おはようございます。スポーツの初冬、カープ会澤翼選手、野村投手のカープ残留で盛り上がり、ラグビーワールドカップで盛り上がり、野球侍ジャパンのプレミア12で盛り上がってる西岡です。
そんな盛り上がりの中、前回ブログの予告とおり、今月最大のイベント、11月7日ボクシングWBSS決勝井上尚弥対ドネア戦、西岡おそらく今年一番の盛り上がりっぷりを報告します。
以前のブログでも熱く語りましたが、我らが井上尚弥選手は日本が誇る最強のモンスターです。(詳しく書くと止まらなくなるのでやめときます)
対するドネア選手は、井上選手も憧れたレジェンド、5階級を制覇した実力は本物で、36歳になったとはいえ、強烈な左フックは健在です。
戦前の予想は、若くて勢いのある井上選手が圧倒的に有利。この決勝も井上選手の早いラウンドでのKO勝利が大方の予想でした。僕もそう予想していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/9c/3c96622f1e35f56ff3a6f44dbaede42d.jpg)
ここまでドキドキするボクシングの試合は久しぶりです。ただし、この試合のために準決勝以降もWOWOWの契約を継続してたにもかかわらず、まさかの地上波生中継は完全に想定外でしたが…。
(僕はボクシングド素人ですが感じたことを書きます。変なこと書いてたり違ってたらすいません。)
1ラウンドからお互いの得意のパンチを出し合う積極的な展開。僕の予想はドネア選手は序盤はあまり前に出てこないと思ってたのですが、どんどん前にプレッシャーをかけてきます。一方の井上選手も調子が良さそうな感じがします。
2ラウンド、注意してたドネア選手の左フックが井上選手の右目にクリーンヒット。井上選手のボクシング人生初の右まぶた流血。試合後、井上選手のインタビューで、このパンチ以降、試合が終わるまでドネア選手が2人に見えていたそうです。パンチによる有効打のため、この流血が理由でドクターストップになった場合、ドネア選手の勝ちとなります。流血以降、井上選手は右手は右まぶたの傷口を守るため、右のガードを高くして右目を隠します。
以降、井上選手は右を出しにくくなり、時折強烈なパンチは出ますが、いつものプレッシャーはかけられなかった印象。
お互いパンチを受けながらも、打ち返す一進一退が続いた9ラウンド、ドネア選手の右ストレートを井上選手がもろに被弾。井上選手の足がふらつき、クリンチで何とか逃れる。クリンチをする右まぶたからは流血、鼻血も出てる井上選手、こんな井上選手初めてみました。
11ラウンド、井上選手の左ボディがドネア選手に炸裂。ドネア選手ダウン。それでもなんとか立ち上がりますが、ここからは井上選手の一方的な展開になるかと思いきや、ドネア選手もどんどん前に出てまだまだ強烈な左フックは健在。井上選手もそれを警戒してなかなか前に出れず、試合を終わらせることができず。
12ラウンドも逃げることなく打ち合い、お互い最後まで倒れることなく試合終了。
リスペクトしあう二人は試合終了後に抱擁。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/a0/481a9ece8be1ee6d5dcfe0a5cd6a0369.jpg)
判定の結果は、3対0で井上選手の勝利。WBSS優勝。
判定結果は3対0と圧勝ですが、内容はギリギリだったと思います。
12ラウンドフルに戦っての判定の試合は、後半は疲れてクリンチクリンチで時間稼ぎする試合も多いのですが、この試合はお互い反則もなくクリーンな紳士的な戦いだったように思います。僕の中で判定の試合でここまで興奮したのは辰吉丈一郎対薬師寺保栄戦以来です。
11月9日、WOWOWで再放送がありました。せっかくWOWOW契約してるのでもう一回試合を見ようと思いました。さすがWOWOW、伊達に有料にしてないです。この再放送を井上選手をゲストに放送しました。試合中、井上選手がどのような気持ち、どのような判断で試合をこなしていたか、とても興味深かったです。
まず、2ラウンドでまぶたを負傷して流血したシーン。井上選手は試合後の診断で右眼窩底骨折。以降、右目がずれて焦点があわず、ドネア選手が2人に見えたとのこと。この瞬間、井上選手はKO勝利をあきらめて、有効打を当てることによる判定勝ち狙いに切り変えたそうです。また、右目を隠すほど高く上げたガードについては、僕は傷口を守るためのガードと思っていましたが、右目を隠して見えなくすることで正常な左目だけで見て距離感を測るためだったそうです。また、この右のガードについて、以前ドネア選手がリゴンドー選手と対戦した際に、ドネア選手が同じく右目を負傷して右のガードを高く上げて戦ったことを思い出し、むやみに右のガードを上げて戦うと右目の異変に気づかれる可能性があったので、要所要所でしかガードを上げず、ドネア選手に悟られないように距離を測って戦っていたそうです。WBSS決勝、相手がレジェンドドネア選手というプレッシャー、人生初の負傷、流血、そんな中でも今の状況と対策を冷静に判断して戦っていたことにびっくりしました。
また6ラウンド終了後にセコンドと、ポイントはリードできているであろうと確認し、7、8、9ラウンドは体力の温存(回復)のため捨てよう。残りの10、11、12ラウンドで勝負をかけると決めたそうです。
有限実行、体力を温存して11ラウンドにダウンを奪って勝利。
まさにプラン通りの内容でした。
それでも敗れはしましたが、さすがはレジェンドドネア選手。戦前の予想を大きく覆す戦い。強敵でした。
試合前から相手を威嚇したり、挑発したりすることも少なくない中、最初から最後まで紳士的な対応でとてもカッコよく、この素晴らしい試合はドネア選手が相手だったからこそ成しえたことだと思います。
そんな強敵を相手に、試合中にもトラブルがあった中、勝利した井上尚弥選手。
バンタム級にはあと2つベルトがあります。
WBSS決勝の前座で行われた尚弥選手の弟を倒してWBCチャンピオンになったウーバーリ選手。
WBSS準決勝をけがのため欠場した世界戦最短11秒でKO勝利記録を持つWBOチャンピオン、テテ選手。
井上尚弥選手は強い相手と戦いたいと常々話しているので、この二人が次の試合の相手になる可能性は高いと思います。
ドネア戦は3試合分くらいの経験ができたと話していた井上選手、相手が誰であろうと、また今回のような素晴らしい戦いを見せてくれると思います。
男が惚れる男、井上選手、頑張れ!!
ドネア戦の勝利で、大手プロモーターと契約してアメリカで2試合する予定とのこと。そうなると間違いなく地上波での放送はなく、WOWOWでの中継と思われるため、妻に稟議を上げ承認を得たので無事僕もWOWOW契約の継続ができそうなので一安心です。
井上選手が試合をしている裏番組で野球侍ジャパンの試合、台湾戦が中継されてて、ボクシングのインターバル中にちょいちょい野球も見てたのですが、もし僕が野球うまくて侍ジャパンの試合に出てたら、井上選手の試合生で見れなかったんだなぁ。野球ヘタクソで良かったなと本気で胸を撫でおろした西岡でした。
そんな盛り上がりの中、前回ブログの予告とおり、今月最大のイベント、11月7日ボクシングWBSS決勝井上尚弥対ドネア戦、西岡おそらく今年一番の盛り上がりっぷりを報告します。
以前のブログでも熱く語りましたが、我らが井上尚弥選手は日本が誇る最強のモンスターです。(詳しく書くと止まらなくなるのでやめときます)
対するドネア選手は、井上選手も憧れたレジェンド、5階級を制覇した実力は本物で、36歳になったとはいえ、強烈な左フックは健在です。
戦前の予想は、若くて勢いのある井上選手が圧倒的に有利。この決勝も井上選手の早いラウンドでのKO勝利が大方の予想でした。僕もそう予想していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/9c/3c96622f1e35f56ff3a6f44dbaede42d.jpg)
ここまでドキドキするボクシングの試合は久しぶりです。ただし、この試合のために準決勝以降もWOWOWの契約を継続してたにもかかわらず、まさかの地上波生中継は完全に想定外でしたが…。
(僕はボクシングド素人ですが感じたことを書きます。変なこと書いてたり違ってたらすいません。)
1ラウンドからお互いの得意のパンチを出し合う積極的な展開。僕の予想はドネア選手は序盤はあまり前に出てこないと思ってたのですが、どんどん前にプレッシャーをかけてきます。一方の井上選手も調子が良さそうな感じがします。
2ラウンド、注意してたドネア選手の左フックが井上選手の右目にクリーンヒット。井上選手のボクシング人生初の右まぶた流血。試合後、井上選手のインタビューで、このパンチ以降、試合が終わるまでドネア選手が2人に見えていたそうです。パンチによる有効打のため、この流血が理由でドクターストップになった場合、ドネア選手の勝ちとなります。流血以降、井上選手は右手は右まぶたの傷口を守るため、右のガードを高くして右目を隠します。
以降、井上選手は右を出しにくくなり、時折強烈なパンチは出ますが、いつものプレッシャーはかけられなかった印象。
お互いパンチを受けながらも、打ち返す一進一退が続いた9ラウンド、ドネア選手の右ストレートを井上選手がもろに被弾。井上選手の足がふらつき、クリンチで何とか逃れる。クリンチをする右まぶたからは流血、鼻血も出てる井上選手、こんな井上選手初めてみました。
11ラウンド、井上選手の左ボディがドネア選手に炸裂。ドネア選手ダウン。それでもなんとか立ち上がりますが、ここからは井上選手の一方的な展開になるかと思いきや、ドネア選手もどんどん前に出てまだまだ強烈な左フックは健在。井上選手もそれを警戒してなかなか前に出れず、試合を終わらせることができず。
12ラウンドも逃げることなく打ち合い、お互い最後まで倒れることなく試合終了。
リスペクトしあう二人は試合終了後に抱擁。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/a0/481a9ece8be1ee6d5dcfe0a5cd6a0369.jpg)
判定の結果は、3対0で井上選手の勝利。WBSS優勝。
判定結果は3対0と圧勝ですが、内容はギリギリだったと思います。
12ラウンドフルに戦っての判定の試合は、後半は疲れてクリンチクリンチで時間稼ぎする試合も多いのですが、この試合はお互い反則もなくクリーンな紳士的な戦いだったように思います。僕の中で判定の試合でここまで興奮したのは辰吉丈一郎対薬師寺保栄戦以来です。
11月9日、WOWOWで再放送がありました。せっかくWOWOW契約してるのでもう一回試合を見ようと思いました。さすがWOWOW、伊達に有料にしてないです。この再放送を井上選手をゲストに放送しました。試合中、井上選手がどのような気持ち、どのような判断で試合をこなしていたか、とても興味深かったです。
まず、2ラウンドでまぶたを負傷して流血したシーン。井上選手は試合後の診断で右眼窩底骨折。以降、右目がずれて焦点があわず、ドネア選手が2人に見えたとのこと。この瞬間、井上選手はKO勝利をあきらめて、有効打を当てることによる判定勝ち狙いに切り変えたそうです。また、右目を隠すほど高く上げたガードについては、僕は傷口を守るためのガードと思っていましたが、右目を隠して見えなくすることで正常な左目だけで見て距離感を測るためだったそうです。また、この右のガードについて、以前ドネア選手がリゴンドー選手と対戦した際に、ドネア選手が同じく右目を負傷して右のガードを高く上げて戦ったことを思い出し、むやみに右のガードを上げて戦うと右目の異変に気づかれる可能性があったので、要所要所でしかガードを上げず、ドネア選手に悟られないように距離を測って戦っていたそうです。WBSS決勝、相手がレジェンドドネア選手というプレッシャー、人生初の負傷、流血、そんな中でも今の状況と対策を冷静に判断して戦っていたことにびっくりしました。
また6ラウンド終了後にセコンドと、ポイントはリードできているであろうと確認し、7、8、9ラウンドは体力の温存(回復)のため捨てよう。残りの10、11、12ラウンドで勝負をかけると決めたそうです。
有限実行、体力を温存して11ラウンドにダウンを奪って勝利。
まさにプラン通りの内容でした。
それでも敗れはしましたが、さすがはレジェンドドネア選手。戦前の予想を大きく覆す戦い。強敵でした。
試合前から相手を威嚇したり、挑発したりすることも少なくない中、最初から最後まで紳士的な対応でとてもカッコよく、この素晴らしい試合はドネア選手が相手だったからこそ成しえたことだと思います。
そんな強敵を相手に、試合中にもトラブルがあった中、勝利した井上尚弥選手。
バンタム級にはあと2つベルトがあります。
WBSS決勝の前座で行われた尚弥選手の弟を倒してWBCチャンピオンになったウーバーリ選手。
WBSS準決勝をけがのため欠場した世界戦最短11秒でKO勝利記録を持つWBOチャンピオン、テテ選手。
井上尚弥選手は強い相手と戦いたいと常々話しているので、この二人が次の試合の相手になる可能性は高いと思います。
ドネア戦は3試合分くらいの経験ができたと話していた井上選手、相手が誰であろうと、また今回のような素晴らしい戦いを見せてくれると思います。
男が惚れる男、井上選手、頑張れ!!
ドネア戦の勝利で、大手プロモーターと契約してアメリカで2試合する予定とのこと。そうなると間違いなく地上波での放送はなく、WOWOWでの中継と思われるため、妻に稟議を上げ承認を得たので無事僕もWOWOW契約の継続ができそうなので一安心です。
井上選手が試合をしている裏番組で野球侍ジャパンの試合、台湾戦が中継されてて、ボクシングのインターバル中にちょいちょい野球も見てたのですが、もし僕が野球うまくて侍ジャパンの試合に出てたら、井上選手の試合生で見れなかったんだなぁ。野球ヘタクソで良かったなと本気で胸を撫でおろした西岡でした。