Art Ensemble of Chicago/people in sorrow 2008-08-17 19:56:25 | その他 アート・アンサンブル・オブ・シカゴの1969年に録音された名盤。A面とB面とで1曲の組曲に仕上げられたアルバムで、Lester Bowieのトランペット、Joseph Jarman,Roscoe Mitchellのサックス、フルート等、Malachi Favorsのベース、彩り豊かな各種パーカッション、叫び声、唸り声等が秩序無く自由に奏でられているのですが、全体として統一感があり、その演奏は深い悲しみ(sorrow)に覆われています。前衛絵画の良さが言葉で説明しづらいのと同様で何処が良いのと言われても困るのですが、強いて言えば、静謐でモノクロームな空気感に魅せれています。良い意味で冷気が漂い温度が5℃下がるように感じられるため夏になると手が伸びやすいアルバムです。しかし、アート・アンサンブル・オブ・シカゴのようなグループが今後出現するとは思えませんが、過去の遺産となるのは惜しい気がします。 #音楽(レビュー感想) « 武田和命/Live at 柳川「フ... | トップ | Bill Evans/How My Heart Sings »
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