皆さんこんばんは、殿です。
続いては個人戦の話です。
11月22日(日)
個人戦の将棋を振り返っていく。棋譜を再現できるものは図面を使用する。棋譜と魚は鮮度が命である。
某部員から「棋譜と魚は鮮度が命」について聞かれたが、筆者の自家製である。要は棋譜を忘れる前に記録すべしということである。
予選1回戦 H城氏 (岡山大)
部員紹介によると長考派らしい。
筆者の3手目68飛からの相振り。筆者が序盤に馬を作る形で、馬 対 手得の構図である。
筆者は序盤に馬ができる将棋の勝率があまり良くない。しかし、本局は比較的良い駒組みが出来たと思っていた。
ところが、中盤に端攻めを喰らい駒得はしたものの竜を作られまずい形勢である。これだから相振りは嫌だ。
だだ、終盤に一矢があり、寄せきって勝ち。
予選2回戦 I居氏 (広島大)
愛大戦にこそ出ていなかったが、広大の強豪である。隣で行われていた1回戦の感想戦から察するに、将棋を教えるのが上手だ。
先手中飛車に三間で対抗する。相手の玉は右側である。序盤の機敏な動きに対応できず若干作戦負けになったと感じていた。
しかしながら、中盤のねじり合い経てほぼ互角で終盤に突入、どちらの攻めが早いだろうか。
最終盤に飛車を切って決めに行ったが、寄せきれず負け。切らずに歩を成った方が良かったと思う。
脱線するが、筆者は飛車が大好きである。しばしば「飛車取ったら勝ちやで!」と言っている。
それにもかかわらず飛車を切って負けるのはいただけない。自分の将棋が指せていなかったといえるだろう。悔やまれる寄せであった。
予選3回戦 H城氏 (岡山大)
3回戦で再び対局することになった。1局目と似たような進行だと嫌だなあと思っていたが、先後が変わったので免れた。
石田流に筆者が14歩と突く。序盤から馬を作り合う乱戦に突入。何局か経験があった。
とはいえ、乱戦だっただけに一手一手が非常に難しかった。
勝因敗因はよく分からず、気が付いたら良くなっていた印象。最後は駒得を重ねて勝ち。
決勝トーナメント1回戦 H本氏(松山大)
前回大会4位の松大エースH本氏である。記憶では中学生の時に対戦があって筆者の0勝2敗。
筆者のノマ四対居飛車穴熊。序盤にしょうもないミスをしてしまい、やや無理といわれている仕掛けを余儀なくされる。
だた、実際的にはそれなりの勝負である。筆者が飛車切りからの攻めを敢行し迎えたのが下図。
この局面は先手の23歩がいま一つでチャンスがあるかもと思っていた。今見ると全然ダメな気もする。
ここから79銀打(下図)が穴熊の堅さを維持する一手。穴熊を指し慣れている人の手か。
筆者も負けじと下図から69銀打と絡んでいったが、やはり足りないようで負け。
総括
今回の大会が最後の中四という事で期するのもありました。ただまあ、凡庸な成績に終わってしまいました。残念でした。
4年間色々ありましたが、こうして最後まで戦うことが出来たのは皆様のおかげです。ありがとうございました。