愛大将棋部雑記

日々の日記。いわゆる雑記。当番の人は書くよーに。書かないと・・・・(¬ω¬)ニヤリ

2023年度自戦記~秋中四編~

2023-11-03 18:00:00 | 自戦記
N野です。丸一年もの間記事が更新されてないのはよろしくないですね。といわけで私が秋中四を振り返っていきます。内容は低棋力故ご容赦ください。またこの記事を読んでいる高校生・愛大生の方がいましたら、新入部員は絶賛募集中ですのでよろしくお願いします。部には全国大会出場者をはじめ心強い先輩方が在籍しているため、A級団体戦では本格的な勝負が楽しめると思います。
~団体戦編~
岡山大学戦 N島氏
朝から体調に不安がありましたが、私はフル出場がサイレント確定しているため気にしていても仕方がありませんでした。さて対局相手はN島氏になり、所感としては主力対決の結果はチームの士気に影響するので気合を入れなくてはといったところでした。また大会以外にも練習対局をしたことがあったり、勝手ながら棋風も似ている気がしていて個人的に推し選手なのですが、対局相手となったからには全力で勝ちにいこうという心持ちで対局開始。
戦型は私が先手の相掛かりになり以下の図へ。

ここで違和感を感じたので長考に沈み、思考は以下のとおり。
・相手から忙しくされたが、36飛と横歩を取るのは通説では評価されていないので形成は損ねていないはずだ。
・82歩93桂の交換を入れれば端は緩和されるが、2歩持った状態でないと角を通した後の33歩の楽しみがなくなってしまう。
・87歩から手を作られないか。
そして82歩を決断し以下93桂81歩成同銀76歩52玉95歩と自然に手を戻した局面では、上記の3つの懸念が解消されてペースを掴んでいると感じていました。

98歩に対してはどこかで端を手抜くよりないですが、本譜のような進行になった際にと金が角に当たらないようにすることが手番を握り続けるために必要だと読みをまとめて、33歩で決戦。以下同桂23歩11歩成22歩成同銀33角成同銀21飛成と進んだ局面では、一方的に飛車を成り込み、芳しい受けもないのではっきり抜け出しています。

その後は緩むことなく攻め倒して中押し勝ち。理論的に間違った手を指していない自覚があり、一致率も70%を超えていて快勝でした。
団体戦のスコアは3-4。大健闘でしたね。
山口大学戦 Z津氏

穴熊党で知られるお相手。53銀型であることや角交換を厭わないことからも堅さを重視されていることが伝わってきます。46銀でけん制してからこちらも堅く囲うといった趣向を見せてみましたが…

結局ここで37桂とし、千日手を打開する方法が思いつかなかったです。指し直し局では作戦負けを厚みでごまかそうとしましたが以下の図から45飛と踏み込まれて捌かれてしまいました。その後は中段玉で耐え続けましたが、流石の寄せに完敗。ここで長時間対局してしまったことが後に尾を引くことに…

団体戦のスコアは0-7。オーダーまで隙がないのは流石の一言でした。
広島大学戦 F田氏
ここからが地獄の始まりでした。疲労と体調不良のダブルパンチから、体が熱いが寒く感じる典型的なアレな状態で対局することに。対局中、熱い体を手のひらで必死に扇いでいたのですが、扇子の実用性をはじめて理解しました。今後は冷えピタとともに携帯してみたいですね。ちなみにこの後相手の扇子が壊れます。私は壁に体を当てて涼しさを感じるために離席していたため、その瞬間に立ち会うことはできませんでした。残念。

見るからに無策な後手が私です。以下87歩36歩同銀から96角一閃でフルボッコに。後日94歩を手抜かれると怖いという話をしたのですが、右玉党は皆ノータイムで受けるというのです。悲しみ。
団体戦のスコアは3-4。あっ自分のせいだ。
香川大学戦 U都宮氏
このあたりから冷や汗が止まらなくなり、駒が二重に見え始めます。当然記憶もあやふやなのでご容赦いただきたいです。このコンディションでU都宮氏に当たりたくなかったのでそのようにオーダーを組んだのですが、なぜかお相手がフルオーダーを組んでこなかったので当たってしまうことに。再び対先手右玉で序盤は大失敗。やけになって嫌味をつけていたのですが、なぜか逆転っぽい雰囲気から熱戦に。結局負けてしまったのですが、自分が相手側を持っていたらさっぱり勝っていた自覚があったので内容自体に後悔はあまりなかったです。
団体戦のスコアは3-4。他の勝った対局も苦しいながらも逆転勝ちだったそうで、おそらく降級する事実も受け入れられ力が抜けきってしまいました。ある意味心に余裕があり、待ち時間では穴角向かい飛車が検討されている様子を楽しく眺めていました。
徳島大学戦 B東氏
最後はきれいに散って帰ろうと思い、出場することに。戦型は相穴熊で序盤にペースを握られて苦しかったのですが、相手の速度計算に誤算があったようで速度が逆転してからは緩むことなく直線的に決めきることができました。コンディション的に複雑な長い将棋にしてはいけないと感じていたので、この展開は幸運でした。
団体戦のスコアはなんと4-3。いくつかの金星に救われる形になりましたが勝利をあげたことには変わりなく、岡山に3勝を取っていたため残留の可能性が急上昇。そこにF田氏が現れ、広島が降級とのこと。その場にいた全員の「は」がハモり、何度も星の数を数を確認したのですが確かにそうだったのです。
ともあれ九死に一生ながらA級残留を果たすことができました。日頃の行い、徳の積み方を考えるといつ降級してもおかしくないので、次の春中四までに愛大将棋部を盛り上げていきたいですね。(と思っているだけ)
~個人戦編~
団体戦から家に帰って熱を計ると普通に高熱があって納得でした。個人戦についてはとくに語ることはなかったので割愛したいと思います。しいてあげるならば、鬼ブロックを抜けて本戦まで残れたことと安田流中住まいで勝ち星を上げれたことくらいですかね。
ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。