こんにちは! Hです。今回は団体戦を振り返っていきます。
差し支えなければ、個人戦編の方を読んでいない方は先にそちらを読むことをおすすめします。
「Hとかおまえ誰だよ。愛媛大学の団体戦にしか興味ねえよ!」と思っている方、残念ですが愛媛大学は中四上位に入れなかったので今回は西日本大会に出れませんでした…orz。
ではなぜ私が団体戦に出ているかというと、西日本大会団体戦の枠は各地区で1,2校のほかに関西九州選抜と中部中四国選抜があり、後者で出させて頂いたからです。三年前は愛媛大学として出られたのを懐かしみながら今回に臨みました。
団体戦初戦は静岡大学さんです。中部の方曰くかなり強いということで、オーダーはフルメンバーになりました。私は観戦にまわっていましたが、面白い戦法を使う方がいたり平均棋力もかなり高そうだったりで思っていた以上にレベルの高い大学だと感じました。結果は2-3で負け。幸先の悪いスタートになりましたが、ここまではまだ3位以内に入ることもできるだろうという空気はありました。
二戦目は徳島大学さんです。前と3人入れ替えるオーダーにより私も四将として出ることに。
戦型は相振り飛車になり、序盤から私の機敏な端攻めが決まって優勢に。しかし決め手を逃したおかげで混戦模様になるも、なんとか勝てました。チームも5-0で勝利。
三戦目は岡山大学さんです。カモの私は当然引き籠ることを選択。前から思っていたのですが、岡大さんって居飛車党の率高くない!? 逆に徳大さんは振り飛車指す人が多い気がします(違ってたらごめんなさい)。うちは半々くらいな感じですが、大学によって特色がでるのは面白いですよね。
穴角向かい飛車に目を奪われ、全員の将棋はあまり観戦できなかったものの岡大さんは普通に強かったです。現在中四国内では山大さんの強さが頭一つ抜けていると春中四で体感しましたが(2022 春中四 IN 岡山(個人戦編)も読んでね)、秋中四がますます楽しみになりました。チームは4-1で勝利。
日付が変わって四戦目は大阪大学さんです。私の対局相手は爽やかなイケメンくんでした。容姿でも学歴でも性格でも負けてる私は将棋だけでも勝とうと頑張りました。
戦型は向かい飛車対急戦模様の将棋になりました。駒がぶつかり始めて以下の局面。
5六銀から6五歩と捌きにいきますが、7九角から馬をつくられるのでそれほど自信はありませんでした。
しかしこの局面は6九飛、8五歩、8五桂、6六角など候補手が多くどれも展開ががらりと変わるので迷ってしまいますが、少し有利になっていたようです。本譜は5五角と打ちましたが、3三桂に6四歩が疑問手で相手の馬、銀、桂馬の力で抑え込まれてしまいました。その後は泥沼に持ち込むことに成功して問題の局面を迎えます。
ここで6六歩と指し、相手に飛車をタダで献上する珍プレイ。指した2秒後に気づいたものの、あとの祭り。この後必死に粘りましたが冷静に対処されて負けました。チームも1-4で敗北し3位入賞も絶望的に。
次の大阪公立戦は4-1で勝利。特に語ることはないので省略。
さてやってきました六戦目は優勝候補筆頭の関西九州選抜です。平均棋力は段違いであったので厳しい勝負になることを覚悟していました。私は午前の負けが尾を引いていたこともあり観戦していましたが、まさか0-5で負けるとは…。こればかりはしょうがないと思うしかなかったですね。
最終戦は福岡大学さんです。最後は個人的に勝って終わりたかったので私も出ることに。
戦型は相三間飛車+金無双でお互い慎重な駒組みが続きました。本局のターニングポイントは間違いなく以下の局面です。
後手が3四飛と寄ったところです。私は6四角から飛角両取りの進行を読んでいましたが、3六歩 同歩 3五歩から位を取りに行ったほうが手堅かったようです。本譜はバチバチの攻め合いになってしまったのが良くなかった気がします。20手後の局面が以下。
互角の終盤戦ですが、対局中は私の方が少し分がありそうだと感じてました。ここで後手が指した4六馬が敗着。先手玉は銀を剥がされてもそこまで速い寄せはありませんが、後手は4二馬や5三歩成を受けるのが難しいですね。かえて4一歩と受けられたら一本道の展開にはならずまだまだこれからだったと思います。
その後はしっかり着地を決めて勝利。チームも4-1で勝ち、トータルで4-3。団体4位というまずまずの結果に落ち着きました。改めてともに戦ったメンバーの方たちに感謝!
大会全体の感想を述べると、関西地区の有名な上位の人達はずば抜けてました。もう、なんか、棋力が違いすぎて観戦してても指し手の意味が分からない…。たぶん一手一手の重みが全然違うから、棋力に差が出るのでしょうね。最後になりますが大会運営をしてくださった関西学生将棋連盟様に感謝申し上げます。
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ここからは私の4年間をざっくり振り返るので、「Hとか(ry」の人はお帰り下さい。
一回生の春中四は出ませんでした。しかし愛媛大学が西日本大会に参加できたおかげで大学将棋デビューはまさかの三年前の西日本大会に。その大会では個人的に全く勝てず、役に立たなかったのが情けない。
秋中四は個人ベスト16に入りましたが、予選である強い先輩に勝てたのはめちゃくちゃ嬉しかったですね。ちなみにベスト16では60手で負けてしまい、見るも無残な棋譜が未来永劫残ってしまったのが残念無念。
二回生は最悪の年でした。春中四はコロナの影響で初めて代替大会という体でオンラインで行われました。うちの大学で予選落ちしたのが自分だけだったのが辛かったです。
秋中四は…。本当にすみませんでした。
三回生の春は個人戦に出なかったので割愛。秋中四は久しぶりにベスト16に残りました。
四回生の春はベスト8に残り自己ベスト更新。実はこれまで対面開催の中四個人戦は一日目で負けたことが一度もないんです。リアル大会では我ながら勝負強さが出ています。団体戦もこれまでずっとA級を維持できたのは本当に嬉しいです。来年はどうなるか分かりません…。
さて10月の秋中四ですが、私は諸事情により出られなくなってしまいました。団体戦の力にはなれなく残念、けどまあ四回生や後輩がなんとか頑張って残留するだろうと信じてます。
ここまで雑な自分語りを読んでくださった皆さんありがとうございます。これからも愛媛大学将棋部を応援よろしくお願いします。それではさようなら~
差し支えなければ、個人戦編の方を読んでいない方は先にそちらを読むことをおすすめします。
「Hとかおまえ誰だよ。愛媛大学の団体戦にしか興味ねえよ!」と思っている方、残念ですが愛媛大学は中四上位に入れなかったので今回は西日本大会に出れませんでした…orz。
ではなぜ私が団体戦に出ているかというと、西日本大会団体戦の枠は各地区で1,2校のほかに関西九州選抜と中部中四国選抜があり、後者で出させて頂いたからです。三年前は愛媛大学として出られたのを懐かしみながら今回に臨みました。
団体戦初戦は静岡大学さんです。中部の方曰くかなり強いということで、オーダーはフルメンバーになりました。私は観戦にまわっていましたが、面白い戦法を使う方がいたり平均棋力もかなり高そうだったりで思っていた以上にレベルの高い大学だと感じました。結果は2-3で負け。幸先の悪いスタートになりましたが、ここまではまだ3位以内に入ることもできるだろうという空気はありました。
二戦目は徳島大学さんです。前と3人入れ替えるオーダーにより私も四将として出ることに。
戦型は相振り飛車になり、序盤から私の機敏な端攻めが決まって優勢に。しかし決め手を逃したおかげで混戦模様になるも、なんとか勝てました。チームも5-0で勝利。
三戦目は岡山大学さんです。カモの私は当然引き籠ることを選択。前から思っていたのですが、岡大さんって居飛車党の率高くない!? 逆に徳大さんは振り飛車指す人が多い気がします(違ってたらごめんなさい)。うちは半々くらいな感じですが、大学によって特色がでるのは面白いですよね。
穴角向かい飛車に目を奪われ、全員の将棋はあまり観戦できなかったものの岡大さんは普通に強かったです。現在中四国内では山大さんの強さが頭一つ抜けていると春中四で体感しましたが(2022 春中四 IN 岡山(個人戦編)も読んでね)、秋中四がますます楽しみになりました。チームは4-1で勝利。
日付が変わって四戦目は大阪大学さんです。私の対局相手は爽やかなイケメンくんでした。容姿でも学歴でも性格でも負けてる私は将棋だけでも勝とうと頑張りました。
戦型は向かい飛車対急戦模様の将棋になりました。駒がぶつかり始めて以下の局面。
5六銀から6五歩と捌きにいきますが、7九角から馬をつくられるのでそれほど自信はありませんでした。
しかしこの局面は6九飛、8五歩、8五桂、6六角など候補手が多くどれも展開ががらりと変わるので迷ってしまいますが、少し有利になっていたようです。本譜は5五角と打ちましたが、3三桂に6四歩が疑問手で相手の馬、銀、桂馬の力で抑え込まれてしまいました。その後は泥沼に持ち込むことに成功して問題の局面を迎えます。
ここで6六歩と指し、相手に飛車をタダで献上する珍プレイ。指した2秒後に気づいたものの、あとの祭り。この後必死に粘りましたが冷静に対処されて負けました。チームも1-4で敗北し3位入賞も絶望的に。
次の大阪公立戦は4-1で勝利。特に語ることはないので省略。
さてやってきました六戦目は優勝候補筆頭の関西九州選抜です。平均棋力は段違いであったので厳しい勝負になることを覚悟していました。私は午前の負けが尾を引いていたこともあり観戦していましたが、まさか0-5で負けるとは…。こればかりはしょうがないと思うしかなかったですね。
最終戦は福岡大学さんです。最後は個人的に勝って終わりたかったので私も出ることに。
戦型は相三間飛車+金無双でお互い慎重な駒組みが続きました。本局のターニングポイントは間違いなく以下の局面です。
後手が3四飛と寄ったところです。私は6四角から飛角両取りの進行を読んでいましたが、3六歩 同歩 3五歩から位を取りに行ったほうが手堅かったようです。本譜はバチバチの攻め合いになってしまったのが良くなかった気がします。20手後の局面が以下。
互角の終盤戦ですが、対局中は私の方が少し分がありそうだと感じてました。ここで後手が指した4六馬が敗着。先手玉は銀を剥がされてもそこまで速い寄せはありませんが、後手は4二馬や5三歩成を受けるのが難しいですね。かえて4一歩と受けられたら一本道の展開にはならずまだまだこれからだったと思います。
その後はしっかり着地を決めて勝利。チームも4-1で勝ち、トータルで4-3。団体4位というまずまずの結果に落ち着きました。改めてともに戦ったメンバーの方たちに感謝!
大会全体の感想を述べると、関西地区の有名な上位の人達はずば抜けてました。もう、なんか、棋力が違いすぎて観戦してても指し手の意味が分からない…。たぶん一手一手の重みが全然違うから、棋力に差が出るのでしょうね。最後になりますが大会運営をしてくださった関西学生将棋連盟様に感謝申し上げます。
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ここからは私の4年間をざっくり振り返るので、「Hとか(ry」の人はお帰り下さい。
一回生の春中四は出ませんでした。しかし愛媛大学が西日本大会に参加できたおかげで大学将棋デビューはまさかの三年前の西日本大会に。その大会では個人的に全く勝てず、役に立たなかったのが情けない。
秋中四は個人ベスト16に入りましたが、予選である強い先輩に勝てたのはめちゃくちゃ嬉しかったですね。ちなみにベスト16では60手で負けてしまい、見るも無残な棋譜が未来永劫残ってしまったのが残念無念。
二回生は最悪の年でした。春中四はコロナの影響で初めて代替大会という体でオンラインで行われました。うちの大学で予選落ちしたのが自分だけだったのが辛かったです。
秋中四は…。本当にすみませんでした。
三回生の春は個人戦に出なかったので割愛。秋中四は久しぶりにベスト16に残りました。
四回生の春はベスト8に残り自己ベスト更新。実はこれまで対面開催の中四個人戦は一日目で負けたことが一度もないんです。リアル大会では我ながら勝負強さが出ています。団体戦もこれまでずっとA級を維持できたのは本当に嬉しいです。来年はどうなるか分かりません…。
さて10月の秋中四ですが、私は諸事情により出られなくなってしまいました。団体戦の力にはなれなく残念、けどまあ四回生や後輩がなんとか頑張って残留するだろうと信じてます。
ここまで雑な自分語りを読んでくださった皆さんありがとうございます。これからも愛媛大学将棋部を応援よろしくお願いします。それではさようなら~