今日の部活である事件が起こりました。大まかに説明するとこうです。
筆者と先輩との対局で相入玉となり、点数勝負では勝ち目がないと見た筆者が先輩に宣言を促し、結果は宣言失敗で筆者の勝ち。(↓のツイートを見てもらうと分かりやすいです)
https://twitter.com/ehime_uni_shogi/status/915119511258329088
この対局、大駒を全部取られてかなり前から敗勢だったのですが、相入玉の練習と思い指し続けたところ上記のようになりました。わざわざこんなことをしたのは、大会で宣言に失敗して悔しい思いをした友人を知っていたためです。大事な対局でこんな負け方をしたらトラウマものです。ただ、条件を満たしていないのを知ってて宣言を促したのは完全にふざけてますが……汗 先輩すみませんでした!
良い機会なので宣言法について復習しておきます。
『宣言しようとする側の手番で、持ち時間に指さずに「宣言します」と言い、時計を止めて対局を停止させる。その時の局面が、次の条件を満たしていれば、宣言側が、勝ちまたは引き分け(無勝負)となる。
[条件1]宣言側の玉が敵陣3段目以内に入っている。
[条件2]宣言側の敵陣3段目以内の駒は玉を除いて10枚以上存在する。
[条件3]宣言側の玉に王手がかかっていない。
[条件4]宣言側が(大駒5点、小駒1点の計算で)
A.31点以上あれば宣言側が勝ち。
B.24点以上30点以下であれば持将棋引き分け(無勝負)。
ただし、点数の対象となるのは、玉を除く宣言側の持駒と敵陣3段目以内に存在する
宣言側の駒のみである。
尚、条件1~4のうち一つでも満たしていない場合、宣言側が負けとなる。』
https://www.shogi.or.jp/faq/taikyoku-kitei.htmlC.入玉宣言法(現行の24点法に基づく)より一部引用
特に見落としがちなのが条件2と条件4でしょうか。
宣言する側は
・敵陣3段目以内に玉以外の駒が10枚以上あるか
・点数は24点に届いているか
この二点に注意しておきたいです。また、点数に数えるのは敵陣3段目以内の駒と持ち駒のみというのも地味に重要です。(筆者は盤上の駒全てと持ち駒が対象だと思ってました……汗)
以上、忘れやすい宣言法のお話でした。
余談ですが、↑のツイートに対する皆さんの反応が、筆者の性格が非常に悪いというもので一致しててとても悲しいです。