じめじめとした6月に入ると鴨足草(ゆきのした)・十薬(ドクダミ)の花が白く美しい。鴨足草、雪の下(ゆきのした)は、花が鴨の足に似ているところから来ているとのこと。白い小さな五弁花が密集して咲くさまは日の当たらない場所を明るくしてくれる。「夕焼けは映らず白きゆきのした」 渡辺水巴 (あたりの夕映えの中で鴨足草が咲いているところだけが白く浮び上がって見える。) 十薬(ドクダミ)は強い匂いを発して疎まれるが梅雨時の花、白い十字が群れるさまは薄闇のなかでも浮いてみえる。「十薬(ドクダミ)の匂いに慣れて島の道」 稲畑汀子 (一面の十薬(ドクダミ)の中を貫く白い砂の道)(日本の歳時記より) きょうの天気予報の中で五月雨の解説をしていた。間もなく梅雨入りになるのでしょう。
<蹲脇の雪ノ下 9:47>
<鴨の足の花 10:04>
<十薬(どくだみ) 9:58>
<白い十字の花 10:01>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます