社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月14日(木) 4年振りの映画館。

2023年09月16日 08時02分07秒 | 2023年

 6時半起床。

 朝食は、先日パントラックで久しぶりに買ったぶどうパン。

 妻と娘を見送ってから、身支度を整えて家を出る。

 普段とは反対方面のホームに上る。今日は夏季休暇である。

 8:15発のこだま707号に乗り、小田原へ。

 駅前の大型マンションの建設が順調に進んでいる。この地域では破格の高値で販売されているが、それでもガンガン売れているそうだ。

 こんなところでビックボスにお会いするとは。来季も是非よろしくお願いいたします。

 東海道線で横浜方面へ折り返す。

 お隣の鴨宮駅で下車し、20分ほど歩いて巨大ショッピングモール「ダイナシティ」に到着。アメリカのモールくらい大きい。

 その一角にある「TOHOシネマズ小田原」へ。久しぶりの映画館である。確か『宮本から君へ』(2019年9月公開)以来だから、4年振りである。

 9月8日(金)から公開が始まった『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』を観る。

 序盤のコメディタッチが嘘のような悲しいクライマックス。文字通りボロボロ涙をこぼしながら観る。そして、最後の「Get Wild」のイントロで再び涙が溢れ出し、そのままエンドロールまで止まらなかった。憎むべき悪人がいるのではなく、それぞれの正義と生き様がぶつかり合う切なさが全身を駆け巡っていた。

 素晴らしい映画だった。観に来て良かった。

 ダイナシティから国府津駅行きのバスに乗る。

 途中の親木橋停留所で小田原駅行きに乗り換える。

 酒匂川を渡る。目的地までもう少し。

 新宿停留所で下車。「新宿」と書いて「しんしゅく」と読む。

 かまぼこ通りを渡る。

 山上蒲鉾店直営のレストラン「CAFE&RESTAURANT やまじょう」へ。

 およそ2ヶ月振りの訪問である。

 ちょうどお昼時ということで、良い感じに賑わっている。

 注文を済ませ、窓から相模湾を眺める。

 自家製梅シロップで作った梅サイダーで喉を潤す。中に入っている大きな梅の甘露煮も美味しい。

 「やまじょうワンプレート」を頂く。

 山上蒲鉾さんの練り物と地元・小田原の食材を少しずつ楽しめる。小田原蒲鉾(板蒲)はもちろん、いわしのつみれを使ったラタトゥイユやスパニッシュオムレツなど、練り製品の新しい可能性を感じさせてくれる逸品がひしめき合っていた。セットのスープ(つみれの和風スープ)は相変わらず出汁の旨みがよく出ていたし、一見地味に感じられるおにぎりがとても美味しかったのも印象的だった。

 レストランは山上蒲鉾店本社・工場の裏手にある。

 様々なデザインの営業車を眺めながら、本社の売店へ回る。

 これが本社屋。仕事で伺っていた頃は、ここの2階で打ち合わせをしていた。

 王道の板付き蒲鉾やいわしのつみれ、しんじょう、さつま揚げなどを購入する。

 さば蒲鉾も追加で購入。この商品の開発には私も少しだけ関わらせて頂いた。もちろん技術的なことはど素人なので、事業計画の策定などをお手伝いしただけだが、そのおかげでこの商品がいかに画期的なものかはよくわかっている。

 小田原駅まで歩いて戻り、13:44発のこだま718号で帰途につく。

 14時過ぎに帰宅し、シャワーを浴びてから少しお昼寝。やはり、日焼けをすると体力を消耗する。

 夕方からは少しお仕事。早めに対応したほうがいい相談がいくつか入っていたので、書類を確認し、電話やメールで連絡をする。

 保育園へ娘をお迎えに行く。自転車で走りながら自然と「Get Wild」を口ずさんでいる。

 映画館で頂いた北条司先生のイラストボードを娘にプレゼントし、塗り絵として活用させて頂く。

 まだ途中だそうだが、なかなか斬新な色使いである。ちなみに、娘は香(右下)が一番好きだそうだ。

 入浴と洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。歯磨き中にふざけていて歯ブラシが飛んでしまい、「次こうならないようにするにはどうしたらいいか考えて」と注意したら、心を閉ざされてしまった。

 夕食は、豚の生姜焼きと山上蒲鉾店の手作りしんじょう。

 しんじょうとは、魚のすり身に山芋など(この商品の場合はキャッサバ芋)を混ぜて作ったもので、板付き蒲鉾に比べるとふわっとした食感が特徴である。

 私はこれが蒲鉾と同じくらい好きだし、娘はこれのチーズ入りがお気に入りだ(もちろん今回も買ってある)。

 残り1日ある夏休みの使い方を考える。久しぶりの映画体験がとても良かったから、直前までどちらを観るか迷っていた『君たちはどう生きるか』を観に行くというのもいいかもしれない。

 日付が変わる頃に就寝。