愛大将棋部雑記

日々の日記。いわゆる雑記。当番の人は書くよーに。書かないと・・・・(¬ω¬)ニヤリ

マキバオー2021秋中四振り返りpart2 -引退対局-

2021-11-27 20:00:06 | 自戦記

こんにちは、まきばおーです。

つい先日秋中四振り返りを書いたばかりなのですが、尊敬する先輩やきとり氏が「局面図も棋譜も無い、やり直し。(一部誇張有)」と言われたのでしぶしぶpart2を書いております。だって局面図とか準備するのめんどくさいんだもん・・・。

今回振り返る対局は、題名にもある通り僕の引退対局です。
対局相手は島根大学のSさん。戦型は先手Sさんの四間飛車に対して僕は左美濃~銀冠で持久戦調の将棋を選びます。

駒組辺りから詳しく見ていきます。まず1つ目のポイントが下図の局面。
この時点で振り飛車側の駒組に工夫が見られます。
このまま後手が何も考えずに銀冠穴熊を目指すと、先手は37桂~47銀~38金と逆雁木のように組み、地下鉄飛車から玉頭を攻める構想が部分的な定跡です。
その辺を考慮すると後手はここから銀冠一本を選べるわけではなく、持久戦を選ぶにしても、相手の形によって仕掛けを匂わせながら駒組をする必要があります。

本譜はここで図から74歩に39玉と引いてくれたので銀冠に組みやすくなりました。

39玉以降は
△2四歩      ▲6七銀      △3三角      ▲3七桂      △4四歩 ▲4七金      △2二玉      ▲2六歩      △4三金      ▲2八玉と進んで下図。

本譜はここで23銀としましたがこれが少し焦った手。
替えて73桂として振り飛車の65歩を阻止しておくのが実戦的には指しやすい展開になったと思います。
この戦型は何度も経験があるのでわかっていたはずなのですが、少し緊張していたのか玉周りにしか目がいってませんでした。

本譜23銀に65歩と突いた局面はまだまだ互角ですが、66銀と上がれることが確定しており、振り飛車としては不満のない展開。

図から23銀65歩以降は
△3二金      ▲6六銀      △7三桂      ▲7五歩と進んで下図。

73桂はかなり欲張りにいった手。図の局面で96歩がついてあれば84飛でなんてことないのですが、今回はそこで95角が生じているのがネック。
ここで持ち時間25分の内15分近くを投入。一見困っているようですが手つき良く△同 歩 ▲同 銀      △4五歩としたのが勝負手。

同歩には77角成~46歩(取ると57角)、45同桂にも77角成として銀を逃げておけばまずまずと読んでいました。

「その仕掛け、読み筋ですよ?」と言いたげなほど堂々とした姿勢だったのが効いたのか、先手はここで95角。46歩の取り込みが入るのは後手にとってはものすごい大きなポイントです。

本譜は図から
▲9五角      △4六歩      ▲同 金      △8三飛 ▲5五歩と進んで下図。

本譜はここで94歩と突いたのですが、先に86歩と突き捨てておく方が得でした。
86歩に同歩はそこで94歩とすれば飛車角交換を強要でき、57角が残っている分居飛車が指しやすいです。86同角にはいきなり86同飛~57角が残っており、居飛車優勢です。
しかし先に述べた通り、仕掛けの段階で持ち時間のほとんどを投入。95角の対応を考えている間に持ち時間を全て使い切り、既に秒読みだったのが惜しかったです。

本譜は図から
△9四歩      ▲7七角      △8六歩      ▲同 銀      △4八歩と進んで下図。

手筋の歩ですがこれは疑問手。
これは仕掛けの75歩と突かれた局面辺りからずっと読んでいた歩で、どこで入れるのかのタイミングにずっと迷っていました。
本譜は同金に対して76歩88角86飛と勢いよく飛車を切り飛ばし59銀と玉形差を武器に一気に攻めたてますが、やや無理攻め。
48歩を入れていなければ同様に進んで86飛と切った後に57銀~46銀成として桂頭を攻めていけば居飛車側の方針がわかりやすかったです。

もちろんその順も読みには入っているのですが、細かい分岐による膨大な変化を読んでいたのもあり秒読みに追われて「どこかで入れる予定だったし読み切れない今打つしかない」といった感じで打ってしまいました。これは反省。

本譜は図から
▲同 金      △7六歩      ▲8八角      △8六飛      ▲同 歩      △5九銀 ▲5八飛      △4八銀成    ▲同 飛      △6五桂      ▲6六角      △6七金と進んで下図。

65桂に66角としてくれたのは少し助かった気がしています。
実際は他の手もあるのかもしれませんが、対局中の僕にとってこの局面は67金打とノータイムで盤上この一手。相手玉へのとっかかりができて少し元気が出ました。

本譜は図から
▲7五角      △5七桂成    ▲9八飛      △6四銀      ▲4四歩      △同 角 ▲6四角      △同 歩      ▲4五銀と進んで図の局面。

ここで手拍子に55角と出たのがチャンスをダメにしてしまいました。
替えて47歩が正着です。以下44銀同金の局面は先手から速い手が無く、49歩と受けるくらいですが、そこで88歩が見えにくい好手でした。

放置していると48歩成同歩同成桂で成桂が寄せに使えていてハッキリ居飛車優勢なので同飛と取るのが普通(ソフトが読んでる75角は秒読みで指せる手じゃない)ですがそこで77歩成とすれば先手が困っています。
同桂には同金が飛車当たり。手を進めて98飛と逃げても後手の77の駒を87に寄せれば飛車が捕まっています。

このチャンスを逃してしまってからはSさんの攻めが鋭かったです。
本譜は先手が45銀打とした局面から
△5五角      ▲同 金      △同 歩  ▲4四歩      △3三金寄    ▲4一銀 と進んで下図。

41銀打に替えて43銀打をずっと読んでいてそこで42歩と受ける予定だったのですが、読んでいない手が飛んできてここで完全に読み筋がバグりました。
なんてことはなく、42歩と受ければ読み筋と合流しますし、58金と攻め合ってもまだまだ互角の良い勝負です。しかし秒読みとあの緊張感は怖いものです。

本譜はここで48金打としたのが悪手。持ち駒の金は39角~28金の詰めろに残しておかなければいけませんでした。
図から
△4八金      ▲3二銀成    △同 金と進んで下図。
形なのでノータイムで32同金と取りましたが、これが敗着。
以下43歩成で金が斜めに誘われた局面は守りの金が何も働いていません。
遡って41銀の局面で42歩と受けておけば32銀成に形良く同金と取ることができるので、銀冠の生命力を信頼している自分の棋風的にはそちらを選ぶべきでした。

本譜は以下43歩成に39角と先に王手を決めたのも焦りすぎ。27玉が一生捕まらない玉で、ますます局面を悪くしてしまいました。
図から
▲4三歩成    △3九角      ▲2七玉      △4三金      ▲8二飛      △3二銀打  ▲4四歩      △3三金      ▲4二飛成と進んで下図。

これが詰めろになるのをすっぽ抜けていました。
どうしようもないので12玉と早逃げを試みますが、31角と打たれて必至。
28角成~38金~13銀打と粘りになっていない粘りをしましたが、普通に詰まされて負け。最後の数手は棋譜を汚してしまいました(でもたかが学生将棋で棋譜を汚すとか考える必要は無くて、粘れるなら手順の限り粘るべきってのが持論)。

 

と引退対局について長々と振り返りをしてみました。
これでやきとりも満足したかな・・・?

次に雑記を書くのは卒業の時になんか老害っぽいこと書くくらいだと思ってたけど、自戦記書くのは楽しいね。棋譜準備するのめんどくさかったけど。

最後に棋譜をはっつけて終わりとします。
1年生時から信頼をもって使ってきた銀冠で引退ならまあいっかと思います。勝ちたかったけど。

特に面白いことを書いてるわけではなくてただただひとり感想戦を垂れ流したけど果たしてやきとり以外に需要があるのかは謎。

 

先手:S(島根大4年)
後手:まきばおー(愛媛大4年)
▲7六歩      △8四歩      ▲6八飛      △6二銀      ▲1六歩      △1四歩
▲4八玉      △4二玉      ▲3八銀      △8五歩      ▲7七角      △5二金右
▲7八銀      △3二銀      ▲6六歩      △5四歩      ▲5八金左    △3一玉
▲4六歩      △5三銀      ▲3六歩      △3四歩      ▲5六歩      △7四歩
▲3九玉      △2四歩      ▲6七銀      △3三角      ▲3七桂      △4四歩
▲4七金      △2二玉      ▲2六歩      △4三金      ▲2八玉      △2三銀
▲6五歩      △3二金      ▲6六銀      △7三桂      ▲7五歩      △同 歩
▲同 銀      △4五歩      ▲9五角      △4六歩      ▲同 金      △8三飛
▲5五歩      △9四歩      ▲7七角      △8六歩      ▲同 銀      △4八歩
▲同 金      △7六歩      ▲8八角      △8六飛      ▲同 歩      △5九銀
▲5八飛      △4八銀成    ▲同 飛      △6五桂      ▲6六角      △6七金
▲7五角      △5七桂成    ▲9八飛      △6四銀      ▲4四歩      △同 角
▲6四角      △同 歩      ▲4五銀      △5五角      ▲同 金      △同 歩
▲4四歩      △3三金寄    ▲4一銀      △4八金      ▲3二銀成    △同 金
▲4三歩成    △3九角      ▲2七玉      △4三金      ▲8二飛      △3二銀打
▲4四歩      △3三金      ▲4二飛成    △1二玉      ▲3一角      △2八角成
▲同 玉      △3八金      ▲同 飛      △1三銀      ▲2二金

 


以上、まきばおーでした、またね。


第104回中四国学生将棋大会 マキバオー振り返り

2021-11-26 01:31:46 | 雑記

こんにちは、まきばおーです。
巷では志摩って呼ばれたりバオーって呼ばれたり理事長って呼ばれたりしてます。もうなんでもいいです。

今回は2021年11月20,21,23日で開催された第104回中四国学生将棋大会(2021秋中四)について振り返っていきます。色々取り上げたい棋譜はあるのですが、準備がめんどくさいのでここでは細かく取り上げないことにします。
また運営関連についてもここではあんまり話さないので悪しからず。僕個人の将棋について雑に書いていきます。

 

20日 

団体戦A級第1局 対岡山大学 Yさん

Yさんは岡山大学の主戦力。
戦型は角換わり相右玉。初っ端から戦型がキモ・・・不毛すぎる。
ちゃんと相右玉の研究もしていたのですが、途中の手順を選び間違えたのと何か勘違いをしたっぽくて劣勢に。
しかし悪いなりに頑張って食いついてゴリゴリ攻めてたら途中で形勢が逆転。最後はちゃんと詰まして勝利となりました。
感想戦では「マキバオーさん右玉するって知ってたから~」と言われて初めてここで他人に棋譜を見られていることを実感。Twitter等ではあんまり戦型を言わないようにしてたので正直バレてるとは思いませんでした。
しかし勝ちは勝ち。チームも4-3勝ちなので危うく戦犯を踏むところでした。価値ある勝ち、なんちゃって。

 

団体戦A級第2局 対徳島大学 Kさん

徳大とは全体的に仲が良いので誰と当たるのかワクワクしてましたが、これまで対局したことのないKさんとの対局に。初手合いということもあり、Kさんも自分との対局を楽しみにされていたようです。これって・・・以心伝心・・・ッテコト?!
戦型はKさんの先手中飛車に対して角道不突き左美濃超速。銀冠にまで発展して持久戦調に。
途中の仕掛けとその前後はまずまず自信を持っていたのですが、終盤の入り口で失速。それを許してくれるわけもなく、その後は突き放されて負け。
チームも1-6で完敗。負けたけど戦犯ではないのでヨシとしましょう。悔しかったですが団体戦はスタミナ勝負なとこもあるので一喜一憂してる暇はありません。この負けで調子を崩さなかったのは敗戦を引きずりがちな僕にしては成長した所な気がします、知らんけど。

 

団体戦A級第3局 抜け番

ここでひと休み。大会前日まで運営準備をしていた僕は「つ゛か゛れ゛た゛~゛」と伸びをしてました。
正直抜け番中何をしていたか覚えてません。

 

団体戦A級第4局 対岡山理科大学 Kさん

岡理のKさんとは名前が同じなので一方的に親近感を持っていました。あんまし話したことないけど。
戦型は向かい飛車に対して左美濃。途中作戦負け気味かな?と思っていましたが、中盤の指しまわしで圧倒(した気になってる)。
最後は鋭そうな寄せで勝利となりました。
チームは6-1で完勝。うちの部長だけが負けてたので「なにしてんの~w」といじってました。

 

団体戦A級第5局 対島根大学 Tさん

戦型は陽動四間飛車?から右玉に組まれるやつ。こちらは雁木で対抗。
半分力戦系で手詰まり・千日手模様でしたが、後手番のこちらが端から無理やり打開。それが功を奏して端を突破して局面優勢に。
最後は2~3手スキで完勝。チームも5-2で快勝。

1日目はチームは3勝1敗。個人としても3勝1敗で上出来でした。

 

 

21日

団体戦A級第6局 対鳥取大学 Iさん

Iさんは鳥取のアマ名代表とのこと。鳥大エースのkisy氏と当たってしまうのを避けられたのはオーダーで一枚上手を取ったというところですが、こちらも強敵です。
戦型は居飛車早繰り急戦に対して雁木右玉。この戦型は何度も経験があって、ずっと右玉が攻められつづけてそれをどういなすかという将棋になるのが典型パターンです。
本対局も攻められ続けるやつになりそうと思いましたが、途中での緩手を的確に咎めることに成功。最後は相手の玉頭を押しつぶして完勝でした。
鳥大戦は五将戦が激アツで、愛大の部長が敗勢の局面から入玉。なんとか持将棋に持ち込んだか?と思いきやそれでは満足せず、最後は相手玉を的確に仕留めて素晴らしい逆転勝利をおさめていました。部長としての意地が感じられてすげぇなぁと思っていましたが、チームとしては3-4で惜敗。自分の仕事はしたので仕方ないです。

 

団体戦A級第7局 対広島大学 Fさん

Fさんは今大会で個人戦優勝候補のkisy氏を倒していて絶好調の様子。
戦型は雁木-矢倉。この戦型は大会中1回はあるだろうなと思っていてある程度研究していましたが、指している途中で「あれ?この構想面白そうじゃね?」と思い、中盤で指したことのない指し手を選び一気に手将棋へ。
少し形勢は悪そうだったものの中盤で細かい技を繋いで相手玉に食らいつき、必勝形にまで持っていきました・・・・・・がしかし、これで終わらないのがマキバオー。桂馬の打ちどころを勘違いしてしまい、たった1手で勝ちの局面を必敗にしてしまう始末。
正直自分でも呆れてしまうレベル(後輩にも同期にも先輩にも「マキバオー何してんのwww」と言われてしまう)でしたが、まあ僕らしいよなということであんまり気にしないことに。
チームは1-6で完敗。

 

最終結果はチームとしては3勝3敗で7チーム中5位。個人としては4勝2敗で団体戦を終えました。戦犯は踏んでないし勝利打点も取ってるし降級に絡むことはなかったし、まずまずかな?

 

個人戦本戦 香川大学Mさん

理事長権限で予選は免除。本戦はうちの後輩を倒してきた香川大学の強豪Mさんとでした。
戦型は角換わり相右玉(またか・・・)。まともな角換わりをやらせてくれ()。
先手番ということで中盤でイケイケに攻めていきましたが反動が大きすぎて劣勢に。しかし互いに秒読みに入っていたこともあってかMさんにも緩手がちらほら。
それをなんとか咎めることに成功し、最後は超手数の詰みを発見することができなんとか勝利をおさめることができました。

これでベスト16!
この対局後、他大学の同期に「(マキバオーって)そういう勝ち方めっちゃ多いよねw」と言われて、確かに過去の大会も上位に食い込んだときはこういう勝ち方してた記憶があります。
今大会も上位に食い込めるか・・・

 

23日

個人戦本戦 島根大学Sさん

気合を入れて臨んだ対局。戦型は四間飛車に対して銀冠。銀冠はプロ間でも多く指されていますが、自分にとっても対振りのエース戦法です。
お互いにしっかり駒組をして振り飛車からの開戦。居飛車側がお手本のような渾身の返し技を見せ相手の仕掛けを完全に咎めることに成功したと思いましたが、途中で捻った手を挟んだのが疑問手。
形勢が難解なまま終盤戦に突入しましたが、最後に相手の攻めを受け間違えたのが致命傷となってしまい勝負あり。

僕の最後の中四はベスト16で敗退となりました。

 

今大会個人戦は優勝候補と言われていた人たちがどんどんと姿を消していき、最終的に決勝に残ったのはこれまで大会経験の少ない2年生2人だったというのが驚きです。特に優勝したYさんは強敵が何人もいる厳しいトーナメントでも臆することなく横綱将棋で圧倒しており、その姿には貫禄すら覚えました。Yさん含め十傑戦中四代表の3人と王座戦代表の徳島大学には期待です。

個人的には昨年の大会時に「あいつソフト指しじゃね?」と陰で言われていたのを知っていて「ラスト中四で結果出してうるさい奴等黙らせて引退したらかっけ~な~」とか考えながら臨みましたが、そうするには少し物足りない結果でした。
負けたので説得力が無いのが悔しいですが、実績ない人が突然結果出したからって証拠もないのになんでもかんでもソフトっていう風潮やめた方が良いよ。せめてSNSとか記録の残るとこで言うのはやめような、ガキじゃないんだし。

 

と少し後味悪い終わらせ方もアレなので。

また卒業するときにも雑記を書くのかもしれないですが、とりあえずマキバオーの大学将棋はここで終わりです!

沢山の方と友達になれて、将棋も見違えるほど強くなれて、色々な経験をさせてもらえて、大学将棋には感謝しかありません。

 

学生将棋からは退きますが、将棋界にはまだまだ長いこといるので仲良くしてあげてください。

 

 

マキバオーでした、またね。


秋中四国大会を終えて(井上)

2021-11-22 16:11:34 | 自戦記

1回生の井上です。今回は11月20日から岡山県倉敷市で行われいる秋の中四国大会をいち早く振り返っていきたいと思います。

 

まず、団体戦からです。結果から言うと無事6戦全勝で終えることができました。

想像以上の活躍ができてホッとしているところです。今回はその中の2局を振り返ります。

2戦目の徳島大学戦の相手は春中四でも対戦があり、その時は終盤にミスが出て負けていました。

今回は3手詰めを逃すという申し訳ない事をしてしまったものの、苦しい将棋を逆転して逃げ切るという自分の得意パターンで

強豪の方に勝てたのがとても嬉しいです。

 

そして、6戦目の広島大学戦。相手の戦法は一間飛車。

私は陽動振り飛車を選択し、相振りに誘導できたのが大きく自分の土俵で戦うことができ、序盤でリードを奪いました。

終盤も大きなミスなく、会心の出来で6連勝を飾ることとなりました。

大学としては3勝3敗の5位でした。来年からも勝ち続けて愛大を引っ張る存在でありたいと思います。

 

次に個人戦。異変が起きたのはここからです。持ち時間が変わったのもあるかもしれませんが予選2局はいずれもギリギリの戦いに

なりました。特に2戦目では秒読みで手が見えなくなり、勝勢が一手で敗勢に。気づいた時には5手詰め。何とか気付かれなかった

ものの未だ敗勢。しかし、ここで諦めなかったのが良かったです。きっと将棋の神様が見てくれていたのでしょう。

相手の要の竜を抜き大逆転。なんとか1位で予選を通過しました。

 

決勝トーナメント初戦。私はこの対局で岡山を去ることとなった訳ですが、自分の悪いパターンが出てしまいました。

それは時間の使い方です。団体戦から私はずっと飛ばして使っていました。ここまではそれでも結果が出ていたのですが

この対局は序盤で抑え込まれ不利に。そこで時間を使っても意味がありません。入玉に最後の望みを託しましたが

上部の駒数が足りないためすぐ捕まってしまいました。

 

この結果、個人戦は目標のベスト16には届かずベスト32で敗退となりました。

これからは県内のアマチュア大会で代表を取ること・来年春の中四国大会でベスト8入りを目指して精進していきます。

最後に皆様応援してくださりありがとうございました。