JAZZIN'

新たなジャズと出会うキッカケとなれば幸いです。

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Sun Ra/Space in the place

2007-10-28 16:14:03 | piano


いままで聴かなければと思いつつ手を出すことが無かったサン・ラのアルバムを初購入した。
ドルフィー、オーネット、アイラー、アート・アンサンブル・オブ・シカゴへと聴き進んだのだが、そこで停滞し
20
年経ってやっとサン・ラへ到達した。

まず最初は初期のトラジション盤をと思い探したのだが見つからず、何となく馴染みのあるインパルス・レーベルの本盤(CD
です)を購入。

1曲目は、冒頭から電子音炸裂し、バリトンサックスとベースによるリフ(カッコいい)と女性コーラスが「Space in the place
」と繰り返し歌う中、フリーキーなサックス、バスクラ、ボーカルが飛び出してくる。混沌とした音の闇鍋状態なのだが、これが結構気持ち良い。

3
曲目は物悲しいテーマの曲で、サン・ラのキーボードとトランペットがソロをとるがどちらもフリーキーさや変態性は薄く、暗黒系ではあるがとても繊細なよい曲。


この頃人気のあるSun Ra
であるが、本盤を聴いてその人気も肯ける。

何だかサン・ラ毒に侵されてしまったようだが、やはり綺麗なだけな音楽だけで無く、毒素のある音楽も必要なのだ。

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Lester Young/The President

2007-10-27 20:13:08 | sax


暖かいレスターヤングのテナーを聴いていると、なんだかとても優しい気分になってしまいます。

秋晴れの昼休みにエンジンを切った車中で昼寝をしているときに感じた幸福感と同じかもしれません。この頃早朝は結構冷え込むのですが、昼になると窓を閉め切った車中は陽射しで暖かく、その中でウツラ、ウツラと昼寝していたのです。そのような浅い眠りはホント気持ちいいですよね。でも、起きたときの気分は最悪で、その後の仕事が非常に辛いのですが。。。

レスターのテナーは恰幅のよい音で、“大統領”と呼ばれていたのも判るような気がします。我が国なら“総理”というよりも“社長”ですかね。

本盤はワンホーン・アルバムで、A面はレスター+オスカーピーターソン・カルテット、B面がレスター+ジョンルイス・トリオです。
ともに録音が良く、伴奏陣も控えめな演奏ですのでレスターのテナーが思う存分満喫できます。プレジデント・レスターを前にした伴奏の所為なのかわかりませんがの、あのオスカーピーターソンも控え目です。

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Zoot Sims/ Zoot Sims in paris

2007-10-21 17:35:56 | sax


196112月、パリのBlue noteでのライブ盤。

粋なアンリ・ルノー(p)トリオをバックにズートは何とも楽しげに吹いており、そのふくよかで暖かみのあるテナーを聴いているととても幸せな気分になる。
私が口笛を吹いている時のように、きっと吹いているズートも楽しくって仕方なかったのだろう。
深い闇夜を陸上選手のように全力疾走するコルトレーンも大好きなのだが、夕暮れに街路樹を観ながらゆっりと歩いてるようなズートもいいんだよな。

好きな曲を選ぼうと思い再聴したのだがどの曲も良く駄曲無し。

所有盤はサックスラベルの米United Artists盤。Dead Waxに「Bell Sound」の刻印有り。オリジナル盤か否かは判りませんが、音は結構良くズートのテナーが厚く前へ前へと迫り出してきます。

 

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Pinky Winters/Lonely One

2007-10-15 23:35:53 | vocal





どうも寒くなるとボーカル盤に手が伸びてしまう。

今日は帰宅すると何故かマイルスのESP(特にアジテーションがお気に入り)が聴きたくなりAB面通して聴き、その後に本盤に手が伸びてしまった。

何時切れるか判らぬ張り詰めた糸を見ているような緊張感を感じるマイルスの演奏を聴いた後に本盤を聴くと、
Pinky Wintersの歌から醸し出される暖かさは格別で、至福な夜がやってくるのです。「ピンキー・ウィンターズ」とカタカナ表記してしまうと何処か下品な雰囲気が漂うのだがそのような事は無く、その歌声から、きっと華奢な体つきでどこか親しみやすさのある人なのだろうなぁ、と想像してしまう。

バックも申し分なく、チコハミルトン(
ds)、ジェラルド・ウィギンス(p)、ジム・ウルフ(b)、ハワード・ロバーツ(g)のカルテット。

1枚目のジャケット写真はFRESHSOUND盤で、2枚目はMM ENTERPRISE盤(確か国内盤の筈)。聞き比べると若干の音の違いが有り、MMのほうが音が良いと思うがPinkyの声がクリーミーに聴こえるFS盤も捨てがたいか。

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Helen Carr/Why do I love you

2007-10-13 23:11:53 | vocal


10月に入り肌寒くなり、イチョウ並木を歩けば銀杏の匂いがするこの季節にピッタリなアルバムです。

キャッピー・ルイス(
tp)、ハワード・ロバーツ(g)、レッド・ミッチェル(b)の変わった編成のトリオをバックに色っぽく歌うヘレン・カー(vo)。甘い声なのですがベタベタした甘さでは無く、氷砂糖のようなサラリとした後味のよい甘さなのです。

「私の歌どうだった?良かったでしょ。」といった押し付けがましさを感じる歌い方では無く、「私の好きな曲を歌うからよかったら聴いていてね。」という感じの歌い方です。


ジャケットには黄色い文字が書かれていてオリジナルジャケットと違うのは何故?、と思い「ジャズ批評 決定版ベツレヘム・ブック」を調べていたら、その疑問が氷解しました。
174ページ「別ジャケット展」に記載されているアルバム同様、別ジャケットのようです。

黄色の文字を指で撫でると僅かに盛り上がっていることから、コーティングジャケットの上に後から印字したようです。この文字はどう見ても無いほうが良いですよね。ジッポオイルで擦れば落ちそうですが失敗するのが怖いので止めておきます。

なお、盤はオリジナルで音は良いと思います。


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Lucky Thompson/The Lucky Thompson Quintet

2007-10-08 19:38:21 | sax


いつも行くJazz喫茶に行ったが残念ながら休みであり、Coffeeが飲みたいがドトールでは味気無いので、Classic喫茶に行くことにした。
スピーカーにSonus Faber、CDプレーヤー及びアンプにAccuphaseを使用し、蛍光灯の明るい照明、絵画の架かった白い壁の清潔感ある喫茶店で、控えめな音量でオペラが鳴っていた。クラシックが嫌いという訳では無いのだが何だか居心地悪くコーヒーを飲み直ぐ出て来てしまった。

その後帰宅し本盤を聴いたのだが、やはり白熱灯の灯る黄色っぽい部屋で渋いトンプソンのテナーが前へ前へと迫り出して来る本盤を聴くのが私には似合っているようだ。無性にバーボンが飲みたくなるのが悪いところ(?)であるのだが。。。

本盤のオリジナルは仏Ducretet-Thomson盤であるが、所有盤は英LONDONの10inch盤。ジャケットもお気に入りであり、若干Emmet Berryのトランペットが歪んでいるがトンプソンのテナーは分厚い音で結構良い音である。

下の写真は仏Ducretet-ThomsonのEP盤で有り、本盤と音の差は余り無いと思う。あとZoot Simsの英LONDON盤も欲しいのだが結構高価なので躊躇してしまうが無理してでも入手したいと思っている。

なお、Sonus Faberは上手く鳴らせば肌触りのよい絹のようなバイオリンの音が聴けるはずなので、大好きなギドン・クレーメルのパルティータが素晴らしい音で聴ける日が来るかもしれないし、そうなるように期待して時々通わなければならないと思っている。


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Beverly Kenney/Lonely and Blue

2007-10-06 08:41:13 | vocal


最愛の歌手、ビヴァリー・ケニー。

本作は1952年頃の録音らしく、20歳前後の若々しいケニーの歌声が聴けます。
日本中のボーカルファンに愛されているケニーですから、私如きが今更何も言うことはありませんが、ケニーの淡いブルーな唄声には何物にも替え難い魅力を感じます。

昨年、未発表作「Snuggled on your shoulder」が発売され狂喜乱舞していたのですが、今年もシナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン(SSJ)様が新たな作品を発売して下さりました。
今回は未発表作では無くトランスクリプションからのCD化ですが、オリジナルのSESAC盤は希少盤でつい最近のオークションで20,000円を超えていましたので、本作の発売は嬉しいですね。

なお、私はケニーの唄が聴けるだけで幸せなので余り気になりませんが、本作はマスター音源に起因するノイズ・歪みがあります。
Decca盤3枚、Roost盤3枚、前記SSJ盤1枚を所有していない方はその7枚を購入後に購入されることをお薦めします。

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