ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

日本の伝統食品にもブルーアガベ

2006-10-23 01:25:05 | ブルーアガベ利用商品
これまで多くのブルーアガベ活用の海外の事例を見ているが、徐々に日本でもいくつかのところでブルーアがベガ取り上げられ始めているので、機会があるごとに紹介できるものは紹介していきたい。

日本にもカステラやパンのように南蛮文化の一環として入ってきた食文化がある。原材料などでは、サツマイモなども南蛮伝来のものと言えるが現在ではすっかりと焼酎の原材料になり日本の文化になりきったものもある。戦後は戦後で、アメリカから肉食や酪農製品がどんどんと入ってきて、吉野家の牛丼のようにもはやアメリカの牛肉と切っても切れない関係ができた食材もある。

甘味料についても、健康に関する知識が高まるにつれて、使用されるものが移り変わってきた事例もある。戦前の米騒動や戦後の食の窮乏時代を経て、現在では過食の時代に入った。バナナが贅沢とされていた時代が、今では通常のコモディティにまでなっている。もはや贅沢でもなんでもない。食品の基準は、時代の要請とともに大いに変化をするし、変化をしないものは取り残されていくことになるだろう。場合によっては、新材料の使用によって、クラシックな商品が別の時代ニーズに合致したものを作り上げていくことも考えられる。

和食は、塩と甘味の調和をうまく引き出して独特な味を出してきた伝統があるが、砂糖の入手が簡便になり、コストも下がってくるにつけ、多くのメーカーは甘さを強めてきたきらいがある。10年20年前はアメリカの菓子類は甘過ぎるというのが定評だったが、近年の若者文化の中には、甘みを求める傾向が強くなってきており、恐らく甘いと感じる差は縮まってきているといえよう。そのような食生活がタイプ2の糖尿病の発生につながっているといっても差し支えないだろう。

今日は、京都の老舗で、京都出町柳・尾崎食品のちりめんじゃこを取り上げてみたい。尾崎食品は、義経ゆかりの鞍馬寺や、東本願寺などの有名社寺ご用達のお店であり、和食文化を担っている重要な食品メーカーだ。そのメーカーは砂糖不使用を打ち出す商品を考え始めている。グリセミックス・インデクス、つまり血糖値上昇指数を抑えたブルーアガベを使ってちりめんじゃこを発売している。ブルーアガベの中立的で上品な甘さが、ちりめんじゃこの品格を下げることなく活躍し始めている。

食品は、味覚を楽しむものであり、栄養素を吸収するために食する。しかしそれだけでは今後の社会ニーズは満たしていくことはできないだろう。味覚もあり、栄養素もある上に機能的なプラス面があることが重要な時代要請になってきている。尾崎食品は、伝統的な食品に、その機能性を付加し始めているが、その伝統に機能を高めようとしている精神を大いに讃えたい。

尾崎食品

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