こんばんにちは、マキバオーです。
今回は9/19~21の3日間で開催された春中四代替オンライン交流戦、その中の団体戦をオーダーを見ながら振りかえっていこうと思います。
ちなみに愛媛大のオーダーは
1.原田(2)
2.槇林(3)
3.村上(2)
4.西村(4)
5.稲田(3)
6.神高(5)
7.時元(2)
です。僕が勝手に組みましたが、やはり主力の神高・西村の2人でいかに勝ち星を取り続けられるか、またオーダー頭の方でなんとか勝ち星を稼ぐことに重きを置きました。
では早速第一局のvs島根大から
愛媛-島根
大将 村上(2)-中原(6)
副将 西村(4)-山中(2)
三将 稲田(2)-三島(4)
四将 神高(5)-齋藤(2)
五将 時元(2)-小野(3)
島根大戦のポイントは、島根大の中で1番の強豪(個人的感想)である中原さんに対してどういう当て方をするかだと思っていました。
オーダーを確認すると島根大は中原さんを先頭に配置しており、こちらは前3人の原田・槇林・村上の中なら当てたい人を当てられる構成です。
まずここで僕が思ったのは
「僕が初戦から負けるの、なんか気分的に嫌だな・・・萎えるし・・・。」
ということで僕が大将に出るのはありえないことから、先頭に原田を置くかそれとも村上を置くかという2択になりました。
後々のオーダーやらなんやらを考えた末原田・槇林を下げた結果が上記のオーダーとなりました。
結果は下記の通り。
愛媛-島根
大将 × 村上(2)-中原(6)〇
副将 〇西村(4)-山中(2) ×
三将 〇稲田(2)-三島(4) ×
四将 〇神高(5)-齋藤(2) ×
五将 × 時元(2)-小野(3)〇
3-2で愛媛勝ちとなりました!
主力の神高・西村にしっかり勝ち星を取ってもらい、残り1つを2回生の稲田が拾ってきてくれる、ある種予定通りの勝ち方で一安心です。
第二局は少数精鋭ながら優勝候補の徳島大学。
愛媛-徳島
大将 原田(2)-藤川(3)
副将 槇林(3)-板倉(3)
三将 西村(4)-尾上(3)
四将 稲田(2)-眞邉(1)
五将 神高(5)-黒木(4)
徳島大学は5人しかいないということで、こちらが一方的に当たりを決められます。
しかし、ここはベストメンバーで行くしかないということでオーダーは上記の通り。
徳島大学さんは前秋中四で負けているので、リベンジの意味を込めて相手の主力であると考えていた藤川・尾上・黒木に真っ向からこちらの主力をぶつけて潰しにいったオーダーです。ここ2つの勝敗が結果に直結すると考えていました。
結果は下記の通り
愛媛-島根
大将 〇原田(2)-藤川(3) ×
副将 〇槇林(3)-板倉(3) ×
三将 × 西村(4)-尾上(3)〇
四将 × 稲田(2)-眞邉(1)〇
五将 × 神高(5)-黒木(4)〇
2-3で愛媛負けとなりました。
大将戦で原田が勝ち星を取ってくれたのはかなり大きかったですが、やはり3,5の両エースを2枚とも抜かれてしまったのはかなり痛かったです。しかし彼ら以外では太刀打ちできないことを考えると仕方のないところ。徳島大学さんが小数ながらも強さを発揮されましたね。
僕の対局はお相手が如何にもKKSがしたそうな駒組でしたので「意地でも角道開けてやんねえ!」「さっさと角交換させろや!」という意地の張り合いに。
先に我慢ができなくなったのはお相手の方で、角頭の歩を伸ばす35歩を早い段階で決行してしまったのが負担になり、それを咎めつつ玉形差を主張しながらでなんとか勝ち切りました。
また、徳島大学四将の眞邉君は新入生ということでノーマークだったのですが、後々にTwitterのフォロワーのM君であることに気づきました。団体通算3-1だし、そりゃあ強いよなぁ・・・といった感じです。あれ、徳島の唯一の弱点は層の薄さだと思っていたのに層厚くなってきてるぞ・・・???
ということで1勝1敗で迎えた第三局。ここ負けたら優勝争いから外れてしまうため負けるわけにはいきません。
相手は優勝候補筆頭、前秋中四優勝校の広島大学さん。オーダーは以下の通り。
愛媛-広島A
大将 原田(2)-江口(6)
副将 槇林(3)-山田(3)
三将 西村(4)-新美(2)
四将 稲田(2)-鍋谷(4)
五将 神高(5)-西澤(3)
僕は昨年春中四で負けた江口さんとの再戦を考えていましたが、オーダー予想が外れ広大部長の山田君との対局に。
実は広大戦は「新美・鍋谷は落としても仕方がないので他3つをなんとか取ろう!」と思いながらオーダーを組みました。西村が新美君と当たっているのは痛いですが、団体戦で格上に何回も勝利を収めている彼が当たっているのはある意味幸運といったとこでしょうか。
結果は下記の通り
愛媛-広島A
大将 〇原田(2)-江口(6) ×
副将 〇槇林(3)-山田(3) ×
三将 × 西村(4)-新美(2)〇
四将 〇稲田(2)-鍋谷(4) ×
五将 〇神高(5)-西澤(3) ×
4-1で愛媛の勝ちです!
なんと、予想外の結果となりました。四将の稲田が中四名人経験者の鍋谷さんから勝ち星を奪ってきました。広大側からしたらわけわからんといった感じでしょうが、愛大側からしてもわけがわかりません。ともあれ大金星です。
僕の対局は四間飛車に対して銀冠。序中盤は経験の多い局面だったのもあり優勢に進めていたものの、終盤でミスがあり難解に。一瞬負けも覚悟しましたがなんとか勝ち切りました。
流石に新美くんは強すぎましたが、大将の原田が中四ベスト4の実績がある江口さんに勝っていたのも大きいです。神高は当然のように勝ち星を持って帰ってくれててオーダーを組む側からすればかなり助かる存在ですね。
これで三局目終了時点で全勝中の徳大についで優勝候補に名乗りを上げた愛媛ですが、ここは交流戦。無理にベストメンバーを出す必要もないし、次の大会に繋がるものにしたいと考えていました。
ということで愛大にとっての最終戦、相手は岡山大学。オーダーは以下の通りです、
愛媛-岡山
大将 原田(2)-利根川(4)
副将 槇林(3)-本實(3)
三将 村上(2)-鈴木(3)
四将 神高(5)-入江(3)
五将 時元(2)-山本啓(2)
主力の西村と先ほど大金星を挙げた稲田を下げ、2回生の村上・時元を出しました。秋中四、来年以降に愛大が団体で勝っていくには彼らの活躍が必要です。
しかし、エースの神高は下げるわけにはいきません(大会前に「1つくらいオーダーから外していいよ」と言われましたが「全部出します(休ませませんよ)^^」とやりとりしたような)。
結果は下記の通り
愛媛-岡山
大将 × 原田(2)-利根川(4)〇
副将 〇槇林(3)-本實(3) ×
三将 × 村上(2)-鈴木(3)〇
四将 〇神高(5)-入江(3) ×
五将 〇時元(2)-山本啓(2) ×
3-2で愛媛の勝ちとなりました!
団体通算で3-1と勝ち越しになり、入賞圏内である2位が確定しました!また、時元が勝ってくれたのも大きいです!
僕の対局はこれも対振り。ノーマル三間飛車に対し銀冠穴熊で挑みます。途中でお相手が75歩として石田流に組み替えてくる形です。
中盤有利に進めていたと思っていましたが、またも途中からよくわからないことに。
終盤、相手がついに下駄を預けてくれたのが以下の局面。
後手は受け無し。ここで詰ますしかありませんが、皆さんならどうやって詰ましますか???
ちなみにソフト先生によるとここからの詰みの初手は7通り。しかし実際にそんなに詰み筋があると読む量が増えて逆に難しくないですか?
僕が選んだ初手は
47銀!!
取れば37飛~57飛成から詰み。69玉と逃げるのは68の地点をバラシて、際どいですが即詰みがあります。
ということで先手は67玉と逃げるしかありませんが、そこで56銀成とできるのを発見できたのが大きかったです。以下同香には68角成(79)から詰み、本譜の同玉には55飛以下簡単に詰みです。
有力な初手が多すぎて47銀を打つ直前までこれが正しいのかわかっていませんでしたが、打った瞬間に詰み筋がハッキリ見えて自分でビックリしてつい声が出ちゃいました。オンラインの良いところはどれだけぼやいたり扇子パチパチしたりしても注意されない点ですね()。
僕の対局が第四局で一番遅くまでやっていたこともあり、最後には観戦が20人近く集まっていたらしいです。多くの観戦者の前で詰み逃しで負けなんてことにならなくて良かった・・・w
ということで愛大の団体戦はここで終わり。
最終局で優勝が決まる広島-徳島を見ながら部員と通話を繋いであーだこーだ言ってました。
結果、優勝は徳島大学、準優勝が愛媛大学、以下3位に広島大学、4位岡山大学、5位島根大学となりました。
優勝した徳島大学さん、おめでとうございます!強かったです・・・新入生の加入もあり層が厚くなると弱点がなくなってしまいます・・・。
以上で団体戦の振り返りを終わります。
僕個人としては3-0とオーダー運もありますが満足できる結果になりました。
個人戦の振り返りはまた後日に。
以上マキバオーでした、またね。