戦A級第6局 対鳥取大学 Iさん

Iさんは鳥取のアマ名代表とのこと。鳥大エースのkisy氏と当たってしまうのを避けられたのはオーダーで一枚上手を取ったというところですが、こちらも強敵です。
戦型は居飛車早繰り急戦に対して雁木右玉。この戦型は何度も経験があって、ずっと右玉が攻められつづけてそれをどういなすかという将棋になるのが典型パターンです。
本対局も攻められ続けるやつになりそうと思いましたが、途中での緩手を的確に咎めることに成功。最後は相手の玉頭を押しつぶして完勝でした。
鳥大戦は五将戦が激アツで、愛大の部長が敗勢の局面から入玉。なんとか持将棋に持ち込んだか?と思いきやそれでは満足せず、最後は相手玉を的確に仕留めて素晴らしい逆転勝利をおさめていました。部長としての意地が感じられてすげぇなぁと思っていましたが、チームとしては3-4で惜敗。自分の仕事はしたので仕方ないです。

 

団体戦A級第7局 対広島大学 Fさん

Fさんは今大会で個人戦優勝候補のkisy氏を倒していて絶好調の様子。
戦型は雁木-矢倉。この戦型は大会中1回はあるだろうなと思っていてある程度研究していましたが、指している途中で「あれ?この構想面白そうじゃね?」と思い、中盤で指したことのない指し手を選び一気に手将棋へ。
少し形勢は悪そうだったものの中盤で細かい技を繋いで相手玉に食らいつき、必勝形にまで持っていきました・・・・・・がしかし、これで終わらないのがマキバオー。桂馬の打ちどころを勘違いしてしまい、たった1手で勝ちの局面を必敗にしてしまう始末。
正直自分でも呆れてしまうレベル(後輩にも同期にも先輩にも「マキバオー何してんのwww」と言われてしまう)でしたが、まあ僕らしいよなということであんまり気にしないことに。
チームは1-6で完敗。

 

最終結果はチームとしては3勝3敗で7チーム中5位。個人としては4勝2敗で団体戦を終えました。戦犯は踏んでないし勝利打点も取ってるし降級に絡むことはなかったし、まずまずかな?

 

個人戦本戦 香川大学Mさん

理事長権限で予選は免除。本戦はうちの後輩を倒してきた香川大学の強豪Mさんとでした。
戦型は角換わり相右玉(またか・・・)。まともな角換わりをやらせてくれ()。
先手番ということで中盤でイケイケに攻めていきましたが反動が大きすぎて劣勢に。しかし互いに秒読みに入っていたこともあってかMさんにも緩手がちらほら。
それをなんとか咎めることに成功し、最後は超手数の詰みを発見することができなんとか勝利をおさめることができました。

これでベスト16!
この対局後、他大学の同期に「(マキバオーって)そういう勝ち方めっちゃ多いよねw」と言われて、確かに過去の大会も上位に食い込んだときはこういう勝ち方してた記憶があります。
今大会も上位に食い込めるか・・・

 

23日

個人戦本戦 島根大学Sさん

気合を入れて臨んだ対局。戦型は四間飛車に対して銀冠。銀冠はプロ間でも多く指されていますが、自分にとっても対振りのエース戦法です。
お互いにしっかり駒組をして振り飛車からの開戦。居飛車側がお手本のような渾身の返し技を見せ相手の仕掛けを完全に咎めることに成功したと思いましたが、途中で捻った手を挟んだのが疑問手。
形勢が難解なまま終盤戦に突入しましたが、最後に相手の攻めを受け間違えたのが致命傷となってしまい勝負あり。

僕の最後の中四はベスト16で敗退となりました。

 

今大会個人戦は優勝候補と言われていた人たちがどんどんと姿を消していき、最終的に決勝に残ったのはこれまで大会経験の少ない2年生2人だったというのが驚きです。特に優勝したYさんは強敵が何人もいる厳しいトーナメントでも臆することなく横綱将棋で圧倒しており、その姿には貫禄すら覚えました。Yさん含め十傑戦中四代表の3人と王座戦代表の徳島大学には期待です。

個人的には昨年の大会時に「あいつソフト指しじゃね?」と陰で言われていたのを知っていて「ラスト中四で結果出してうるさい奴等黙らせて引退したらかっけ~な~」とか考えながら臨みましたが、そうするには少し物足りない結果でした。
負けたので説得力が無いのが悔しいですが、実績ない人が突然結果出したからって証拠もないのになんでもかんでもソフトっていう風潮やめた方が良いよ。せめてSNSとか記録の残るとこで言うのはやめような、ガキじゃないんだし。

 

と少し後味悪い終わらせ方もアレなので。

また卒業するときにも雑記を書くのかもしれないですが、とりあえずマキバオーの大学将棋はここで終わりです!

沢山の方と友達になれて、将棋も見違えるほど強くなれて、色々な経験をさせてもらえて、大学将棋には感謝しかありません。

 

学生将棋からは退きますが、将棋界にはまだまだ長いこといるので仲良くしてあげてください。

 

 

マキバオーでした、またね。


自己紹介と大会の振り返り(井上)

2021-05-25 19:37:07 | 雑記

初めまして。名無しの虎こと新入生の井上です。

松山にずっと住んでいて、高校も愛大の隣でした。
将棋は小学生のころから道場にかよっていて、趣味は阪神タイガースの応援(テレビ派)
また、ボランティア活動を見出し画像の興居島でしています。

自己紹介はこのくらいにして、GWの大会の振り返りをしたいと思います。
まずは団体戦。今回、お願いして6戦全戦に出させてもらったのですが、結果は3勝3敗。
大学として勝ち越したのは良かったですが、
正直期待してもらっていただけに申し訳ない結果でした。

図面は添付しませんが、1局目は攻めの呼び込みすぎ、2局目は終盤優勢からの逆転負け、
3局目は油断しすぎての受け間違いと色々やらかしをしてしまいました。
しかし、そこからの3局で勝ち、流れを掴めたのは大きかったです。

個人戦は予選を抜けたことで調子が上がり、ベスト8まではいけましたが
準々決勝では序盤の作戦負けから完敗でした。

秋中四では今回以上の結果を目指していきたいです。

 

 


2021中四国オンライン交流戦振り返り まきばおー

2021-05-25 16:52:05 | 雑記

こんにちは、まきばおーです。

遅くなりましたが、5月2,3,4日に開催した中四国オンライン交流戦の振り返りをしていこうと思います。

本大会は僕を中心とした中四国三役+運営理事による主催・運営でした。
運営の方については僕個人のnoteに色々書いてます。頑張って見つけてください。

 

今回振り返るのは個人戦。

僕は理事長権限の元、予選免除でしたので本戦からのスタートになります(※連盟の理事長・会計・書記は予選免除という規約がある)。

本戦のトーナメント表はこんな感じ。

画像

僕の名前は左下の下から5番目にあります。

ということで初戦は岡山理科大学の弓立さん。
戦型は弓立さんの先手中飛車に対して、僕は角道不突き左美濃超速を採用。超速の定義を知らないのでこれを超速と言っていいのかは知りません。

この後結局34歩と角道を開けて銀冠にまで発展させていくことになるのですが、先手はその間に積極的に57銀→56銀と右銀も使って攻めに厚みを持たせてきます。そして先手が動いてきたのが以下の図。

居飛車側が囲いの差で有利を取っており、後手番としては十分すぎると思っていたところで突然の仕掛け。
同歩は74歩、同銀は同銀同歩74歩でダメなので84飛の一手。そこで78飛を読んでいましたが、本譜はシンプルに74歩同飛75歩と先手が丸く収めようと言ったところ。

しかしこれはチャンス。75歩を打たれなくても75銀とぶつけていこうとまで考えていたのでこれは取る一手。そこで65銀直の順を考えましたが、本譜は素直に75同銀同飛と進んでいきました。
・玉形差で居飛車に分がある
・右銀が捌けている(桂馬も捌けそう)
・先手からの攻めが無さそう
という観点から、この辺で優勢を意識し始めました。

その後は終盤で少し受け身になってしまう場面がありつつも、危なげなく優勢を押し切っての快勝となりました。

これでbest16に進出し大会最終日に残ることができました。

 

 

 

 

 

次の日の初戦で中四国学生名人にボコボコにされたんですけどね。

 

ということで超簡単ではありますが振り返りでした。

 

 

noteにも書きましたが改めて、
大会参加者・観戦者の皆様、本大会を大きなトラブルなく終えられたのは皆様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました。

大会内容だったりオンライン開催についてだったり中四国地区そのものだったりについて、私個人としても理事長としても色々思う所はありますし、OBの方や参加者の方からいただいた多くのご意見・ご感想はできる限り目を通しています(ツイート等含)。多分皆さんが思ってるよりかは割と真面目に色々考えています。知らんけど

 

秋の大会がどうなるかは全く決まっておりませんが、特にOBの方々には温かい目で見守っていただけると幸いです(でもこうしたほうが良いんじゃないかみたいな意見はドシドシください)。

 

以上、自戦記+大会ご協力ありがとって感じでした。
1時間でサクッと書いたので厚みはありませんが、ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

 

P.S.
参加者誰もこういう大会振り返りの雑記書いてくれなくて寂しいです。


秋中四や十傑戦、その他諸々振り返り(今更)

2021-03-06 06:33:51 | 雑記

こんにちは、まきばおーです。如何にもウマ娘やってそうな名前ですがやっておりません。
早くアマレンの記事書かなきゃなんだけど手が動かねぇ~!

 

 

学期末ですし、何か振り返り系の雑記でも書こうかな~と思いキーボードを叩いています。
僕が愛用しているキーボードは東プレのREALFORCE(テンキーレス)です。キーボードを少し齧ったことある人なら誰でも知ってる超有名キーボードで、静電容量無接点方式という仕組みが採用されています。指が疲れにくく、タイピングが苦にならないので、情報系の方だったりライターの方だったりのキーボードを1日中叩いている日が珍しくない方は是非ご検討ください(少し値段は張るがメンブレンやメカニカルとは全然違う、PC周りで一番重要)。

 

 

と謎のダイマをしたところで、2020年11月下旬~12月頭にかけて行われた第103回中四国学生将棋大会(通称秋中四)について軽く振り返っていきましょう。棋譜とかはっつけるのめんどくさいのでなんとなくな感じでゆるくいきます。

対面とオンラインで行われた103回秋中四、成績としては団体で愛大は2位、個人で僕が4位で十傑戦(全国大会)出場、ベスト8にも僕以外の愛大勢が2人入ることができました。
通常開催に比べて個人戦の参加者数が少なく、棋力の高い人でも出場してない人が多数いて、強敵と当たる回数が少なく済んだのが影響したのでは?というのが本音ですが、全国大会に個人で出るというのは種目問わず人生で初めてでしたので素直にうれしかったです。

 

そんなこんなで迎えた十傑戦。諸事情あって愛大は団体の方でも全国大会への出場権を持っていたのですが、大学からのストップがかかり部員で話し合った結果、泣く泣く辞退することに。
個人的には、自分を強くしてくれた先輩方ともう一度(愛大は2018年秋中四を優勝し、同年冬の王座戦に出場)全国で戦いたいという思いがあったため、王座戦出れないのなら十傑戦は大学の判断にかかわらず辞退するか・・・とかも考えていました。いやすぐ思い改めたんですけどね。

十傑戦は正直歯が立ちませんでした。最初っから「場違いなとこに来ちゃったか~」って感じてましたが、それでもやはり強い方々相手に全力で将棋を指している時間はとても楽しかったです。
2年前の王座戦と同じような感覚で、結果は全敗だったものの良い経験になったと思います。
自分がそれなりに成長できたのは、2年前に王座戦に出て刺激を受けたことが大きいと思っているので、今回も良い刺激として今後の結果に結びつくと良いなあとか考えています。

 

 

 

と、短いですがこのくらいで()

早く対面で将棋を指せる環境が戻ってきてほしいな。

 

 

 

P.S.

新入生もこの雑記読んでそうなので。

前部長で、4月からは中四の学生将棋のちょっとした役職やる、4月から4年生のマキバオーと申します、以後お見知りおきを!
将棋部の雑記を読んでいるということは少なからず将棋に興味があるんだろうけど、「棋力に自信が無いから入部は辞めとこかな・・・」とかはもったいないぞ!()

僕は浪人の夏くらいに将棋初めて(おかげで第一志望は落ちたけど())、なんやかんや学生生活はずっと将棋してたらそれなりに強くなれたし(もっと強くなりたーい!)、僕よりもっと成長速度が速い人だって沢山見てきたし聞いたことあるし、新しい趣味に将棋はもってこいだ!

てことで、一緒に将棋を楽しんでくれる新入生を個人的には期待してます。

 

 

以上、まきばおーでした!

部員の誰か新歓雑記書けよな!(人任せ)