こんにちは、実家のある広島に帰ってきてホヤホヤのマキバオーです。
8月の19,20日に龍谷大学で行われた西日本大会団体戦について書いていきます。
まず、今回の大会には愛大将棋部部長である通称やきとり氏が諸事情により来られないということで、副部長である僕がオーダー決定権を持っていました。ということで本記事では僕の将棋ではなくオーダーの中身についてを中心にまとめていきます。
初日
1回戦 vs神戸大学
愛媛-神戸 勝敗
大将 高橋-布元 負
副将 中藤-山本 負
三将 宮地-古田 勝
四将 神髙-田和 勝
五将 稲田-白河原 負
2-3 負け
初戦からいきなり強豪の(ていうか全大学強い)神戸大学さん。2-3ならオーダーをいじれば勝機はあったのかなと思いましたが初戦は運ゲーなので仕方のないところ。オーダーの意図としては、高橋・宮地・神髙の4回生4人を基軸に、特にエースの神髙さんの小回りを効くようにかつ、1回生を出しやすくしました。
2回戦 vs中部中四国選抜
愛媛-中中四
大将 槇林-福田 負
副将 原田-竹川 負
三将 高橋-二橋 負
四将 中藤-佐々木 負
五将 神髙-江島 勝
1-4 負け
二戦目は個人的に優勝候補と思っていた中部中四国選抜。聞くところによると中部地方は学生名人戦出場選手も選抜に入っているとか。そりゃ強いですね()。今大会唯一の4敗を喫してしまった対戦でした。しかし、五将の所で中四の理事長さんにしっかりエースの神髙さんを当てれたので良いでしょう()。
僕の対局はこちらの先手雁木対早繰り銀。上手いタイミングで6五歩の反撃が決まり、中央を制圧して中盤まで優勢を保っていましたが、途中で欲張りに行きすぎた手を指してしまい難しい将棋に。その後相手の飛車切りからの猛攻を凌ぎきれず負けにしてしまいました。感想戦でもハッキリとした悪手は見つかりませんでしたが、もう少しわかりやすく指す手順を選ぶべきだったのかなと思いました。今後に生かしたい対局です。
3回戦 vs鹿児島大学
大将 槇林-井上 勝
副将 高橋-吉村 負
三将 宮地-佐伯 勝
四将 神髙-上野 勝
五将 稲田-池田 負
3-2 勝ち
三戦目は九州地区準優勝の、鹿児島大学。今大会1つ目の勝負所と見ていました。本来は1年の原田を出す予定でしたが、2回戦途中から腹痛が酷く集中できないとのことで急遽オーダー変更。2,3,4の4回生で固めた真ん中で勝ち星を取りに行きましたが少々誤算が。しかし大将の僕がなんとか勝ち星をあげて戦犯を回避したので良かったです、本当に良かった()。オーダーの関係もありますが、高橋は3連敗と不調、僕の調子はまずまずなのでこれは明日のオーダーを考えねば...と頭の中では色々考えていました。
僕の対局は角換わりからの相手が4五桂速攻を仕掛けてきてそれを受け続ける形。あまり見ないタイミングで3五歩〜4五桂と仕掛けてきたのが印象的でした。しかし、研究していた形の類似形でしたので、丁寧に相手の攻めをいなして角と銀桂の二枚替えに成功。相手の攻めを切らしてからゆっくりと金で攻めて完勝でした。我ながらこの対局はちゃんと指せたのでは?と思えたので満足。終盤の30秒将棋でも間違えることなく指せました。
4回戦 vs徳島大学
大将 原田-黒木 負
副将 高橋-大前 勝
三将 宮地-尾上 負
四将 神髙-武富 勝
五将 稲田-大谷 負
2-3 負け
1日目最終の四戦目は同じ中四国勢の徳島大学さん。徳大部長の尾上君とは先日行われた岡山将棋合宿の時からオーダーについて談合(笑)させてもらっていました。僕としては神髙-大谷のエース対決をさせようと思っていましたが、オーダーの1/2を外してしまいそれが叶わぬことに。オーダーが決まった時、三将が勝負所と見ていましたが、上手くオーダーを組めば勝負所を散らせたように見えたのでこれはオーダーミスを痛感。大将戦が会場内で一番遅くまで続き、白熱していましたが惜しくも敗戦。あ、僕は黒木君に勝てる気がしなかったので出ませんでしたすみません()。
2日目
5回戦 vs名古屋大学
大将 原田-松田 負
副将 高橋-石川 勝
三将 中藤-松本 負
四将 宮地-井村 負
五将 神髙-須賀原 勝
2-3 負け
五戦目は名古屋大学さん。当たりとしては上手く刺さったかなと思いましたが惜敗。僕は朝一からは中々頭が働く気がしなかったのと他大学のオーダー調査のためお休み。実況もほとんど1回生に任せて他大学の成績を確認しながら最適オーダーを模索していました。そのおかげからか、次戦からオーダーがぶっ刺さります。
6回戦 vs京都産業大学
大将 槇林-津賀 負
副将 高橋-釘本 勝
三将 宮地-和田 勝
四将 神髙-藤塚 勝
五将 稲田-竹下 勝
4-1 勝ち
六戦目は京都産業大学さん、ここで負ければ最下位争いに巻き込まれるので避けたいところ。大将の津賀さんが初日に全勝しておりどう対応しようか考えた結果、僕が当て馬になることが最適と判断。これが功を奏したか僕以外の4人が勝ち星をあげてくれました。稲田が1回生初勝利をとってくれたのも大きかったと思います。来年のことも考えると1回生が経験を積んで成長してほしいなというところ...(自分のところは棚にあげときます)。
僕の対局は相手が初手7八飛戦法でしたので8四歩〜8五歩と早石田を阻止し、銀冠穴熊に。相手は真部流に組み替え、僕の経験範囲の中で進んでいきましたが途中から玉頭を上手く攻められてしまい受け違いもありそのまま敗戦。良いところ無しで潰されてしまいました、つおい()。対振り考え直さなきゃなぁ...。
7回戦 vs関西九州選抜
大将 槇林-春日 負
副将 高橋-徳本 勝
三将 中藤-小柳 負
四将 宮地-天童 勝
五将 神髙-大塩 勝
3-2 勝ち
最終戦になる七戦目は、唯一の6連勝中で変な負け方をすると優勝が消えてしまう関西九州選抜さん。優勝がかかっているので恐らくベストメンバー?でした。ここのオーダーはやや予想とズレてしまい、全勝中のチームだし勝てなくても仕方ないかな...と思っていたら、なんと4回生3人が意地を見せてくれて3枚抜き。4回生だけで勝利をもぎ取ってくれました!本当に頼りになる先輩方...。関西九州選抜に唯一の土をつけることができました!
僕の対局はまたも初手7八飛戦法に対し8四歩〜8五歩と伸ばして早石田を阻止。銀冠までは組みましたが、振り飛車の左銀が6六に出てくる形で経験が少なかったので穴熊にはしませんでした。相手の仕掛けを自分なりに咎め、右銀が遊ぶながらも桂得に成功したのでまずまずと思っていましたが、その後が上手く指せませんでした。玉頭に目をつけましたがそれを逆用される形に。結局自滅したような形になってしまい、相手の髙美濃が綺麗に残ったままの惨敗でした。
これで2日間に渡る団体戦は終わり。3勝4敗で最終順位は8チーム中5位でした。
神髙さんは団体7戦全部出て全勝の快挙!宮地さんは初戦で強豪の古田さんを倒したり、しっかり勝ち星をあげてくれるなど安定感を見せてくれました。高橋さんは初日の3連敗で不調を感じましたが2日目は完全に復調し3連勝、通算でも勝ち越しとなっているなど、4回生の頼もしさを感じた西日本大会でした。
僕については、対振りにかなり課題を感じました。これは勉強し直さなきゃな...。秋中四には相振り党になっているかもしれません(笑)。
ということで!マキバオーの西日本大会レポは終わり。長々とここまで読んでくれた方、ありがとうございました。次はいつ雑記を書くかな...、わかりませんがまたその時にも読んでいただけたら幸いです(笑)。
ではではこの辺で ノシ