皆さん こんにちは 今日は麺にまつわるお話をひとつ。
私は２１歳の頃 訳あってアメリカはカリフォルニア州に潜伏していたのです。まだ若かったので食事の殆どを安いハンバーガーでまかなっていたのですが たまーに和食や中華が食べたくなるのです
。潜伏中ですから派手な動きはできませんが、ある日思いきって 見るからにヤバそうな中華料理屋
に入ったのです。もちろんメニューは中国語ですからどんな料理があるのか見当もつきません。ただ、 麺 これは分かりました。(やったーー 大好きなラーメンが食える
) １０種類ほどある麺料理の中から適当に選んで注文しました。すると３分ほどでメキシコ人であろうお姉さんがお皿を持ってやって来ました。(うわー 早えーー ラーメン ラーメン
)・・・・・・・しかし、やってきたのは
・・・・・・・・スープの入っていない 平らな器に盛られた、ミートソーススパゲティーの親戚みたいな奴だったのです
。しかも上にのっている物が真っ黒
これは一体なんだ おそるおそる口に運ぶと な、な、なんと オニオン
玉ねぎ炒めたやつじゃん これ
なぜこのような物をメニューにお載せになるのか 到底理解できませんでした。しかもよく見ると２席隣のおばちゃんは、それをおいしそうに頬張っているのです。
つくづく世界は広いなーと思ったものです。そして、「おいやったら もっと旨いものつくいがなっど。鹿児島に帰って料理人になろう
」 そう 私の原点はアメリカにあったのです。
若者諸君 世界は本当に広いのだよ
コラム「おやじのつぼ」VＯＬ４でした。
