JAZZIN'

新たなジャズと出会うキッカケとなれば幸いです。

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Gene Ammons/Blue Gene

2009-03-22 19:50:57 | sax


Gene Ammons(ts)のプレスティジ オール スター セッション盤。
収録されている全4曲ともMal Waldron(p)が作曲している。Ray Barretto(conga)のコンガ入りの所為もあってか、どの曲も黒さとブルージーさが充満した演奏となっている。

特にアモンズのテナーが好きな訳ではないが、ジャケットの良さに惹かれるのとマル・ウォルドロンが作曲したマイナーなバラード曲B2HIP TIP>が聴きたくて、ついつい棚から抜き出し聴いてしまう。

マルの作曲した<レフトアローン>の曲調と似ていて、冒頭から哀感に満ちたアモンズのテナーの咆哮から始まり、続くソロでも他の曲と違い、抑え気味に一音一音に哀しみを込めて吹く。この手の曲は得意中の得意であるMal Waldron(p)のソロも壺に嵌っておりIdrees Suliman(tp),Pepper Adams(bs)のソロも哀感溢れる好いソロをとっている。

本盤だけで無く1950年代に録音されたアルバムには、この頃人気のある明るく陽気なヨーロッパ系ハードバップ盤では感じることが出来ないものが確実にあり、それに惹きつけられてしまうのだ。

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Red Garland/When there are grey skies

2009-03-15 18:54:11 | piano


Red Garland(p),Wendell Marshall(b),Chalie Persip(ds)のピアノトリオ盤。

疲れているのだがコーヒーを飲み過ぎて眠れぬ深夜12時過ぎ、ボリュームを落として本盤を聴くと至福な夜がやってくる。

A1Sonny boy>、B2Nobody Knows the troble I see>での一音一音を慈しむガーランドのピアノは、極力音数を減らし自ら音の余韻を楽しんでいるかのようであり、しかもその音は確実に聴いている私に優しく浸透してくるのだ。
その響きの美しさは格別であり、オルゴールにしたいと思う程とても安らぐ。

静まり返った部屋にガーランドが弾くピアノに満ちる夜があるならば明日も頑張ろう、と思わせる力がある。

しかし、本盤はA3の<セントジェームス病院>が有名であるが、深夜に聴くのはちょっと切ない。

ヴァンゲルダーのピアノ録音は評判が悪いが、本盤における硬くて芯があるピアノ音は好いと思っている。

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Bill Evans/Jazzhouse,Portrait in jazz

2009-03-01 11:24:46 | piano

196911月、ビルエバンス(p),エディ・ゴメス(b),マーティモレル(ds)によるコペンハーゲンでのライブ盤。

オリジナルジャケットは飛行機から降りるメンバーの写真なのですが、この国内盤のジャケットが欲しくて購入。

よく見ると、思案顔のエバンスがくわえる煙草から立上る紫煙がジャケット上部に写っており、この部分をトリミングせず残したところに製作者のセンスの良さが光ります。

How my heart sings, Polka dots and moonbeams>などの馴染みのある曲を弾いており、全曲とも急テンポで音数がやたらと多く、エバンス弾くピアノの余韻や青白い炎が好きな方には向かないアルバムです。私は凛々しいエバンスも嫌いでは無いので本盤は本盤で良いのですが、ゴメスのソロがベースという楽器の機能紹介のような感じが苦手です。

両面聴いた後、名盤「Portrait in jazz」に収録されている急テンポの<Autumn leaves>との疾走感の違いが知りたくなり聴いてみました。速度は「Jazzhouse」が2倍速く感じられますが、トリオ全体での濃さと重量感が桁違いで、両面とも聴き通してしまいました。



このアルバムは何度も買い直しましたが、結論として小レーベルUS盤「RLP12-315」がベストであると思っています。
所有したことがある中で順序をつけてみると、以下の通りとなります。
①小レーベルUS盤「RLP12-315」> ②DIW国内盤LP 小鉄徹工房 円盤新世紀
>③大レーベルUS盤「RM315」、CDXrcd盤)、ビクター国内盤LP

Blue in green」でのエバンスのピアノから香り立ってくる余韻の美しさが違います。違うといっても、インスタントコーヒーと豆から挽いたコーヒーの味の違いくらいです。私は大枚払う価値は有ると思いますが、、、

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