変える勇気と変えないこだわり。

こんにちは。あったかくなってきて、春の選抜高校野球も始まり、カープの開幕も来週に迫り、ワクワクが止まらない西岡です。

そんな中、一足先にアメリカメジャーリーグが開幕。シアトルマリナーズが日本で開幕戦を開催しました。

この開幕２連戦、第２戦でのメジャー初先発の菊池投手も注目でしたが、なんといってもやっぱりイチローです。
去年のシーズン途中にフロント入り、試合の出場はないと言われていましたが、今年に入ってまた選手登録されて、日本での開幕戦に出場しました。
オープン戦から調子がなかなか上がらず、結果はノーヒット、そして、なんとなく予感はしていましたが現役引退…。

イチローは、高校時代も有名な選手でしたが、プロ野球にはドラフト４位と大きな期待を背負っての入団ではありませんでした。入団当時オリックスの仰木監督からその才能を見出され、登録名を本名の鈴木からイチローへ変更し、振り子打法でヒットを量産して数々の記録を打ち立てました。

そして、満を持してメジャー挑戦。日本人は、ピッチャーはメジャーでも通用しても、野手は体格やパワーの違いから通用しないと、イチローの評価は高くありませんでした。
その高くない評価とは裏腹に、メジャーでの大活躍。
先日の引退試合でも、大事な公式戦の途中で、試合を中断してイチローのための時間を作ってくれるほど愛される選手になりました。

メジャーで活躍するために、メジャーの速い球に対応するため日本でヒットを量産した振り子打法をあっさりと捨て、メジャー仕様の打撃フォームでヒットを量産しました。
その代わり、試合前の食事の時間、就寝時間、起床時間を試合の時間から逆算して毎日ストイックに試合に向けた調整をしていたそうです。また、グローブ、バット、スパイクはずっと同じものを使用して、とても大事に使用していました。通常、バッターが打った際にバットを投げて１塁へ走りますが、イチローは打ったバットを投げることなく、置くようにして走りだします。また、感情的になってグローブをベンチに投げつけてしまったことがあったそうですが、グローブを作ってくれた方に粗末にしてすいませんでしたと謝罪をしたこともあるそうです。

変える勇気と変えないこだわり。

成功してきたものを変えるのは怖いし、勇気が必要です。でも同じことを続けていても成長はない。
自分が決めたことを貫く強さ。

やっぱり一流の選手は、なるべくしてなるんだなぁとあらためて実感しました。

きっとまた日本の野球の発展のために活躍してもらえると思います。
ＷＢＣ日本代表監督なんかになってくれたら、興奮します！

イチロー選手、お疲れ様でした。