今からウン十年前の学生の頃、新星堂でこのアルバムを購入した事を思い出す。
(確か、国内盤はマイルスト-ンレーベルで緑レーベルだった)
僕の初めて聴いたモンクがこのアルバムで、その当時はビリー・ジョエルのストレンジャーが深夜ラジオからよく流れており冒頭の口笛がイイナーと思っている普通の若者であり、モンクの独特の間合いや異様な雰囲気に、なんか変なピアノで陰気な音楽だなぁと感じるのは仕方無いことだと思っている。
だが年経つごとにモンクにハマり、ウン十年経った今でも毎年必ずこのアルバムを聴くことになるとは、あの頃は想像出来なかった。
しかし、何が好いのだろう。
簡単に口で説明出来たら既に飽きているのだろうし、未だに分からない。
どれも曲が好く、どれをとっても唯一無二のモンクの世界がある。
モンクが亡くなった後、このモンク・ワールドに誰も辿り着けていないと思っている。
兎に角、聴いてもらうしかない。一度で無く、二度、三度・・・繰り返し聴いて頂きたい。
それに耐えうる力があると思っている。
僕は今でもモンクを聴くと、精神的な部分に光が差し込む。
B1<I Should Care>を。
僕もソロが一番ですね。ラジオやお店の有線で流れて来ても直ぐにモンクだと分る個性は、誰も真似できないものなのか、それとも真似する人がいないのか、わかりませんが、唯一無二の存在です。
しかし、40年近く聴き続けていても飽きないものですね。