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ビギナークリスチャン♪シズコの縁側

クリスチャン歴18年、うつ状態歴27年をむかえたけど未熟or発展途上?悩み満載!生かされて感謝♪クリスチャンブログ。

「龍馬伝」を見て~雑感

2010年01月11日 | 日記
何事にも時があり
天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
旧約聖書:コヘレトの言葉3章1節


一昨日だっけかな?

NHK大河ドラマ「龍馬伝」→http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/ のこと、全く書けなかったので、でも、書きたかったので、今日ブログアップさせて頂いてます。

これ、凄い強烈なドラマですね。
昨日二回目見ましたが、見てて、私は辛くなりました。


私は、坂本龍馬については、「日本で初めて新婚旅行に言った人」くらいの知識しか持ってません。

かつて、南国土佐には「上士(じょうし)」「下士(かし)」「郷士(ごうし)」と言う、凄まじい残酷な身分制度があったのですね。

本当に、言葉すら、全く知らなかった・・・。

第一回目放送の時、「上士」である武士から、龍馬たち「下士」が見下げられて吐き捨てられるように言われた台詞「下士は犬猫と同じ!いや、犬の糞(くそ)と同じじゃあ!」に、胸が切り裂かれるような痛みを覚えました。

犬猫と同じ・・・人間の差別。そんなことは、あってはならないはずなのに、「あった。」

いえ、今でも厳然として残っているし、シズコ、お前の心の中は?と問われたら、「私の心にもあります。」ということを、素直に厳粛に認めざるを得ません。

学生時代、日本の歴史で「士・農・工・商」という明治維新までの身分制度があったことを学びました。そしてさらに「商」=「商人」の下に、「えた、()」という階層があったことも学びました。今、ネットで検索したら、えたは「」と書くのですね。
難しい漢字です。

「」。その字のごとく、人にあらず。なんという言葉でしょうか。

私は世界史で、インドにはカースト制度「バラモン(僧侶)・クシャトリア(平民)・バイシャ(王侯・武士)・シュードラ(奴隷)」という4階級の身分制度があり(現在もあると聞いておりますが)「不可触(ふかしょくせんみん)」=「アンタッチャブル」英語でその字義とおりの「触るまじき人々」と言う言葉の階層の人々もいると学んだことをも思い出しました。

龍馬伝に話を戻します。
坂本龍馬は「下士」、岩崎弥太郎はそのもっと下「郷士」という身分だったんですね。
私、坂本龍馬演じられた、歌手の福山雅治さんのファンでもありますが、実は、岩崎弥太郎演じておられる、香川照之さんは、もっと好きなんです。
ですので・・・・・・・・香川照之さん演じる弥太郎に視点をあわせて見ちゃいました。

香川照之さんは、最近では「坂の上の雲」映画「沈まぬ太陽」でその演技を拝見いたしました。今日の民放テレビ「Wの悲劇」にも私の大好きな菅野美穂さんと一緒に出演なさるようですが、これ見たら・・・・・・・・・・次の日わたしゃ~倒れるな・・・だから、見るの、あきらめます。


香川照之さんは、私の大好きな中国の映画の「鬼が来た!」(原題=「鬼子来了(ぐぃず・らいら)!」監督・姜文(ちゃん・うぇん)、主演・姜文)にも出演なさっています。この「鬼が来た!」は、2000年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞しています。その詳細は香川照之さんの著作「中国魅録―『鬼が来た!』撮影日記」に詳しく書かれています。それも凄い、凄いある意味「とても怖い」映画なんだけど・・・書いてると朝になっちゃうしぃ~

以下省略・・・・先に進もうっと・・・・


四国高知と言うと、私、作家の宮尾登美子さんを思い出すんです。
この方、高知県出身なんですね。

私はこの方の書かれた作品の中で「蔵」「陽暉楼」「鬼龍院花子の生涯」「天璋院篤姫」など、読みました。

特に前3つの作品は、映画を見てから、小説に入ったの。

「陽暉楼」と言うのは、土佐の芸者を抱えている妓楼(ぎろう=館)の名前なんですが、その中に今回「龍馬伝」で、岩崎弥太郎の母・岩崎美和を演じている賠償美津子さんが、一本芯の通った、気性の激しい女将さん役で出てました。
その時のイメージと、岩崎美和の、与えられた人生を生き抜くたくましさがだぶります。


私は、思うのですが、岩崎弥太郎は、坂本龍馬の中に、彼がどうしても得られなかったものを、いつも見てたんでしょうね。

彼が第二話で語っていたように「なんであいつは、おれがどうしても手に入れたいものを、ああも楽々と手に入れるんじゃ・・・」と。

武士としての地位、こだわりのない飄々(ひょうひょう)さ、好きな女性、などなど・・・。
だから、龍馬をあれほど憎みながらも、彼から離れられず、魅かれていたのかなあ・・・・と。

負のパワー、怨念の恐ろしさ。

「郷士(ごうし)」という、誇りだけはあっても、精神的にも経済的にもどん底で耐えるしかなかった岩崎弥太郎の青年期。いや、誇りがあるから、余計、自分より一つ上の「下士」であり、弥太郎の理解できないスケールを持った龍馬を、理性では理解できなかったし、感情では忘れきることができなかったのでしょう。
このことが、後の大富豪、岩崎弥太郎を生んだのかなと思いました。

坂本龍馬を表現する言葉に「歴史の流れの中でその時代を超えて存在し、生きた人」と言う表現を聞いたことがあります。
この歴史の流れより先を生きてしまった人は、その時はその偉大さが周囲には理解できない。むしろ、その人を抹殺してしまうような憎悪の対象になってしまうのでしょう。
私はこの文章を書いていて、イエス様のことを思い出しました。
イエス様は神さまだけど・・・ある意味では、歴史を流れの先を生きていて、当時の人には理解できなかったという点では、龍馬と似ているのかもしれません。

龍馬の幼少、少年、青年期にまた、印象的な二人の女性が出てきました。
元バレリーナ・草刈民代さん演じる龍馬の母、坂本幸(さかもと・こう)。
この人も私の好きな女優さんですが、寺島しのぶさん演じる龍馬の姉、坂本乙女(さかもと・おとめ)。

母、幸は、「上士」に無礼を働き、切り捨てられようとする龍馬を病身を押して、「上士」に謝罪し、龍馬に「喧嘩(=争い)では事は解決しない。憎しみからは何も生まれない」と刻みつけ死んでゆきました。

姉、乙女は、第一回の最後のシーンで、大海原を前にこう言いました。

「海はでかか~!!!(それに比べて)人は、こんまい。(=小さい)」

私には、その乙女の言葉が、

「自然=神には叶わない。主の御手(みて)に汝(なんじ)在り」と

神が乙女さんを通じて、疲れた私に語ってくれているような気がいたしました。

そして・・・


この「龍馬伝」の音楽も存在感がありますねー。凄い不気味で、不安を予測させる。
ご覧になった方、覚えておられますか?途中、軍隊の行進曲のような挿入曲があったでしょう?あれ聴いて思ったんだけど、低音打楽器と、チャルメラのような楽器の高音。その「音の高低差」、そして打楽器の「リズムの規則正しさ」が、物凄く不安感を醸(かも)し出していて、見事でした。

途中で入った合唱のような声は、何かに似てると思ったら、ブルガリアン・チャントと似てるんだ・・・そう思いました。ブルガリアン・チャントの私の印象は、地声に近い発声の合唱です。それがまた、先ほど書いた、軍隊行進曲と重なって、人間の本質、激しく、醜く、そして、とてつもないパワー、それがマイナスかプラスかわからない不安と期待をいっそう盛り立てていたっけな・・・。

後は、んーと、あ!そう!NHKドラマ「ハゲタカ」に出ていた、大森南朋(おおもり・なお)さん、武市半平太っていう役をしてたひとも、存在感あるなぁ・・・。
凄い俳優さんばっか!

そう、存在感が凄い「ひと」、ばっかり。そして皆、心の中に持っている人間の持つ激しさとたくましさをむき出しに描いている「龍馬伝」。
この大河ドラマ「龍馬伝」、私は魅かれます。


わーずいぶん書いたあ~!
読んでくれてありがとうございますっ!

どれっ!今日も夕飯だあ~。
今日はいつもの大根ツナサラダを一品作ったよ~。
メインは我が家の「豚テキ(豚肉のステーキ)」でーす。

一杯食べて今日はちゃんと「布団で」寝よう!
(昨日、茶の間でテレビ見ながら寝てたのを、母に起こされてしもーた!)


画像は、昨日礼拝の後、若いお友達が、めんこい雪だるまを作って、教会の前に並べてました。
今日は、猿倉に、スキーに行ったよ。
良い天気で、良かったなあ~。
じゃあ、お互い、良い一週間をすごしませふ。

またね~!




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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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いしこう です (いしこう)
2010-01-11 18:55:15
こんばんは、シズコさん^^
シズコさんは歴史もご興味が
あるのですね☆
私は歴史はぜんぜんダメです♪
今日もブログを読まさせて
いただきました^^
返信する
いしこうさん (シズコ)
2010-01-11 21:23:10
こんばんは。今日もありがとうございます。
私は歴史、好きですよ。特に高校は世界史専攻だったので、実は恥ずかしながら、日本人なのに、日本史はほぼ全滅です。(涙)
漫画「世界の歴史」「中国の歴史」は買い揃え飛ばし読みましたが、歴史は漫画でも難しいです。でもとても面白いです。うん、好きですね。だって人間ドラマですもの・・・・。
日本の歴史も、少し漫画を買って読みましたが、世界史より更に難しいです。それはやはり、頭の柔らかい10代で好きになって学んだ土台があるからかな~と思います。特に中国史の清朝時代は大学時代に映画「ラスト・エンペラー」「西太后」を見てから、はまりました。
あの時代は、興味深いです。そして19歳の時、紫禁城、今の故宮博物館や、万里の頂上に実際に行かせてもらった体験は大きかったような気がいたします。
中国は、日本とスケールが、全く違う。
土地の広さだけを見てもそう思いました。
長い長いブログを読んで頂き、コメントをくださるいしこうさんに感謝申し上げます。

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